貯金の基礎知識

お金を貯める5つの方法~貯金のためにやるべきこととやめること~

お金を貯めるためには“正しい方法”で貯金に取り組む必要があります。正しい方法で取り組めば必要以上に貯金や節約を意識しなくてもお金は貯まっていきます。

総務省が発表した家計調査報告書(2018年)の平均結果によると2018年で二人以上の世帯の貯蓄現在高は1,725万円となっています。貯蓄は貯金(現金)以外の資産も含まれるため一概に貯金の平均が1,700万円あるわけではありませんが、人によっては貯金だけで1,000万円貯めた人も少なくありません。

では貯金ができる人達はお金を貯めるためにどんな考えを持ち、どんな行動を取っていたのか?調べてみると貯金成功者にはお金を貯めるために

  • 貯金のためにやるべきこと
  • 貯金のためにやめるべきこと

の共通点がありました。その共通点は全部で5つあります。

お金を貯める“目的”を決める

お金を貯める目的をハッキリさせると貯金に対するモチベーションも長く保てます。具体的な“お金の貯め方”を考える前にまずは

〇〇〇のためにお金を貯めよう

というゴールを作ってみてください。

お金を貯めるための目的については自分が納得できるものであればなんでもかまいません。実際に

  • 高校生
  • 大学生
  • 社会人

の3タイプの人達では“お金を貯める目的”がそれぞれ異なっていました。

高校生のお金を貯める目的

交易財団法人消費者教育支援センターと生命保険文化センターが共同でリサーチした『平成28年度高校生の消費生活と生活設計に関するアンケート調査報告書』によると回答者3,153人のうち全体の54%の高校生が貯金をしています。

高校生が貯金をする目的については以下のものが多いと報告書に記載されていました。

  • 欲しいものを買うため:306人
    (楽器・本・ゲーム・DVD・CD・コンサート・グッズ・パソコン等)
  • 将来のため:120人
    (1人暮らし・夢のため等)
  • 遊び・旅行のため:81人
    (遊びに行く・旅行に行く・修学旅行のため等)
  • 進学のため:67人
    (大学・専門学校・学費等)
  • 車の免許を取るため:45人

引用:平成28年度高校生の消費生活と生活設計に関するアンケート調査報告書

以上の結果を見ると高校生は欲しいものがあったり遊ぶお金を作るために貯金をしている傾向があります。また高校を卒業すれば車の免許取得のためや一人暮らしの資金など自分がやりたいことのためにお金を貯めている人も少なくありません。

そもそも高校生は収入が少ないため貯金によって貯められる金額にも上限があります。高校生で貯金を始めるのであれば

〇〇〇が欲しいから貯金しよう!

など『欲しい物を買う』というきっかけで始めるのがおすすめです。

大学生のお金を貯める目的

大学生向けの情報サイト『t-news』が実施したアンケートによると大学生の約7割が貯金額30万円未満という結果になりました。大学生も高校生と同様に収入が少ないためなかなか大きな金額を貯めるのは難しいと言えるでしょう。

大学生の貯金額のグラフ

引用:t-news『どこにそんなお金が!?大学生の貯金額!』

ただしお金を貯める目的については高校生と比較すると変化が見られます。

高校生が貯金をする理由としてトップに挙がっていた『欲しい物を買う』という人はほとんどおらず『万が一の備え』という理由が貯金をする目的のトップになりました。また『留学費用』や『免許』や『資格予備校』など自分のスキルアップやキャリアアップのためにお金を貯めている人も高校生と比較すると増えています。

大学生の貯金目的のグラフ

引用:t-news『どこにそんなお金が!?大学生の貯金額!』

大学生は卒業すれば社会人となるため、将来に対する自己投資や万が一の事態に備えて使えるお金を貯めている人が多いです。収入も少ないとはいえアルバイトができるため高校生とは貯めやすいですからね。

