節約をするためには“無駄遣い”をなくすのが重要です。特に衝動買いによる無駄遣いは限りなくゼロに抑える必要があります。
しかし
と心がけていてもつい衝動買いをしてしまう時ってないですか?実は衝動買いをしてしまう人にはいくつか共通点があります。
そこで当ページでは衝動買いをしがちな人に見られる特徴を7つ紹介します。もしあなたが衝動買いをやめられなくて悩んでいるのであれば、次の7つの特徴のいずれかに該当している可能性が高いと思います。
と感じているのであればぜひ参考にしてください。
目次
衝動買いしたい気分になりやすい

衝動買いがやめられない人の特徴としては“衝動買いしたい気分”になりやすい傾向があります。
という心理状態になるとたいして必要ないものをついつい買ってしまいます。具体的に次のような心理状態になると買い物に行くと余計なものを買ってしまいがちになるので注意してください。
幸福感を味わいたい
僕も仕事やプライベートなどで嫌なことが連続して起こると
という気持ちがフツフツと湧いてきます。僕と同じように負の連鎖を断ち切るべく”お金を使う“という解決法を考える人は衝動買いする人の多いのではないでしょうか?
ショッピングにはインスタント・グラティフィケーション(Instant gratification)を得るためのもっとも典型的な行動と言われています。インスタント・グラティフィケーションとはすぐに得られる喜び、即席の喜びなどという意味で
という気持ちから衝動買いに走ってしまうのです。
そのため普段からあまり充実してない人ほど衝動買いが起きやすい傾向があります。具体的には
- 友達がいなくて1人の時間が多い
- 仕事にやりがないが感じられない
- 疲れてイライラしている
など。こうした状況を打破する手段としてお金を使うわけですが”お金の使う“が目的のためあまり考えず買い物をしてしまうため衝動買いが多くなってしまうのです。
対策としてはなるべく“楽しい”と感じる瞬間を作るのがいいかと。
例えば1人でできる趣味を見つけて没頭したり、月に何回か友人と遊ぶ予定を入れてみたり。また運動したりしてストレスを発散するだけでも幸福感欲しさに買い物をしたくなる衝動が抑えられます。
また遊ぶ予定などを事前に入れておくと
という気持ちが強くなり衝動買いしたい気持ちが小さくなります。旅行などある程度まとまったお金が必要な遊びであれば貯金を始めるきっかけにもなるのでなるべく楽しい予定を入れるようにしてみてください。
ネガティブな気持ちが強くなる
現状や将来に対して不安を感じるとつい買い物をしたくなる気持ちが強く働きます。心配性な人ほど衝動買いをしやすいと言われているのも不安を買い物で解消したいからだと思います。
健康心理学者であるケリー・マクゴニガルの著書『スタンフォードの自分を変える教室』によると“死”について意識する情報に触れると人は無意識のうちに“死”に対する不安から遠ざけようとします。『死にたくない』という不安から解放されたいがために安心感を求めるようになり誘惑に負けやすくなるそうです。
テレビショッピングなどで健康系サプリを紹介する時必ず“病気”や“体の異変”についての具体例を紹介しますよね?実はこの流れを組み入れているのも視聴者にネガティブな印象を植え付けて買ってもらいやすいようにする意図があるのです。
また最近はSNSなどで情報が簡単に収集できる時代です。当然ネガティブな情報にも触れやすくその情報に流されて気持ちがネガティブになってしまうと安心感を求めてつい衝動買いに走ってしまいやすいのです。
ネガティブな気持ちになると衝動買いしたくなるだけでなく気持ちも沈んでしまいます。特に最近はインターネットやSNSなどで情報をキャッチしやすいのでネガティブなニュースや情報から距離を置くよう心がけましょう。
買い物そのものが“楽しい”と感じる
欲しいものがある・なし関係なく“買い物”という行為そのものに楽しさを見出してしまうと当然衝動買いが多くなります。お金を使う事そのものが楽しいため“必要か?不必要か?”は度外視してしまいがちですからね。
実は買い物をすると脳内にドーパミンとβエンドルフィンという脳内ホルモンが分泌されます。
ドーパミンが出ると“快楽”を得ると出てくるホルモンで、βエンドルフィンは苦痛を取り除く働きがあるホルモンです。つまり買い物をすると『楽しい』という気持ちが強くなるのです。
この状態がクセになると
となります。
当然お金を使うのを娯楽と勘違いしてしまっているため衝動買いも多くなります。事あるごとに買い物に出かけて衝動買いしている人はもしかすると「楽しいから」という理由だけで買い物をしている可能性が高いです。
と感じているのであれば一度自分の部屋にある物を“いるもの”と“いらないもの”に分別してみてください。“いらないもの”が多い数が衝動買いをした数にあたりますのでしっかり現実を見つめるようにしましょう。
衝動買いしたくなる“刺激”を受けやすい

衝動買いしたくなる心理状態は何も自分の内面がきっかけになるだけではありません。外部からの刺激によっても
という気持ちがふつふつと湧いてくる時もあります。
実はマーケティングでは『消費者に衝動買いをさせるのが売り上げアップに重要』と言われています。
そもそもお店側からしたら計画購入であっても衝動買いであっても同じ売り上げには変わりありません。しかも時間をかけて検討するお客さんよりは即決して購入を決断してくれるお客さんが沢山いた方が売り上げは上がりやすいですよね?
