貯金を貯めるために節約は大切です。しかし節約だけでは貯金はスムーズに貯まっていかないでしょう。
貯金が上手な人は「お金の使い方」も上手な印象があります。僕も今振り返ってみるとお金の使い方は決して上手ではありませんでした。
生活するうえでお金は絶対に使います。だからこそ“お金の使い方”を正しく身につけ、賢く使えるようになるのが貯金を貯めるうえでの近道だと僕は思います。
そこで、僕が実際に心がけているお金の使い方を9つのポイントにまとめました。僕は次の9つのポイントを心がけたことによって毎年100万円前後の貯金がきちんと残せるようになりましたのでよかったら参考にしてください。
目次
“生きた”お金の使い方を心がける

正しいお金の使い方でよく言われるのが
“生きた”お金の使い方を心がけよ
・・・というもの。お金の使い方には“生きた使い方”と“死んだ使い方”の2種類があり、貯金や節約が上手な人は“生きたお金の使い方”を心がけている傾向があります。
・・・と疑問も持つ人もいるでしょう。
生きたお金の使い方とは“新しい価値を生み出すお金”を指します。もっと具体的に言えば
- 生きるために必要なお金
- 生きていくうえでプラスになるお金
を意味します。生活費とか自己投資の費用を連想する人が多いと思いますが、その感覚で問題ないでしょう。
逆に死んだお金の使い方とは“新しい価値を生み出さないお金の使い方”を指します。衝動買いとか無駄遣いなどが死んだお金の使い方に該当します。
またお金を使って経験した内容が活かせない人生を送るのも死んだお金の使い方と言えます。例えばお金を掛けて取得した資格が全く活かせない仕事に就けば、資格取得にかけたお金は“死に金”になりますよね?
貯金が上手な人はお金を使う際に
というのを考えて使い道を判断します。だからムダな支出が極端に少ないため無理をしなくても貯金ができるのです。
僕も買い物をする時に「必要か?」「必要でないか?」を考えるようになってから買い物で後悔する機会が極端に減り、貯金もスムーズに貯められるようになりました。何かを買う時に「必要か?」「必要でないか?」を少し考えてから買い物をしてみてください。
お金の使い道を3つに分類する

先ほど『お金を使うなら“生きた使い方”を心がけましょう』と言いました。具体的には
- 生きるために必要なお金
- 生きていくうえでプラスになるお金
を意識して使うと、少しずつお金の使い方が上手になって無理なく貯金ができるようになると思います。しかし
・・・と悩む人もいると思います。そんな人はまず支出を3つに分類するところから始めてみてください。
お金の使い方は大きく分けると
- 消費
- 浪費
- 投資
3つに分類できます。『どの支出がどこに分類されるか?』は人の考え方や価値観によって変わりますが、下記3つに分類すると自分のお金の使い道がよりハッキリするはず。
まずは自分の普段のお金の使い道を下記3つのどこに該当するか?を考えてみてください。
もちろん、現在の自分の支出を3つのどこに該当するかを調べるには
・・・から調べないといけません。自分の支出を調べるには家計簿が一番手っ取り早いので家計簿をつけてみてから支出の分類をしてみてください。
消費とは?
消費とは生活を維持するために使うお金を指します。例えば家賃、光熱費、食費などの生活費は全て“消費”に含まれます。
また保険料、通信費、交通費なども消費に該当します。“生活していくうえで必要なものに使うお金”はすべて消費と考えていいでしょう。
浪費とは?
生活に対する必要性が低い支出を浪費と言います。典型的なのは“無駄遣い”や“衝動買い”などでお金を使わなくても生活に何の支障もありませんよね?
また贅沢をするためのお金も浪費と考えられています。例えば新幹線でグリーン車に乗ったり普段より高いアイテム(服やカバンなど)を買うのも浪費と考えられます。
投資とは?