とはいえ大学生は最も自由な時間が多い時期でもあります。お金も稼ぎやすい反面遊ぶ時間も作りやすいため“遊ぶためのお金”と“貯めておくお金”はきちんと分けて考えるようにしましょう。

社会人のお金を貯める目的

マイナビが実施したアンケートによると独身社会人が貯金をする目的は以下回答が多かったです。

第1位「老後のため」34人(27.6%)
第2位「将来病気などで働けなくなったときのため」16人(13.0%)
第3位「将来家を買うため」11人(8.9%)
第4位「使い道がないから」9人(7.3%)
第5位「結婚資金」6人(4.9%)

マイナビ学生の窓口調べ
調査期間:2017年5月
調査人数:独身社会人男女123人

引用:マイナビ学生の窓口『なんのために貯めてるの? 独身社会人の貯金の目的ランキング」

目的を見る限り、将来のために貯金をしている人がほとんどです。社会人になれば学生時代と比べて収入は一気に上がるためある程度の金額であれば貯金しなくても買えてしまうからかもしれません。

社会人がお金を貯める目的として挙げているものはどれも目標金額が高めです。

例えば『家を買うため』であれば住宅ローンを組んで買うのが一般的です。しかし住宅ローンを組んで購入するにしても“頭金”は現金で支払う必要があるため頭金が支払える額はお金を貯める必要があります。

また結婚すれば『子供の教育費』も貯金の目的に入ってきます。下記ページで紹介していますが公立・私立はもちろん学部によっては大学に4年間通わせるために2,000万円以上必要な場合もあります。

そのため社会人が貯める目標金額はだいたい数百万円レベルになります。目標金額を貯めるには長期的な計画を立てて取り組む必要があるので結果を急がずじっくりお金を貯める方法で始めていきましょう。

お金が“自然に”貯まる仕組みを作る

お金を貯めるにはできるだけ貯金が“自然”に貯まるようにするのがベストです。自然に貯金ができるようになれば普段お金を使う際に貯金について考える必要がなくなるからです。

貯金が上手にできる人達はあまり意識せずに貯金ができる仕組みを作っています。

自然にお金が貯まる仕組みを作れば貯金に対するストレスもほぼありませんし、普段から貯金についてあまり意識を持たずとも毎月コツコツ貯められます。

自然と貯金ができる仕組みってどんな風なの?

・・・と思う人もいるでしょうが、最も基本的な方法の1つが『先取り貯蓄』です。

先取り貯蓄とは真っ先に貯金に回す分のお金を普段使うお金から隔離して保管しておく方法を言います。先取り貯蓄を成功させるポイントは大きく分けて3つあります。

貯蓄用口座を開設して管理する

先取り貯蓄を始めるのであればまずは貯めておくお金を保管するための専用の口座を開設しましょう。

貯金用の口座に貯金を入れておけば口座の通帳を見るだけで今まで貯めた金額がすぐに分かります。反対に家賃やクレジットカードなどの引き落とし口座に貯金を入れておくと

  • いくら口座に残しておかないといけないか?
  • いくらまで引き出せるのか?
  • 引き落としでいくら口座に残しておく必要があるのか?

など色々計算しないといけないので面倒ですよね?

お金を貯めておく用の口座は普通口座でもいいですができれば引き出しが面倒な口座にすると預金の引き出しにくくなるのでお金も貯めやすくなります。特に何度も貯金を始めては挫折した人は定期預金口座がおすすめです。

月々の貯金額を固定

貯金用の専用口座を開設したら毎月貯金に回す分のお金は貯金用口座に移動させましょう。この時毎月の貯金額は“決まった額”にするのがポイント。

例えば

毎月2万円ずつ貯金しよう

・・・と決めたのであれば、支出が多くなっても少なくなっても貯金額だけは変えないようにしましょう。貯金額を固定させるだけで“給料が入ったら2万円は貯金用口座に移す”という習慣がつきやすくなるため貯金が長続きします。

特に今まで節約して余ったお金を貯金に回していたのであれば毎月の貯金額を決めてみてください。月々の貯金額を固定させるだけで毎月コツコツ貯金ができるようになるはずですから。

貯金に回す金額の決め方

月々の貯金額を固定するうえで大事なのは“毎月いくら貯金に回すか?”です。では貯金に回す金額はいくらが適正なのか?