つまり販売者はお客さんに“衝動買いしてもらうための施策”を色々張り巡らしているのです。
こうした販売者の施策にはまってしまうと衝動買いが起こりやすくなります。では販売者がお客さんに衝動買いしてもらうための施策とは具体的にどんなものがあるのか?
大きく分けると3つあります。
買う理由を与えられる
例えば通販番組で新型のテレビを紹介する時、販売員の人はたいてい
「綺麗な画質でオリンピックとか見たくないですか?」
「大画面で迫力ある映画を自宅で楽しめますよ?」
という謳い文句を言っていると思います。これらの謳い文句はテレビを買う“正当性”を視聴者に提供している意味があります。
こういう事を言われると
・・・など“買う理由”を探し始める人がいるはず。テレビを買う理由ができれば購入してもらえる可能性は高くなりますよね?
もちろんこうした謳い文句は通販番組以外にも
- 広告のチラシ
- テレビCM
- 商品の販売サイト
などなど色々なところから発信されています。販売者からのメッセージによって欲しい気持ちが強くなると財布の紐が緩くなり、つい買ってしまいやすくなるのです。
・・・と思っても少し時間をおいてじっくり考えてから買う・買わないを判断してください。それだけで衝動買いは十分に抑えられます。
検討する時間を与えられない
通販番組やCMでよく見ませんか?
『今から1時間以内にお申込みいただくともう1つお付けして同じ値段!』
・・・と言った内容を商品紹介の後にアナウンスしているシーンを。実はこうした販売方法も消費者に衝動買いしてもらうための施策の1つなのです。
例えば
と思ったらたいてい買わずに終わってしまったものってありませんか?時間とともに冷静になり、必要か?必要でないか?を客観的に天秤にかけて比較できるようになるからです。
しかし販売者側からすると冷静になられると売り上げが上がりにくくなるため“即決”してほしい思惑があります。検討する時間を与えず『今買う?それとも諦める?』の二択をその場で迫られると消費者は
という気持ちが強くなりやすいのです。別に通販番組やサプリのCMだけでなくスーパーで行われるタイムセールも意図としては同じです。
検討する時間を与えてくれないのであれば
といってあきらめましょう。だいたいしばらくしたら同じような商品が同じくらいの値段で買える機会がまたおとずれるので大丈夫です。
買うまでのハードルが低い
人は購入の手続きが複雑であればあるほどどんどん購買意欲が薄れていきます。
となると途中でやめてしまいますからね。消費者が途中で買うのをあきらめないよう販売者側はなるべく購入にかける手間を省いています。
例えば通販であれば『電話を掛けるだけ』とか『申込フォームに記入するだけ』など、なるべく消費者の手間を省きます。手間が少なければ申込から支払いまでスムーズにいけるため買ってもらう可能性が高くなるからです。
また店舗の場合は売りたい商品をあえて目の付くところに陳列したりします。そうすればお客さんは手に取ってもらいやすいので他の商品に比べてよく売れるからです。
買うまでのハードルが低いのであれば
という発想を持ちましょう。そうすれば突発的な衝動買いはしにくくなります。
脳の働きで衝動買いを引き起こす

衝動買いは心理状態や外部からん刺激によって買い物をしたくなる欲求が高まり、その欲求が理性を上回るとつい買い物をしてしまう衝動を言います。
しかし衝動買いを引き起こす原因は心理状態や販売者側からの刺激だけではありません。実は“脳の働き”によっても衝動買いを引き起こす原因になります。
脳には「女脳」と「男脳」の2タイプあると言われています。
この2タイプの脳は戸籍上の性別は関係ありません。男性でも“女脳型”の人はいますし“男脳型”の女性もいます。
