貯金の基礎知識

賢いお金の貯め方~貯蓄上手な主婦から学ぶ5つのコツ~

貯金は賢くやれば意外と簡単に貯めていきます。もちろん半年で100万円・・・は難しいですが賢いお金の貯め方さえ習慣づけば節約などを意識することなく自然とお金は貯まっていきます。

ホームページやブログでは貯金上手な主婦たちがそれぞれのやり方を紹介しています。彼女達のお金の貯め方は細かい方法や手段は違うもののいくつかの共通点があることが分かりました。

大きく分けるとそのポイントは5つ。もしこれから「お金を貯めよう」とか「賢いお金の貯め方を知りたい」という人はぜひチェックして自分の貯金ライフの参考にしてください。

貯金の基本は『身の丈にあった貯め方』を心がける

賢いお金の貯め方において最も大切なのは『身の丈にあった貯め方』をすること。無理な貯金や節約をすれば短期的には成功するものの、途中で挫折する可能性が高いですからね。

上手に貯金している人達はお金を貯めるにあたってきちんと計画をもって取り組んでいます。

「毎月いくら貯金に回すのか?」
「そのためにはどこから節約すべきか?」

などをあらかじめ決めてから貯金を始めています。だから途中で挫折することもなく貯金を続けられるのです。

特に

「目的」・・・何のために貯金をするのか?
「目標」・・・いくらお金を貯めるのか?
「手段」・・・どうやって貯金するお金をねん出するのか?

の3つはあらかじめ決めてから始めてみてください。上記3つを正しく決めるポイントについては下記ページで解説しているのでぜひ参考にしてください。

挫折する人がやりがちな間違った貯め方

先ほど賢くお金を貯めるにはあらかじめ計画してから始めるのがいい・・・と言いました。しかしどれだけ計画を立てても貯金に失敗する人も少なくありません。

実は貯金の計画を立てても失敗する人には共通点があります。その共通点とは次の行動を指します。

極端な節約

貯金を途中で挫折する人の多くは節約がかなり極端な方法を考えていたりします。例えば

・毎月の食費を1万円に抑える
・遊びに一切お金を使わない

とか。もちろん食費の節約や遊びに使うお金を抑えるのはお金を貯めるうえで大切ではあるものの、極端な節約をするとどうしても生活がしんどくなって途中で諦めてしまいます。

貯金は“継続性”が大切です。

生活に負担の大きい節約は長続きしませんしお金も貯まっていかないので、極端な節約はしないようにしましょう。

毎月の貯金額が高すぎ

途中で貯金を諦める人の中には月々貯金に回すお金が多すぎるのが原因だったりします。例えば月の収入が20万円の人が毎月10万円を貯金に回すのはどう考えても無理ですよね?

月々の貯金額はどんなに多くても収入の2割以下に抑えること。

それ以上貯金に回すと普段使えるお金が少なすぎてストレスを溜めながら生活しないといけません。ストレスが溜まりそれが爆発すると散財したり家族や友人などとの関係の悪化につながります。

どうしても貯金額を増やしたいのであれば徹底した節約よりも“収入を増やす方法”を実践したほうがいいでしょう。節約にも限界があることを忘れずに。

他の主婦の節約方法をパクる

ブログなどで地震の節約法を紹介している主婦がたくさんいます。彼女達の節約法を参考にするのはいいですが、全く同じ方法で取り組むのはお勧めしません。

なぜなら、その主婦と自分とでは

・世帯収入
・家族構成や生活環境
・貯金をする目的

など違う点がたくさんあるからです。他の主婦にとって100点満点の節約法があなたにとっても100点とは限りませんからね。

マネできるところはマネて、できないところは自分なりの節約法にアレンジする・・・ということを心がけて実践すればあなたにとっての100点満点の節約法が発見できるでしょう。

貯金をスタートする前の「準備」が大切

「さあお金を貯めよう!」と思って実際に行動する前にやっておくべきことがあります。お金が貯まる行動を長く続けるための“準備”です。

貯金を上手にやっている主婦も、まずはこの準備から取り掛かっています。準備をきちんとしていれば、そこまで節約や貯金に意識を向けなくても自然とできるようになりますので、まずはお金を貯める準備から始めてみましょう。