月々貯金に回す金額の目安としては“手取り月収の1.5割”が1つのボーダーラインとなります。

金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査(令和元年)」によると単体世帯、二人以上世帯の手取り収入における貯蓄の割合は以下の通りです。

給料に対する貯蓄割合 単体世帯 二人以上世帯
5%未満 5.8% 8.1%
5~10% 11.2% 15.1%
10~15% 15.2% 18.9%
15~20% 4.1% 4.7%
20~25% 8.5% 7.0%
25~30% 2.3% 1.3%
30~35% 6.8% 2.7%
35%以上 9.5% 2.5%
貯蓄しなかった 36.6% 32.6%

出典:知るぽると「家計の金融行動に関する世論調査」

上記表を見ると、単体世帯・二人以上世帯とも手取り収入の10~15%を貯蓄に回している人が多いのが分かります。まずは手取りの15%を貯金に回すお金として考えればいいと思います。

15%も貯金に回すと生活費が苦しい

・・・という人は15%を下回る金額にしてもOKです。とはいっても“貯金ゼロ”というのはお金を貯める習慣がつかなくなってしまうので少額でもいいですから毎月決まった金額を貯金するようにしましょう。

給料が入ったら貯金に回すお金はすぐ移動

先取り貯蓄でお金を貯めるのであれば、貯金に回すお金は給料が入ったその日もしくは翌日に貯金に回す分を引き出して専用口座に移動させましょう。

例えば

先取り貯蓄で毎月4万円ずつお金を貯めよう

という計画を立てたとしましょう。この計画を成功させるためのポイントは次の3点です。

  1. 給料が入ったら貯金する分(4万円)を引き出す
  2. 貯金専用口座に4万円預ける
  3. 残った16万円で1ヶ月やりくりする

特に3.については全額生活費に使ってもいいですし、頑張って節約してお金を余らせたのであれば余ったお金を自由に使ってもかまいません。

毎月の収支を確認して節約に取り組む

長く貯金を続けるためには貯金を始める前に現在の収支の把握は大切です。

毎月の貯金額を決めたり具体的な節約方法を考える時も

  • 給料はいくらか?
  • 生活費はいくらかかっているか?

を知らないと具体的な対策が立てられませんからね。

給料については給与明細や給料が振り込まれる通帳を見れば分かりますが支出についてはレシートなどを見て書き出す必要があります。ただし支出の項目は細かく分けるとキリがないので

  • 固定費
  • 流動費
  • その他の支出

にざっくり分けるだけでも支出が把握できます。各項目に含まれる支出と家計に対する割合を参考に自分の支出割合を比較して

支出割合が多いな

・・・というところから具体的な節約を始めてみてください。

なお各支出の割合は家計再生コンサルタントの横山光昭さんが提案されている数字を(参照:『「理想的な支出の割合」を知ってしっかり貯蓄できる家計になろう!』)参考にしています。

固定費

固定費に含まれる支出の定義としては

  • 毎月決まった日に支払いがある
  • 支払い額がだいたい一律

の2点です。

固定費に含まれる具体的な支出と家計におけるベストな割合は以下の通りです。

支出項目 割合
家賃(住宅ローン) 25%前後
光熱費 5~6%
通信費
(スマホ代、インターネット代)
5~6%
保険料 4~6%

参考:ZAiONLINE『「理想的な支出の割合」を知ってしっかり貯蓄できる家計になろう!』

固定費の見直しは節約の基本です。例えば家賃8万円の家から6万円の家に引っ越せば毎月2万円の節約に成功しているのと同じ意味になりますよね?