そして衝動買いしやすい人の特徴として『女脳型』の人が挙げられます。
女脳型の人の特徴
女脳型の人の特徴としては直感や感性が優れている点です。美的センスが優れていたりデザインに興味のある人は女脳型の傾向があります。
また物事の良し悪しを一瞬で判断できるのも女脳型の特徴です。特に買い物に至っては
といったように決断を即決して買う事が多いです。つまり後先を深く考えずに買ってしまう事もしばしばあるため“女脳型の人は衝動買いが多い”と言われています。
また女脳型の方が男脳型に比べて“物欲”が強いとも言われています。似たようなものをいくつも買ってしまう人は女脳がかなり強いと言えるでしょう。
男脳型の人の特徴
男脳型の特徴としては理論的に物事を考える力が優れています。直感で判断するのが苦手なため決断するまでに根拠や原因を調べたりするため時間を要します。
直感で動かないためある程度計画を練ってから行動します。お金の使い方も同様で
を考え、買う理由と買わない理由の2つを比較してから総合的に判断します。そのため女脳型の人に比べて衝動買いをする回数は少ないです。
ただし男脳型の人は物欲ではなく性欲が強いため、衝動買い以外の無駄遣いに走る傾向があります。
例えばコンパや飲み会といった異性と出会う機会に積極的に参加するため交際費がかさみやすいです。また男脳が極端に強いと性欲も強くなるためナイトレジャー(風俗やホストクラブなど)に散財する可能性があります。
男脳か?女脳か?を知る方法
男脳と女脳では考え方の根本が異なります。男性でも女性でもどちらの脳の働きを持っているため
という完全な線引きはできません。人によってどちらのタイプの脳が強いか?が違うだけなので誰でも衝動買いをする可能性はあると考えていいでしょう。
ただ、脳の働きから考えると男脳よりも女脳が強い人の方が衝動買いをしやすい傾向があると思います。
を理解しておくと衝動買いをしないための具体的な対策も立てやすいと思うので、この機会に自分の脳のタイプを知っておくのもいいのではないでしょうか?
自分の脳を知る方法としては以下のような診断サイトを利用すれば調べられます。男脳と女脳は恋愛傾向を調べるために利用されていますがお金の使い方や買い物の仕方にも少なからず影響を及ぼすのでこの機会にチェックしてみてください。
衝動買いしやすい生活習慣を送っている

普段は
と意識しているのに突然ふと何かを買ってしまっている・・・なんて人もいると思います。
実は衝動買いしてしまう人の中には“衝動買いしたくなる心理状態になりやすい生活”を送っている人も少なくありません。
衝動買いと生活習慣は一見何も関係ないように感じるかもしれません。しかし生活習慣の違い1つで衝動買いしたくなる心理状態になりやすい人となりにくい人にハッキリ分かれます。
特に次のような生活習慣を送っている人は衝動買いをする可能性が高まると言われています。心当たりがあるのなら生活習慣から改善していってみてはいかがでしょう。
ストレス発散ができない
衝動買いを起こしやすい人の多くはストレスが発散できずに溜まっている傾向があります。
・・・なんて人近くにいませんか?こうしたタイプはストレスのはけ口が“買い物”になってしまい
という感じなので衝動買いしやすくなります。彼らの目的は“お金を使う事”ですから当然計画的に買い物を・・・なんて考えていませんからね。
またストレスが溜まると自分の価値を高める意識が強くなります。
例えば職場で怒られたり正当な評価をされないと
という気持ちが強くなります。