自分の現在や将来をよりよくするために使う支出を指します。本を買ったり資格を取得するのはもちろん場合によっては飲み会や催しに参加する費用も「投資」になったりします。
ただ、投資と浪費の線引きについては非常に曖昧で
と、内容によってはどちらか分からず悩んでしまうものもいくつか出てくるはずです。
基本的に浪費と投資の線引きは『自分だったら』という一人称で考えていけば問題ありません。考え方や価値観によって支出の種類は大きく変わってくるため、支出の分類分けに明確な“正解”があるわけではないですからね。
特に浪費と投資のボーダーラインは結構あやふやです。僕は2つの線引きについては
- お金を使って“満足”が強かったら投資
- お金を使って“後悔”が強かったら浪費
と線引きしています。
大切なのは“支出”のバランス
消費、浪費、投資のそれぞれの意味を知ると
・・・と考える人がいると思います。僕も最初は浪費をゼロにしようとやりくりの計画を考えていましたが今は
という考えに変わっています。なぜなら気を付けていても“浪費”は必ず出てしまうからです。
どんなに徹底的に節約を心がけている人でも無駄遣いが1円もないか?と言われるとそんなことはありません。例えばスーパーでついスイーツを買ってしまったり「安いから」と衝動買いをしたりしています。
確かに衝動買いやついで買いなどは支出を圧迫するので控えるべきです。しかし人間である以上理性が欲に負ける時はしばしばあります。
大事なのは浪費をゼロにすることではなく浪費を極力減らすのを意識すること。
一般的に支出のバランスは
消費:浪費:投資=7:1:2
が良いと言われています。つまり毎月の支出で1割は浪費で使っても生活に支障が出ないように予算を組むのが賢いお金の使い方と言えるでしょう。もちろん浪費が増えすぎると他の2つの支出にも影響が出てしまうので無駄遣いをなくす努力は怠らないように。
必要な支出にはしっかりお金を使う

貯金が上手な人ほど無駄遣いなど余計な支出を徹底的に減らす一方、使うべきお金はきちんと使っています。生活するうえでお金は必要ですし生活や人生を楽しむのもお金があるのとないのとでは選択肢の幅が変わってきますからね。
お金を使う“メリハリ”をしっかり持つのが正しいお金の使い方の基本です。
特に僕は次の3つに使うお金についてはしっかり予算を組んで使っています。人によってカテゴリーの分け方が違うかもしれませんが、お金の使い道を考える参考にしてください。
生活費(消費)
食費や光熱費、家賃や保険料などはもちろん交通費や通信費(スマホ代やインターネット代)も生活費で考えています。
生活費は支出の中でも大きな割合を占めるため日々使いすぎないよう気を配っていますが正直食費や節約は他の人よりも緩いと自覚しています。(自炊が苦手なため)逆に通信費や保険料など固定費と呼ばれるものは定期的に見直してコスパの良いプランに乗り換えて一定以上の支出にならないよう気を配っています。
最近は電気代の見直しをしてみようと検討中。『電力自由化』で電気料金プランが安くなるみたいなので時間を見つけて問い合わせてみる予定です。
貯金(消費or投資)
使う目的によって貯める期間や月々の貯金額を変えていますが、目標金額まで貯まったら目的のために全額使います。例えば
と決めたら半年くらいかけて旅行代を貯めます。そして北海道で貯めたお金を全額使い切って帰ってきます。
今もまた旅行に行こうと計画しているのでコツコツ貯金を貯めています。貯金の使い道によって“消費”か“投資”かが変わってきますがお金は使うためにあるので目標金額まで貯まったら使うようにしましょう。
娯楽費(浪費or投資)
友人と食事に行ったり趣味のゲームに使うお金は毎月一定金額の予算を組んでいます。予算が余ったら無理に使わず来月に回しています。
貯金や節約のために娯楽費を削る人がいますが個人的にはお勧めしません。友人と遊んだり趣味に没頭しないと仕事のモチベーションが上がらず効率が悪くなるので定期的に遊ぶ機会を作ってリフレッシュしています。
もちろんたまにハメを外しすぎてお金を使いすぎてしまう時もあります。そんな時は来月の娯楽費を少し削って予算内で楽しむ方法を考えています。
価格以上の“価値”が手に入るモノにお金を使う

僕もそうですがお金を使うのが上手な人は
と考えています。要するに“価値”が“価格”以上だったら迷わずお金を使って手に入れる・・・ということ。
例えば使い古したボロボロの中古スマホを5万円で買うのと新品のスマホを6万円で買うのとではどちらがお得だと思いますか?