固定費の節約は手間ややるべき行動が少ないうえに節約効果が高いです。特に食費や娯楽費の節約を試みて失敗した人はぜひ固定費からの節約を始めてみてください。

固定費に含まれる各支出の節約ポイントは以下の通りです。

光熱費(電気代・水道代・ガス代など)

固定費の中で多くの人が意識している支出が光熱費だと思います。特に電気代と水道代については家計を見直す際に

使い方を改めよう!

といって取り組んでいる人も多いと思います。

光熱費を節約する際には電気代、水道代、ガス代の支出割合を把握しておくといいでしょう。自分がどの光熱費が“使いすぎ”かが分かるため節約すべきポイントが明確になります。

各光熱費の支出割合は総務省の家計調査報告(2018年)の平均支出から算出できます。

支出 金額 割合
電気代 9,151円 49%
ガス代 4,216円 22%
水道代 4,131円 22%
その他光熱費 1,179円 7%
合計 18,677円 100%

引用:総務省統計局家計調査報告(総世帯2018年)

ザックリ言いますと

電気代:水道代:ガス代=5:2:2

の割合を目安に光熱費の各支出を見直すと無理なく節約できると思います。光熱費の各支出を調べて上記の割合バランスになるよう節約で改善していきましょう。

通信費

個人的に生活費の中でも真っ先に通信費を見直すべきだと考えています。理由は生活習慣にほとんど支障がなくカンタンに節約できるから。

例えばスマホ代も料金プランを見直したり格安スマホに切り替えるだけで使い方を改善しなくても月々の利用料が安くなります。料金プランの見直しもショップに行って現在の料金プランの確認をすればいいだけなので節約に対するストレスもほとんどかかりません。

通信費を徹底的に削れば1万円未満に抑えられます。自分のスマホやインターネットの使い方を振り返り、自分の使い方にあったプランを探して乗り換えてみましょう。

住宅費(家賃・住宅ローン)

上記表でも示しているように住宅費は手取り月収の25%と支出の中でも大きな割合を示しています。もし住宅費が手取り月収の25%を超えているのであれば“住宅費の節約”に関する行動を取った方が良いでしょう。

具体的には

  • 賃貸住宅であればより家賃が安いところに引っ越す
  • 持ち家であれば住宅ローンの借り換えを検討する

住宅費の節約は引越しの準備をしたり金融機関に相談に行ったりする必要があるため、他の支出に比べて難易度が高めです。その分節約できた時の効果は大きいので新居を探す機会があった時は手取り月収と家賃の割合を比較して25%を超えないところを選びましょう。

流動費

流動費とは月によってある程度変動する生活費を指します。ファイナンシャルプランナーや家計コンサルタントによっては『変動費』と呼んでいたりする支出です。

流動費に該当するのは以下の支出です。支出の割合は世帯人数によっても変わってきますがだいたいの目安として以下の割合に抑えられると貯金に回せるお金が作りやすくなると思います。

支出項目 割合
食費 14~18%
被服費 3~4%
日用雑貨 2%

参考:ZAiONLINE『「理想的な支出の割合」を知ってしっかり貯蓄できる家計になろう!』

各項目の節約する主なポイントは以下の通りです。

食費

流動費の中でもっとも節約意識が高くなるのが食費です。食費節約のポイントは

  • 食材の買い方を工夫する
  • 基本的に自炊を心がける
  • 外食する機会は極力少なく
  • 買い出しの時に余計なもの(お菓子など)を買わない

など。

食費を節約するための具体的な方法については世帯人数や収入によっても変わってきます。自分の生活習慣にあった方法で食費にかけるお金を抑えていきましょう。

また、近年ウォーターサーバーや食材宅配サービスなど手軽に食材が買えるサービスも増えています。

わざわざ買い物に行く手間が省けるためこうしたサービスを利用する事自体はアリだと思います。しかしせっかく契約しても利用頻度が低いと毎月支払っている金額がもったいないですよね?