そして自分を変えたい意識によって身につけているもの(服やアクセサリなど)を買いたい気持ちが強くなります。そんな状態で買い物に行けば当然「必要か?不要か?」の判断が正しくできにくくなるため衝動買いが起こりやすくなるのです。
僕もどちらかというとストレスが溜まるとつい衝動買いをしてしまうタイプです。
と無理やり欲しいものを探してみたりちょっと飲みに出かけたりします。ストレスがきっかけで衝動買いが引き起こされる事もある・・・というのは覚えておいた方が良いでしょう。
睡眠不足
コンビニでついお菓子やスイーツなど甘いものを衝動買いしてしまう人はもしかすると睡眠不足が原因かもしれません。
睡眠は脳を休めるための重要な行動です。しかし睡眠時間が短いと脳がきちんと休めていないため疲労を感じたまま朝を迎えます。
脳は疲労を感じると体が糖分を求めます。つまり甘いものが食べたくなるのです。
しかも睡眠不足によって集中力や注意力が低下するため『買うべきか?』という判断もあいまいになってきます。
など、つい自分を甘やかして買ってしまうため細かい出費が増えていく傾向があります。
さらに脳が疲れた状態が続くとやる気の低下だったり意思が弱くなるともいわれています。そんな状態で買い物をしたり街中の広告を見たりすると
という気持ちが強くなり、つい買ってしまうなどの衝動買いが多くなります。衝動買いを減らしたいのであればまずはしっかり睡眠時間を確保するところから始めてみてください。
部屋が散らかっている
貯金が貯まらない人の特徴としてよく「部屋が散らかっている」が挙げられます。さらに言えば部屋が散らかっている人ほど衝動買いが多い傾向があります。
部屋が散らかっている・・・ということは部屋に物が多いわけです。なぜ部屋に物が多いかというと
- 不必要な物を捨てられない
- 新しいものをあまり考えず買ってしまう
という2つの原因から来ています。また物が多いと自分が何を持っているか?が正確に把握しにくいため
と、購入のハードルが下がってしまいます。そのため衝動が多くなるのです。
もし衝動買いを辞めようと考えているのならまずは部屋を徹底的に掃除するところから始めてみてもいいでしょう。掃除をして要らないものを捨てると
という気持ちが高まり物欲が抑えられると思います。
衝動買いしやすい性格をしている

衝動買いがやめられない人の特徴としては“性格”も大きく関係しています。
人によっては全く衝動買いをしない人もいれば気を緩めるとすぐ何かを買ってしまう人もいます。もちろん収入の違いや物に対する考え方など色々な要因があると思いますが“性格”も衝動買いに大きく影響しているでしょう。
具体的に次のような性格の人は修道買いしやすいと言われています。もし心当たりがあるのなら自身の性格を加味したうえでの対策を考えてみましょう。
心配性
ついつい衝動買いしてしまう人の中には極度の心配性の人もいます。
とか
というネガティブな思考が購入を後押ししてついつい買ってしまいます。つまり商品がほしいのではなく“安心感”が欲しいから買い物をしている・・・ということになります。
言い換えればお金を使った時点で安心感が得られて満足しているため、たいてい買った商品は使い切りません。しかも時間が経てば不安が襲ってくるため定期的に買い物をするためどんどん家にはモノが溜まっていきます。
僕も心配性なので気持ちは分かりますがだいたい“取り越し苦労”で終わる事が多いです。気持ちに任せて即決するのではなく少し時間をかけて
を考えるクセをつけると心配性がきっかけで衝動買いする回数が減らせます。
楽観的
と割と簡単に考えてしまう人も衝動買いしやすい性格といえるでしょう。買い物をする時
- 買ってきちんと使うのか?
- もっと安く買えるところはないか?
- 同じような物を持っていないか?