おそらく多くの人が『6万円のスマホ』と答えるはず。つまり設定されたか価格に対して『安い』と感じたものにお金を使うのが正しい使い方の1つと言えるでしょう。
また
と思えるようなものにお金を使うのも生きたお金の使い方と言えると僕は考えています。例えば次のようなモノにお金を使うのは『アリ』だと思います。
趣味を楽しむためのモノ
例えば僕の場合、見たい映画がある時は映画館まで行って見ます。大きなスクリーンで臨場感を味わいながら見るのが好きで、そのために2000円払うのは全く惜しくありません。
もちろんたまにはハズレを引いて後悔することもあります。しかし面白い映画を映画館で見た時の興奮は2000円以上の価値があると僕は考えているので、見たい映画があれば一人で映画館に行って見てしまいます。
逆にDVDを借りに行くのは、お金ももったいしわざわざレンタルショップまで行くのが面倒なので僕の選択肢にはありません。レンタルが開始されて半年もすればテレビでも放送される可能性がありますしね。
人によって趣味に対する価値は異なります。もちろん趣味にお金を掛けすぎるのはいただけませんが心の底から楽しめたり満足できるモノであればお金を使う意味は十分にあると思います。
暮らしが楽になるモノ
暮らしが楽になるモノであればお金はかけるべきでしょう。生活が不便になればストレスが蓄積されて毎日がつまらなくなりかねないですからね。
例えば最寄り駅まで徒歩30分かかるところに住んでいる人が『お金がもったいないから』といって毎日徒歩で駅まで行くのは誰がどう見てみ非生産的ですよね?
車を買って駅まで行けばお金はかかるものの10分くらいで駅まで着きます。車を買うお金がないなら自転車でもOKです。
なんならいっそ
からと言って駅の近くに引っ越すのも選択肢としてはアリです。
仕事ができる人の中にはあえて職場の近くに住まいを借りて通勤時間を極力短くしている人も多いです。通勤時間が短ければ“通勤疲れ”がなくなるため仕事のパフォーマンスが上がりますし今まで通勤に使っていた時間を自分の自由に使えるようになりますよね?
ちょっとの支出を抑えるために不便な生活を送るのは個人的に本末転倒だと思っています。気持ちにゆとりがなくなるとお金の使い方も荒っぽくなりがちなので暮らしが楽になるためのお金は使った方が良いでしょう。
「絶対に欲しい!」と思えるモノ
僕の友人でワンピースが大好きな人がいるのですが、単行本だけでなくフィギュアなどのグッズを定期的に買っています。僕もワンピースは読んでいますが彼のフィギュアやグッズを収集する行動はイマイチ理解できません。
しかし彼は新しいフィギュアをゲットすると嬉しそうに報告してきます。おそらく彼にとってはワンピースのグッズを手に入れることに大きな価値を見出しているのでしょう。
個人的に『絶対に欲しい』と思うアイテムにお金を使うのは正しい使い方だと思います。
と思う時点ですでにそのモノに対して価格以上の価値を見出しているわけですからね。貯金を始めるモチベーションにもなりますし欲しいモノを手に入れるためにお金を使うのはアリではないでしょうか。
ただし、欲しいものの優先順位を間違えないように注意する必要があります。この点についてはこれからお話しします。
“欲しい”より“必要”なものにお金を使う

お金の使い方で気をつけるべき点の1つが優先順位です。毎月入ってくる収入には限りがあるためお金を使う“順番”を考えないととんでもない目に遭います。
実は20代の時、僕はお金を使う“優先順位”を間違えたため非常に苦労しました。
当時の僕は遊びたい盛りでギリギリの生活費だけ残して、あとはすべて遊びにお金を使っていました。しばらくは何とか生活できていたのですがどんどん遊びに行きたい気持ちが強くなっていき、最終的には生活費を削ってまで遊ぶお金につぎ込んだ経験があります。
この時の僕は完全にお金の優先順位が【日々の生活<遊び】になっていたのです。
その後、体調を崩したのをきっかけに遊ぶ時間が減ったおかげで徐々に遊びに対する熱が冷めて優先順位も正常に戻っていきました。今でもあの時の僕のお金の使い方は超がつくほど下手だったと思います。
先ほど
「絶対に欲しい」と思うものであればお金は使った方が良い
・・・と言いました。しかし“何を犠牲しても手に入れるべき”というわけではなく、優先順位を少し上の順位にしてもいいよ~的な意味で言っています。
欲しいものがあった時に
を考えてみてください。
『必要』と判断したのならお金を使うべきだと思います。しかし少しでも
と感じたら、時間をおいてじっくり吟味してください。
- そのモノよりも必要なものがあるか?