お金を貯める準備と言っても別に何か特別なものを用意するとかではありません。

・無理なく節約に取り掛かれるためのリサーチ
・ストレスフリーで節約できる状況
・貯めたお金をすぐに使ってしまわないような環境

の3つをあらかじめ取り組んでおくとスムーズにお金が貯まっていくのでまずはこの3つから取り掛かりましょう。

具体的には以下のような行動がおすすめです。

家計簿は必ずつける

貯金や節約が上手にできている人は主婦に限らずみな家計簿をつけています。家計簿をつけていれば毎月の自身の家計の収支が確認できます。

つまり、自身のお金の使い方を振り返ることができ

「どこに無駄遣いがあるか?」
「もっと節約できる支出はないか?」

が一目でわかります。「家計簿をつけるが苦手」という人は下記ページに簡単な家計簿のつけ方を紹介しているのでそちらを参考にしてつけてみてください。

節約に取り掛かる順番を決める

生活するにあたっていろいろな支出が発生しています。これらの支出を節約することがお金を貯めるコツでもあるのですが、すべての支出を同時進行で節約しようとすると生活のリズムが狂う危険性があります。

そうならないように、節約はできるものから1つずつ実践し、慣れてきたら次の支出の節約を・・・という風に順番に取り掛かりましょう。時間はかかりますが節約に対するストレスがかかりにくいので確実に支出が抑えられるようになります。

貯金用の口座を開設する

引き落としがあったり給料が入ってくる口座にお金を貯めると実際に貯金がいくらあるか?が分かりにくいため、つい貯金を使ってしまう可能性があります。こうした事態を防ぐために貯めておくお金の保管場所は専用口座を開設してそこに毎月預けるようにするのがいいでしょう。

貯金用の口座はできれば引き出しが面倒なものがいいです。例えば普通預金口座ではなく定期預金口座にするなどすれば、簡単にお金を引き出せなくなりますからお金も貯まりやすくなります。

貯めるお金を作るための節約を心がける

貯めるためのお金を作る基本的な行動は「節約」です。特にこれまで貯金に回せるお金がない人は節約をしないとお金を貯めていけませんからね。

つまりお金を貯めるうえで節約は必要不可欠・・・と言えるでしょう。

先ほども言いましたが各支出の節約を一度にまとめて取り組むと生活習慣に支障をきたす恐れがあります。生活習慣が乱れるとかえって支出が増える可能性がありますから1つずつ確実に取り組みましょう。

実際に節約している主婦の人達が取り組んでいる各支出の節約方法についてまとめました。ご自身が節約を始める際の参考にしてください。

食費節約は献立の立て方で決まる

支出の節約において多くの人が取り組むのが食費ではないでしょうか。食費の節約をするにあたってまず大前提なのが“自炊”であり、自炊をしないと食費の節約が難しいのでもし自炊をしていないのであれば必ず自炊するようにしましょう。

さらに自炊するにあたって節約で大事なのが「効率よく食材を買えるか?」です。

例えばあらかじめ献立を立てておけば買うべき食材がハッキリするため、無駄な食材を買うこともないですし、買い忘れて買い物の回数が増えることもありません。献立を立てる具体的なポイントについては下記ページで紹介しているので『献立を立てるのが苦手・・・』という人はぜひ参考にどうぞ。

もちろん、実際に食材の買い方にも節約のコツがあります。上手な食材の買い方が身につけば多い人だと月々の食費を5000円~1万円近く節約できたりするので、積極的に取り組んでみてはいかがでしょう。

光熱費の節約は「習慣づけ」が大切

光熱費は自宅にいれば必ず発生する支出です。そのため自宅の過ごし方の改善がそのまま光熱費節約につながります。

最初は少し窮屈さを感じるかもしれませんが、慣れてくれば節約を意識した過ごし方が“普通”になります。各光熱費のポイントについてはそれぞれのページで詳しく解説しているので、できそうなものから少しずつ改善していきましょう。

真っ先に節約すべきは「固定費」

食費や光熱費の節約も大事ですが、実はこの2つよりも簡単かつ確実にできる節約があります。それが「固定費」です。

例えば家賃であればより安いところに引っ越せば引越し費用はかかるもののそこに長く住めば住むほど家賃の節約につながります。また今の家賃よりもローンの月々の返済額が安かったら、思い切って家を購入する・・・というのも手段の1つです。

さらに家賃以外の固定費も意外と簡単に見直したり節約できます。特に保険料やスマホ代などの通信費は、契約プランを変更するだけで月々の支払い額が変わります。

加入して2~3年経過しているのであれば、保険料や通信費は一度見直してみてください。もしかすると家計の負担を大きく減らせる可能性が秘めているかもしれません。

「お金の使い方」のルールを徹底する

3.で各支出の節約を心がけることについて言及しました。とはいっても生活するうえで支出は必ず出てきますし、お金がないと生きていけません。

つまり、賢くお金を貯めるためには「お金の貯め方」だけでなく「お金の使い方」も改める必要がある・・・ということ。

「節約しないと・・・」と言って何でもかんでも支出を抑えるのは良くありません。使うべきお金はきちんと予算をとって使い、無駄な支出は徹底的に排除するのが賢いお金の貯め方の1つと言えるでしょう。