などを考えながら買う・買わないを判断します。しかし楽観的な人は
・・・という考えをしがちです。つまり買い物をする際にあまり深く考えずに買ってしまうし「なんとかなるだろう」精神で買い物をするため衝動買いが多くなります。
また楽観的な人は“生活が大きく変わらない”という考えを持っています。
という発想だから衝動買いしてもあまり後悔しません。
しかし服のサイズは体形によって変わりますし好みや流行だって時間とともに経過します。また食材とかも“いつか食べるから”という気持ちで買ったものほど存在を忘れて腐らせてしまいます。
心配性な性格もよくありませんが楽観的過ぎるのもまた問題です。もし買いたいものをすぐに決めて買ってしまう人は少し時間をあけて考える買い物の仕方を心がけてください。
時間があれば“欲しい!”と思った欲も多少抑えられるので冷静な判断ができるようになるはずですから。
せっかち
せっかちでこらえ性がない人も衝動買いは多いと思います。せっかちな人は答えを急ぐ傾向があるためお店の広告や謳い文句、さらには店員さんのセールストークに流されやすいからです。
例えば服を買いに行っても店員さんから『このサイズはもうこれだけなんですよ~』とか言われると
という発想になり買ってしまいがちです。本人はしっかり考えたつもりでも割と浅い考えで購入を決めてしまうのがせっかちな人の特徴です。
せっかちな人はなるべく一人ではなく何人かで買い物をして相談しながら買うといいかもしれません。「安いから」「今だけだから」と思って買おうとしても
と周りにブレーキをかけてもらえますからね。もちろん一緒に買い物に行く人もせっかちだったり楽観的な性格なら両方とも衝動買いしてしまうので連れていく人を慎重に選ぶ必要はあります。
衝動買いを完全に断とうとしている

これまで衝動買いをする人の特徴として
- 気分(心理状態)
- 外部からの刺激(広告などの影響)
- 脳の働き
- 生活習慣
- 性格
と5つの面から紹介してきました。これらの面から自分に当てはまるものがあればそこから改善していくと衝動買いは減っていくと思います。
衝動買いが多くなれば支出がかさむため節約のためにも衝動買いは極力しないよう普段のお金の使い方を注意しないといけなせん。しかし
といって徹底的に衝動買いを排除しようとするのはお勧めしません。なぜなら衝動買いを“根絶”しようとする人ほど衝動買いがしやすくなってしまうからです。
衝動買いはいうなればお金の使い方における“悪いクセ”です。クセを治すにはそれなりに時間がかかりますし、無理に直そうとすると自由にお金が使えないストレスがかかってしまいます。
先ほども言いましたがストレスは衝動買いを引き起こすきっかけになります。衝動買いしないために日々ストレスがかかり、そのストレスで衝動買いをしてしまったら本末転倒ですよね?
そもそも節約上手な人や彫金上手な人でも衝動買いがゼロという人は決して多くありません。彼らの中には“衝動買いしてもいい予算”をあえて作り、その予算内での衝動買いや無駄遣いは目をつぶっているのです。
もちろん理想は“衝動買いゼロ”ですが、いきなりそのレベルに達するにはかなりの我慢が必要です。クセを治すには時間が必要なので最初は
と、万が一衝動買いしても問題がないような家計の振り分けをしておくと無理なく衝動買いを減らせるはずです。
衝動買いは100%悪いことじゃない
家計の面から考えると衝動買いはないに越したことはありません。しかしそれ以外の面から考えると動買いは決して悪いこととは言えません。
脳科学者、神経内科医の柿木隆介先生はマイナビ転職のコラムで衝動買いについて次のようにお話ししています。
「せっかくお金を使ったのに、ネガティブな気持ちになってしまうのはもったいないです。ストレスで衝動買いをしてしまった自分を、“理性が足りなくて情けない”などと責めたりせずに、むしろ“脳に元気を与えた”とポジティブにとらえましょう」
略
「ここで気を付けなければならないのは、“衝動買い”と“買い物中毒”は似て非なるものだということです。欲しかったものを思い切って買う行為には快感が伴います。この時、脳では幸福ホルモンであるドーパミンが出ています。なので、衝動買いは脳にとって栄養ドリンク的役割を果たしているのです。一方、買い物中毒とは経済観念のない買い物を続けることで、ギャンブル同様に脳内麻薬が分泌され、買うことの快感が忘れられないんです」
略
「例えば長い転職活動が実を結び、気分が高揚している時も衝動買いをする傾向にあります。このように何かのご褒美や、ストレスによる自分への活力として欲しかったものを思い切って買うのは、脳科学的には問題ありません。しかし、何の理由もないのに買ってしまったり、買っただけで満足してしまったりする人は注意が必要です」
つまり欲しいものを衝動買いした時は『自分へのご褒美』と考えてあげる事でストレス発散につながり明日への活力に繋げられる・・・ということ。
衝動買いをして
と思えるのであればその衝動買いは決して悪い行動ではなく“良い買い物をした”と置き換えることが重要なのです。
逆に別に欲しくもないものを考え無しに買うのは“買い物依存”になる危険性があるため控えた方が良いと柿木先生は取材の中でお話しされています。
という理由での衝動買いは何も得るものがないのでやってはいけません。
大事なのは衝動買いしたら後悔する
先ほど衝動買いについて
- 欲しいものの衝動買いは脳を元気にする行為
- 考えもせずお金を使う行為はただの無駄遣い
・・・と、柿木先生の取材コメントを元にお話ししました。しかし
・・・という疑問が浮かんできませんか?