- 今お金を使って今後の生活は問題ないか?
などを検討して判断すれば少なくとも後悔はしないはずですから。
自己投資に使うお金の優先順位は高めに

先ほどお金の使い道における優先順位のお話しをしましたが、実は貯金や節約が上手な人ほど優先順位が高い支出があります。それが『自己投資』です。
例えば食費を上手に節約している人は
とレシピ本を買ったりしています。最近だとクックパッドのプレミアムサービス(月額200円の有料会員)を利用している人も多いのではないでしょうか?
自己投資とは文字通り自分に投資するお金のこと。
お金持ちやビジネス成功者など高収入の人達は例外なく毎月自己投資にお金を使っています。なぜなら自己投資をすれば使った分のお金が返ってくるのを体感しているからです。
僕も今の仕事になってから自己投資に使うお金が増えました。もっと言えばなるべく自己投資にかけるお金を増やそうと心がけています。
例えば
- 仕事に役立つスキルを学ぶスクールに通う
- ビジネスセミナーや勉強会に参加する
- 仕事に必要なツールや教材を購入する
などなど。場合によっては娯楽費を削って自己投資に回す月もあります。
個人的に貯金や節約も大切ですが“収入を増やす”のも大切だと考えています。
収入が増えれば生活にもゆとりが持てますし貯金や節約のハードルだって下がります。特に最近は副業の種類も増えてきましたし資産運用もより身近になってきたので“収入アップ”につながる選択肢はたくさん増えてきました。
何も行動しなければ収入は一向に増えません。また副業にせよ資産運用にせよテキトーに始めても失敗する可能性が高くなります。
収入が増えればお金の使い道にも選択肢が生まれて今まで以上にゆとりのある生活が送れます。収入を増やすための行動を取る際にかかるお金を“自己投資”として使うのを僕はお勧めします。
と自己投資としての使い道が分からないのであれば、まずは次の3つの行動を取ってみてください。おそらく3つともタダでは絶対にできないのである程度予算を組む必要があります。
本を買って知識を深める
一番手っ取り早い自己投資が“本を買って読む”です。読む本はビジネス書でも資産運用系でも資格の本でも何でも構いません。
今や“調べるならインターネット”の時代ですが、本を読むのにもメリットはたくさんあります。専門的な知識は本の方がより具体的に解説されていますし語彙力や文章力も本を読むことで力がつきます。
僕は正直言って本を読むのは決して得意ではありませんが、それでも月に1冊は読むように心がけています。
人と会って見聞を広める
自分よりも優れた人に会いに行くのも立派な自己投資だと思います。同じ職場の上司を飲みに誘って仕事についての相談を聞いてもらったりするのでもOKです。
また異業種交流会などのお誘いを受けたのであれば積極的に参加してみてください。いろんな人と交流ができて自分の人脈が広がっていきます。
僕の場合、まだmixiが流行っていた時代によくオフ会に参加していました。その時知り合った人とは今も交流があり、その人からいろんな人を紹介してもらっていろんな業界の話を聞かせてもらっています。
初めて体験する行事に参加する
僕は自分が参加しているスクールのセミナーや勉強会があると通える範囲であれば積極的に参加しています。丸1日つぶれますし新幹線を使うので交通費もかかりますがかけたお金以上の経験や勉強ができるので。
特に最近だとお金に関するセミナーや資産運用の説明会などが開催されています。有料のものもありますが無料で参加できるセミナーもあるので最初はそういったセミナーに足を運んでみるところから始めてみてはいかがでしょう。
自己投資にオススメは「お金の教養講座」

個人的に
という人にオススメするのが「お金の教養講座」というマネーセミナーです。なぜなら参加費が無料なので参加するためのハードルが低いからです。
お金の教養講座では家計に関するお金の使い方や付き合い方を中心に教えてもらえます。実際に僕が参加した感想については下記ページでまとめていますのでぜひ参考にしてください。
お金の節約は“効果が大きいもの”から

お金の使い方を改善するには“必要なものにお金を使う”のも大切です。しかしそれ以上に大切なのは“不要な支出を抑える”こと。
収入に限りがある以上、お金の使い道には限度があります。必要なモノにお金を使うためには不必要なモノにお金を使わないようにするのも大事です。