もし以前食材宅配サービスを契約してみたものの

最近宅配サービスを使わないな

と思ったらすぐに解約しましょう。お金を貯めるためにも“ムダな支出”は極力なくすように!

被服費・日用雑貨費

被服費や日用雑貨代は手取り月収の5%くらいにまとめられるのがベストです。とはいっても被服費や日用雑貨代は無理して使う必要はありません。

持っている服がくたびれたり体型が変わって今持っている服が着れなくなったら買うべきですが流行を追いかけて服を買う必要はありません。毎月服を買わなくても生活できるので

別に今の服を着まわせばなんとかなるし

・・・という時は被服費をゼロにしてもOKです。基本的に服も日用雑貨も必要に迫られたら買えばいいのである程度予算としてとっておいて使うべき時が来たら使う・・・という感じでやりくりすればいいでしょう。

その他費用

その他の費用とは固定費にも流動費にも含まれない支出を全て入れます。具体的には以下のような支出と割合については以下の通りです。

支出項目 割合
教育費(子供がいる場合) 10~12%
こづかい(結婚している場合) 10~12%
趣味・娯楽費 2~3%
交際費 2%

参考:ZAiONLINE『「理想的な支出の割合」を知ってしっかり貯蓄できる家計になろう!』

この項目に該当する支出は生活するうえで必要な物を買ったりする支出ではないため、 “無駄遣い”と判断してしまう人もいます。また上記表で言うと『こづかい』のように家族構成によって含まれる項目が変わります。

その他費用に含まれる支出の節約ポイントは以下の通りです。

子どもの教育費

お子さんがいる家庭であれば子供にかけるお金も予算として考える必要があります。具体的には学校に通わせるお金や習い事をさせる時の費用がここに該当します。

しかしだからといって教育費の“かけすぎ”は禁物です。

貯金ができない家庭の中には子供の養育費を必要以上にかけているところもあります。目安としては毎月の給料の10~13%で、それ以上子供にお金をかけている場合は“使いすぎ”と考えましょう。

特に服やおもちゃなどは毎月買い与えなくても大丈夫です。お子さんが可愛いのは理解できますがお子さんの将来のためにも教育費のかけすぎにはご注意を。

こづかい

家計を奥さんが一手に担っている家庭の場合、ご主人に毎月こづかいを渡している家庭が多いと思います。ご主人が自由に使えるお金としてこづかいは渡すべきですが当然“渡しすぎ”は貯金の弊害となるので適正な価格を渡してあげましょう。

もしご主人が

こづかいが少ないから上げてくれ

というようであれば、夫婦で話し合って家計の使い道をじっくり話し合ってください。また下記ページでご主人に「こづかいが足りない」と言わせない具体的な対策も紹介しているのでそちらも参考してもらえばと思います。

趣味・娯楽費

日々のストレスを発散したり気分をリフレッシュするためにも趣味や娯楽を楽しむお金は予算として考えておきましょう。ただしお金を“使いすぎない”ように気を付けてください。

特に乗り気のしない飲み会や行く気が湧かない遊びの誘いはきっぱり断る勇気を持つように。

飲み会も1回行けば4,000~5,000円はかかります。楽しければいいですがイマイチ気が乗らない飲み会に5,000円も払うのはもったいないですよね?