実際に節約上手な主婦の方でも、必要な支出はきちんと支払っています。言い換えれば財布の紐を閉めるべきポイントさえ知っていればお金を使っても貯まっていくのです。

上手なお金の使い方については下記ページで紹介しています。お金の使い方にメリハリをつけて効率よお金を貯めていきましょう。

使い道がハッキリすると衝動買いがなくなる

お金の使い道がハッキリすると「お金を使うべき時」と「使う必要がない時」が自分の中で明確になります。つまり衝動買いがなくなります。

衝動買いはその場の勢いで買い物をしてしまうことを指します。しかしお金の使い道があらかじめ分かっていたら「いやいや!今お金を使ったらまずいだろ」と衝動買いしたくなる気持ちに自分でブレーキが踏めるようになるのです。

もちろん衝動買いをしないような行動を心がけることで、お金の使い道がハッキリする・・・という逆の結果も生まれます。財布にお金が入っていたらついつい何か買いたくなってしまうような人はまずは“衝動買いを減らす”行動から始めてみてください。

「お金」の勉強をして正しい使い方をしてみよう

お金の使い方についてはこれまでの自分の経験や生活習慣、さらには価値観や考え方などによって変わってきます。これらを冷静に振り返って“正しいお金の使い方”が分かればいいですが、みんながみんな分かるわけではありません。

正しいお金の使い方を知る方法の1つに「お金について勉強する」があります。

そもそも日本では学生時代にあまりお金について勉強する機会がないため、どうしても独学になりがちです。しかし最近では『お金の知識』を紹介している書籍や雑誌も増えてきましたし、マネースクールを開催している会社もあります。

「正しいお金の使い方ってなんだ?」

という人は、一度お金について勉強してみてもいいかもしれません。その方が正しいお金の使い方を早く見つけられるはずですから。

お金についての勉強法はいろいろありますが、中には無料で勉強できるスクールもあります。

特におすすめなのが「お金の教養講座」です。

参加費は無料で東京・横浜・名古屋・大阪で毎月開催されています。貯金や節約を始める前に一度時間を作って参加すると成功する可能性が高まると思います。

お金を“増やす”ための行動もとる

毎月コツコツお金を貯めていくだけでしたら、普段使っている支出を節約し、そこでねん出したお金を貯めていけば問題ありません。ただ人によっては「もう少し貯金に回すお金を増やしたい」と考えている人もいるでしょう。

残念ながら生活するうえで必要な支出もありますから貯金に回すお金を増やすのには節約だけでは限界があります。特に短期間で大きなお金を貯めたい人は積極的に“収入が増える方法”に取り組んでみてください。

収入を増やす方法と言えば『給料アップ』がすぐに出る答えだと思います。しかし実際はそれ以外にも収入を増やす方法はあります。

例えば以下の方法は取り組んでいる主婦もいるのでおすすめです。

いらないものを売る

服やアクセサリーなど使わないものがあったら捨てていませんか?家にある不要なものを捨てる前に「ほしい」という人に売ってしまうのも収入アップの方法の1つです。

特に最近は誰でも簡単にオークションサイトに出品できます。高額で売れる可能性は低いですが、少しでも貯金の足しになりますので、いらないものがあればオークションに出して売ってしまいましょう。

自宅でできる仕事を始める

今はパソコン1台あれば簡単にできる仕事がたくさんあります。こうした仕事を自宅にいる時に取り組むことで本業の給料以外の収入を作ることができます。

また主婦の方ですと、高収入が期待できる仕事を自宅でしている人もいます。例えば見知らぬ男性とインターネット上でお話しする「チャットレディ」は月に数十万円稼げる在宅ワークです。

ただしチャットレディの仕事は他の在宅ワークに比べて「怪しい」という雰囲気があると思います。下記ページでチャットレディがどういった仕事なのか?について解説しているので興味があるのなら始める前にチェックしてください。

まとめ

これまで貯蓄上手な主婦が実践している方法を元に賢いお金の貯め方について紹介してきましたがいかがでしょうか?お金の貯め方には様々なコツがあり、そのコツさえきちんと押さえておけば無理なくお金は貯められます。

もしこれから貯金や節約を始めようと思っているのなら、ここで紹介した

1.身の丈に合った貯め方をする
2.貯金をするための準備をする
3.効率よく節約する
4.お金の使い方を改める
5.「収入アップ」も視野に入れる

の5つの順番に沿って行動してみてください。

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