「欲しい」と思って買ったけどあまり着なかった服とか。「かわいい」と思って衝動買いしたアクセサリが自分の持っている服に合わないからずっと机にしまったまま・・・とか。
衝動買いで買って“良いもの”と“悪いもの”の線引きは人の価値観や考え方もあるのでなかなか難しいと思います。そこで僕は
という買い物ルールを自分に課しています。
例えば10年位前に安かったのでネットで仕事用のカバンを購入したのですがものの3ヶ月で壊れてしまいました。またネットでカバンを買った3ヶ月くらい前にもネットでシャツを買ったのですがサイズが合わず2~3回着てすぐに捨ててしまいました。
それ以降カバンはもちろん服や靴など身につけるものは全てネットではなく店舗で買うようにしたのです。いくら安くても使えなかったら買った意味なんかありませんからね。
このように、過去に自分が後悔した衝動買いを振り返ることで同じ失敗を繰り返さないようにすると衝動買いによる買い物の失敗はなくなっていきます。
反対に衝動買いしても後悔していないのであれば買い物としては“正しい選択をした”となります。今までの自分の買い物の仕方や買った時の心境を思い出して衝動買いして後悔した時のパターンを自分の中で作ってみてください。
“病気”の可能性もある

衝動買いをしてしまう人の最後の特徴が“病気”である可能性です。これまであれこれ衝動買いをしないための対策を実践しても一向に衝動買いがやめられないのであれば病気を疑ってもいいかもしれません。
衝動買いが症状として表れる病気としては
- 買い物依存症
- ADHD
の可能性があります。
買い物依存症
頻繁に買い物をしたりついつい買ってしまうクセが一向に改善されない場合、もしかすると買い物依存症になっている可能性があります。特に
と考えている人にみえる症状で、ひどい人だと生活費を削るだけでなく借金をしてまで何かを買いたい衝動に駆られてしまいます。
また抑うつ状態の人が気分を上げるために買い物に走り、その結果買い物依存症になっている例もあります。「あれがほしい」ではなく「買い物が楽しい」という感情で買い物をしている人は買い物依存症の可能性を疑った方が良いかもしれません。
買い物依存症のチェックについては下記サイトで行えますので少しでも心当たりがある人は確認がてらチェックしてみてはいかがでしょう。
ADHD
ADHD(注意欠陥・多動性障害)の症状の1とつしても衝動買いが挙げられます。
ADHDは主に子供にみられる症状ですが大人でも患っている人はいます。そしてADHDとして挙げられる3つの症状(不注意・多動性・衝動性)のうち衝動性の具体的な症状として“衝動買い”があるのです。
ADHDかどうか?については実際に確認してみないと分かりません。頻繁に衝動買いをしており一向に解決策が分からないのであれば念のためにADHDかどうかのチェックをしてみてもいいかもしれません。
まとめ
衝動買いをついしてしまう原因は色々なところにあります。性格だったりその時の気分だったり生活習慣によって「欲しい」という気持ちが強くなります。
衝動買いがやめられない原因は人によって違います。当然衝動買いをやめる具体的な対策も人によって変わってきます。
を当ページで確認し、あなたにあった具体的な防止策を実践してください。