ただし『月数十円、数百円の節約を頑張れ!』と言っているわけではありません。
例えば東京から大阪に行くのも新幹線で行けば約2時間半で着きます。しかし
といって半日かけて新幹線ではなく在来線を乗り継いで大阪に行くのは“節約”とは言いません。まだ寝て起きたら大阪に着いている夜行バスの方が効率は良いです。
「節約しましょう」というと支出を1円でも抑えることに目が向きがちな人がいます。もちろん支出を抑えることが節約なのですが
を考えてから行動に移すべきだと思います。節約行動のために体力もメンタルもボロボロになって抑えられた支出が月に500円だったら
ってなりますよね?だからこそ節約を始めるのであれば“効果が大きいもの”から見直し、取り組む必要があるのです。
個人的に今から節約を始めるのであれば次の順番で支出を見直してみてください。おそらく食費や光熱費を削るよりも簡単ですし効果も大きいはずですから。
固定費
支出を見直すにあたって絶対に見直すべきは固定費です。なぜなら固定費の節約は超が付くほど簡単だから。
やることは現在契約しているプランを確認し、より安くなるプランがあれば乗り換えるだけ。契約プランさえ乗り換えてしまえば料金が安くなった差額分が特に生活習慣を変えずに節約できます。
特に次の固定費は定期的に見直すようにしましょう。
保険料
保険料は人生で2番目に大きな買い物と言われています。そのため定期的に見直さないとベストな保障が受け取れなかったりムダに高い保険料を払い続ける状態に陥ってしまいます。
保険については商品が複雑なため専門的な知識がないと見直しが難しいです。ただ近年は保険について相談に乗ってくれるサービスが展開されているので、保険相談サービスを活用して現在のベストな保険に乗り換えましょう。
通信費関連
スマホ代やインターネット代など“通信費”と呼ばれるものもプランに加入して利用するため節約が簡単です。
人によっては従量制(使った分だけ料金が発生する仕組み)がいいか?定額制(使い放題)がいいか?が分かれます。通信費関連はその人の“使い方”でベストな契約プランが変わってきますのでまずは自分のスマホやインターネットの使い方から振り返ってみるところから始めてみてください。
光熱費関連
節約に取り組んでいる人が多い光熱費関連ですが、近年は電力自由化などの影響で契約プランから見直す節約方法も確立してきました。もちろん電気のつけっぱなしや水道の止め忘れは意識すべきではありますが
と自分が契約しているプランが分からないのであれば、契約プランから見直してみるのもアリだと思います。とはいえ、一度に全部の項目を見直すとなるのは大変なので1つずつ見直していけばいいと思います。
習慣になっている支出
ついつい無意識のうちにお金を使っているものってありませんか?例えば喫煙者であればタバコ代だったり、出勤前にコーヒーを買う人であればコーヒー代だったり。
僕もたまにですがエナジードリンクを買って仕事に行くことがあります。今は疲れが溜まった週末くらいしか買わないため月に1~2回くらいに抑えられるようになりましたが、以前は必ず毎週3回は買っていました。
ちょっと気になって計算したところ、週3回エナジードリンク(200円)を買ったとすると1ヶ月で約2400円使っていました。この数字を見た時
・・・と思ってエナジードリンクを買うのをやめました。エナジードリンクをやめたところ飲んでいた時と特に仕事のはかどり具合が変わらなかったので
と気づきました。
おそらく人によっては僕のエナジードリンクのような“生産性のない習慣”があると思います。その習慣のためにお金を使うのは非常にもったいないので悪しき習慣から卒業するための行動を考えてみてください。
中でも「タバコ」と「ギャンブル」については真面目に足を洗う方法を考えるのをお勧めします。
実はタバコと貯金には意外な関係性があります。その関係性については下記ページで紹介しています。
またギャンブルに至ってはお金を増やす目的でやっている人もいるかもしれませんが、99%の人は増えていないどころか減っていると思います。特にパチンコは依存症になりやすいので無意識にパチンコ屋に足が向いてしまう人は今すぐにでもやめるための行動を取ってください。
衝動買い
衝動買いやついで買いって意外と知らないうちにやっていませんか?