また資格の勉強やキャリアアップのための『自己投資』の費用も趣味・娯楽費と同じ予算から考えるようにしましょう。

自己投資をすれば収入アップできる期待値も上がります。娯楽や趣味に使うよりも自己投資にお金を使う意識を高くしてお金の使い方を考えてみてください。

ただしいくら自己投資とは言え利用しなかったら何の意味もありません。例えば資格の学校や通信教育もあまり利用しなくなったのであればさっさと解約するように。

税金

多くの人があまり意識していませんが近年は“税金”も節約できます。節税は主に会社経営者や自営業者が領収書を集めてするものですが、サラリーマンやOLなど会社に勤務している人でもできます。

例えば『ふるさと納税』とか。

ふるさと納税は好きな自治体に寄付をして、寄付をした自治体から返礼品がもらえる仕組みです。中には“特産品を購入する”という印象を持っている人も多いですが、実は寄付した金額に応じて税金(所得税と住民税)が控除されます。

例えばふるさと納税で3万円寄付した場合、実質自己負担額2,000円を差し引いた28,000円が控除されます。

寄付の上限金額は年収によって変わりますが、誰でもできる“節税対策”です。近年各自治体の返礼品もユニークな物や高価な物が増えているので買い物感覚で節税対策ができるのも大きな魅力と言えるでしょう。

ふるさと納税に関するポータルサイトも増えています。ふるさと納税は「さとふる」など専用サイトを利用して検索できますし楽天市場でもふるさと納税が利用できるので興味があれば調べてみてはいかがでしょう。

ストレスが溜まらない方法でお金を貯める

貯金や節約を始めてしばらくは普段気にしていなかった部分を気にしたり意識する必要があります。そのため正しいお金の使い方が習慣になるまでストレスが溜まりやすくなります。

ストレスが溜まるとイライラする事が多くなり、気持ちが緩んで散財したい衝動が強くなります。お金をコツコツ貯めるのであればストレスが溜まらない方法で取り組むよう心がけてください。

具体的には以下の3点を心がけるとストレスを溜めこまずに貯金が継続できます。予算を考えたりお金の使い方を決める際にぜひ心がけてみてください。

自由に使えるお金を用意しておく

日々の生活費のなかに“自由に使えるお金”の予算をつくっておきましょう。例えば友人と遊びに行くためのお金や趣味を楽しむための費用に充ててください。

お金を貯めるには無駄遣いを減らす必要があります。しかし “自由に使えるお金”までも無駄と考えて使わないように我慢している人もいます。例えば

  • 交際費がもったいないので友人の誘いは断る
  • 趣味に使っていたお金を全額貯金に回す
  • 勉強のために本を買っていたけど節約のために買うのをやめた

などなど。

確かに上記のような支出が多くなれば貯金に回すお金にも影響が出るためセーブすべき支出かもしれません。ただ完全に“支出ゼロ”にしてしまうと貯金や節約などで溜まったストレスが発散できなくなってしまう危険性があります。

お金の使い方によって生まれたストレスを溜めこまないためにも毎月の手取り月収の1割くらいは自由に使えるお金として予算を組んでおきましょう。もちろん“自由に使えるお金”ですから何に使っても問題ありません。

生活費は毎月使い切る

上手にお金が貯められる人は毎月決まった金額を貯金に回しています。言い換えればそれ以外のお金は全て使い切っています。

例えば頑張って食費を節約した結果3,000円の食費節約に成功したとしましょう。この時

3,000円も貯金に回そう

・・・とういたお金を貯金に回すのもアリです。しかし貯金上手な人は

3,000円も余ったからお菓子買おう

・・・といって普段買わないお菓子やスイーツなどを買います。今月分の貯金に回すお金は給料日に隔離しているのでこの3,000円を無駄遣いしても貯金にはノーダメージです。

貯金のためにお金を残さないと

という気持ちでやりくりするのと

別に全部使い切っても大丈夫だから

という気持ちで家計をやりくりするのとでは、後者の方が気持ちははるかにラクです。先取り貯蓄は貯金や節約に対するストレスがかかりにくい方法なのでぜひ先取り貯蓄でお金を貯めていきましょう。

「やったつもり貯金」をする

ちょっと変わり種のお金の貯め方が“やったつもり貯金”という方法です。この貯金法はぴあ株式会社が運営している情報サイト『mimot(ミモット)』で紹介された方法です。

やり方は簡単です。たとえば、誘われていた飲み会に行ったつもりになって、その飲み会代4000円を貯金箱へ、ほしいと思っていた洋服を買ったつもりになって、その洋服代6000円を貯金箱へ入れるだけ。

飲み会に行ったら手放していたであろう4000円は、あなたの将来に役立つお金になります。ほしかった服を買ったら失っていた6000円は、将来のあなたが必要とする6000円になりますよね。

やったつもり貯金を続けていると、お金について考える機会が生まれます。確かにいつも楽しい飲み会だけれど、4000円の価値があるかな、確かにほしい洋服だけれど、6000円の価値を提供してくれるかな、と立ち止まって考えるようになれば儲け物。

我慢しすぎはよくないですが、そういう感覚を身に着けることで、自分にとって本当に必要なこと・不要なことの見分けがつくようになり、お金が貯まっていく快感を味わえるはず。

一度、快感を知ったら、ストレスなくお金は貯まっていくはずです

引用:mimot『【貯金】我慢せず、ケチにもならず「お金が貯まる」7つの簡単テク』

お金を貯めるうえで大事なのは自分の中で

この支出は必要なのか?それとも不要なのか?

の線引きがハッキリできている事。その線引きをきちんと引くための具体策として“やったつもり貯金”はとても有効な方法の1つと言えるでしょう。

もちろん慎重に考えた結果『必要』と判断したのであれば貯金に回さずしっかりお金を使いましょう。使うべき支出と使わない支出のメリハリをハッキリさせられるようになればストレスを溜めこまず貯金ができるようになるはずです。

短期間でお金を貯めるなら「収入アップ」

基本的にお金を貯めるのであれば長期的に取り組む覚悟が求められます。

しかし

できれば短期間でお金を貯めたい

と考えている人もいるはず。もし短期間でまとまったお金を貯めたいのであれば、節約と一緒に“収入アップ”のための行動も積極的にとるといいでしょう。

収入をアップさせる具体的な方法は大きく分けて2つあります。

  1. 本業の収入(給料)を上げる行動を取る
  2. 本業外の収入源を作る

1.については仕事で結果を出したり資格を取得すれば給料は上がります。ただし上がり幅は勤めている会社によっても違いますし必ずアップする保証はありません。

そのため

今よりも収入を増やしたいな

と考えている人の多くは “副業”に取り組んでいます。一昔前まで副業をするのは世間的にあまり良い印象を持たれませんでしたが、2018年からマイクロソフトやソフトバンクなど大企業を中心に副業の解禁がされたのをきっかけに副業を始めた人が増えてきました。

株式会社パーソル総合研究所が調べた副業調査によると

副業に取り組んでいる正社員は10.9%
副業意欲がある正社員は41.0%

調査対象:20~59歳の男女13,958人

引用:PR TIMES『パーソル総合研究所、副業実態・意識調査結果【個人編】を公表 加速する副業。正社員の 10.9%が副業実施中、1年以内の開始 41.3%

という結果が出ました。つまり正社員の2人に1人は副業に対して興味があり、10人に1人は既に副業をしているのが現状です。

副業については色々なやり方があります。サラリーマンなど正社員でもできる副業については下記ページで紹介していますのでそちらを参考にしてください。

まとめ

いかがでしたか?お金を貯めるためには

お金を貯めるポイント
  • お金を貯める目的を決める
  • 自然にお金が貯まる仕組みの構築
  • 収支の見直しと節約の実践
  • ストレスが溜まらない方法で貯金する
  • 収入アップのための行動をとる

の5つのポイントを押さえて貯金に取り組んでみてください。

お金を貯めるのは実はそれほど難しいことではありません。

貯金や節約の取り組み方はもちろんお金に対する考え方を改善すれば自然とコツコツお金は貯めていけるはず。まずは自分のできるところから行動していき、コツコツお金を貯めていってください。

以下の記事も読まれています