とお店で見た時は思っても、いざ買ってしばらくしたら
・・・と後悔した経験は多くの人があると思います。“全然使わないモノ”にお金を使ってしまうので全く意味のないお金の使い方なので改善していかなければいけません。
いたずらに食費を削るよりも衝動買いをする機会を減らした方が節約行動としては効率が良いと僕は考えています。衝動買いをして後悔した経験があるのなら今後衝動買いをしないよう対策を講じましょう。
他人のために使うお金は惜しまずに

自分がお金の使い方で気を付けているのは“他人にかけるお金はあまり惜しまない”という点です。友人の誕生日とか親の誕生日には何かしらのプレゼントを贈るようにしています。
実は20代の頃は遊ぶお金を確保したくてあまりプレゼントとかしてきませんでした。もらってばかりでお返しもしなかったので当時の職場の人間関係は決して良好とは言えませんでした。
そんな時、仕事ができる上司が取引先の誕生日にとプレゼントを贈っている姿を見ました。その姿を見て
という発見をしました。それから僕も友人や職場の同僚に対して気持ちばかりのお祝いやプレゼントをしたところ、少しずつお金に対する不安やストレスが和らいでいったような気がします。
僕が知る限り仕事ができる人は周囲の人に使うお金は積極的に使っている印象があります。だから仕事が上手くいき収入がアップしているのだな・・・とも感じました。
もちろん無理にプレゼントをしろ!というわけではありません。人によって収入は違いますからできる範囲の金額で良いと思います。
ただ常にお金に困っている人は、周りにお金が使えない“自己中心的”な人間が多い感じもします。いわゆる“金運”が悪い人に陥りやすいのです。
個人的にお金に困らないためには“金運”を上げるのも重要だと考えています。
ストレスなく貯金や節約を行うためには金運を上げてお金の周りをよくのが重要。手あたり次第他人にお金を使う必要はないですが、せめて自分が普段からお世話になっている人にはお金を使ってあげてもバチは当たらないと思います。
お金の使い方を改めるきっかけを作る

・・・と意気込んでも、なにかきっかけがないとなかなか長続きしません。お金の使い方は一種の“クセ”みたいなものですからそう簡単には改善できませんからね。
そこで僕はお金の使い方を改めるきっかけを作って、少しずつ改善していきました。そのきっかけとは『財布を新しくする』です
財布を買い替えると古い財布から新しい財布に中身を移動させないといけません。この時財布の中に入っていたものの選別ができます。
例えば僕の場合、現金以上にたくさんのカードが入っていました。クレジットカードもムダに3枚あったりしポイントカードもどこのお店か分からないものまで色々ありました。
・・・と思い、新しい財布に替える機会に財布の中身を徹底的に断捨離しました。クレジットカードはつい使ってしまうので1枚も財布に入れず、ポイントカードもほとんど捨てました。
財布の中身がすっきりすると気持ち的にも余裕が生まれます。今まで財布を見てもいくら入っているか分かりませんでしたが、中身を断捨離したので所持金が分かりやすくなったため無駄遣いや衝動買いが減りました。
もしこれからお金の使い方を改善していきたいのであれば思い切って財布を替えてみてはいかがでしょう。ボロボロなのであれば“お金が貯まりやすい財布”にすると気持ち的にお金の使い方もピシッとなると思いますよ。
まとめ
お金の使い道は収入によって違います。しかしお金の使い方については上手な人と下手な人でそれぞれ共通点があると僕は思います。
正直僕もお金の使い方に関しては“下手”な方でした。しかしこれまでお話ししてきた9つのポイント
- “生きた”使い方を心がける
- 支出を3つに分類する
- 必要な支出はしっかり使う
- 価格<価値のモノにお金を使う
- “欲しい”より“必要”なものを優先
- 自己投資の優先順位は高め
- 節約は“効果が大きいもの”から
- 他人のためにもお金は使う
財布を新調してきっかけを作る
を心がけたことで、毎年100万円くらいの貯金ができるようになりました。
もちろん上記9つを実践すれば100万円貯められるわけではありません。しかし少なくとも貯金ができる体質には改善できると思いますので、自分が取り組みやすいものから始めてみてはいかがでしょう。