通信費節約

通信費を節約する方法~各支出に共通する3つのポイント~

節約のために家計の見直しを行うのであれば個人的に真っ先に見直すべき支出は『通信費』だと思います。なぜなら通信費の節約は結構簡単だからです。

「節約」と聞くと多くの人が“食費”や“光熱費”を連想し、それらから取り組みます。また人によっては無駄遣いを減らすところから始める人もいるでしょう。

確かに食費や光熱費の節約も大切です。無駄遣いも減らせば自由に使えるお金が増えるため貯金もしやすくなります。

しかし節約に最も効果的な見直しは通信費だと思います。そんな個人的に最も節約が簡単な通信費の節約をするにあたってのポイントを3つ紹介します。

通信費に含まれる3つの支出

通信費・・・と言いましたが通信費に含む支出項目は人によって違うと思います。もしかすると

具体的に何が通信費なの?

と悩む人もいるかもしれません。

当ページでは僕が実際に通信費を節約した行動や考え方を中心にお話ししてきます。そのためにはまず

何が通信費に含まれるか?

を先に明確にしておきます。僕が“通信費”と考えているのは次の3つです。

携帯電話・スマホ代

今では小学生からお年寄りまで幅広い年代で持たれている携帯電話。もちろん携帯電話の利用料は通信費に含まれます。

また最近ではガラケーよりもスマートフォンを持っている人の割合が多いと思います。

スマートフォン利用者の多くは通話よりもインターネットを利用する機会が多く、料金の内訳も通話料よりもパケット通信料やコンテンツ利用料が料金の割合を占めているのではないでしょうか。

またスマホゲームで遊んでいる人の中には課金している人もいると思います。ただゲームの課金となると支出目的が少し変わってしまうので、僕はゲームの課金は通信費で考えません。

固定電話料金

携帯電話の普及によって利用者が減ったのが固定電話です。最近はマイホームを持っている人でも固定電話を引かない家庭もあると思います。

以前はインターネット接続がダイヤル回線で行われていましたが、近年は光回線がメインとなっているため、あえて固定電話を引きこむ家庭が少なくなりました。ちなみに僕も固定電話を自宅に引き込んでいないため固定電話料金は『ゼロ円』です。

インターネット利用料

インターネットを利用するにあたってかかる費用を指します。以前はケーブルを端末(もっぱらパソコン)に指さないとインターネットが利用できませんでしたが、技術の進歩によって色々な種類のインターネット接続が可能になりました。

当然接続方法によって契約プランも異なりますし、インターネット利用料も変わってきます。

インターネット利用料が安くなるか?は契約したプランによって変わってきます。つまり契約プランと自分のインターネットの使い方が合致していないと通信費が増える危険性がありますのでインターネットを利用する際は正しい契約プランで加入しましょう。

インターネット契約で失敗しないポイントは下記ページで詳しく解説しています。

上記以外の通信費とは?

僕が家計を見直す際に“通信費”として考えるのは基本的に上記3つです。(正確に言うと固定電話は利用してないのでスマホ代とインターネット利用料のみ)

あとはたまに発生する『運送費』は通信費の中に含みます。例えば

  • 切手購入費
  • 荷物の配送料

などなど。ただ上の2つについては毎月一定上の支出があるわけではなく、年に数回くらいしか発生しないので通信費を見直す時はあまり考えていません。

切手にせよ宅配便代にせよ1回の支出で極端に高い金額はかからないので“雑費”として考えておけば問題ないと思います。ただし自営業を営んでいる人や副業で転売を行っている人は毎月配送料がかかってくるので『通信費』として見直す対象にしてもいいかもしれないですね。

通信費節約の基本は「プランの見直し」

先ほど紹介した通信費

  • 携帯電話・スマホ代
  • 固定電話料金
  • インターネット利用料

の3つが通信費を見直すうえで注視すべき支出だと僕は思います。各支出の見直しや具体的な節約方法はそれぞれ微妙に違いますが共通点もあります。

その共通点とは『契約プランの見直し』です。

そもそも通信費は以下の3つの料金の合算になっています。3つの料金のバランスは契約プランによって調整されており、自分に合った契約プランで加入することで余計な料金発生を防ぎ、通信費の節約につなげられるのです。

通信費を構成する3つの料金についてはそれぞれ以下のような特徴があります。特徴を理解すると

自分はどんな契約プランに加入すればいい?

がハッキリしますので通信費節約のためにぜひ知っておいてください。

基本料金

基本料金とは利用するにあたって必ず発生する料金を指します。仮に1秒も利用しなくても基本料金だけは絶対に発生します。

契約プランによって基本料金が変わります。ただし基本料金が安いプランだと別途発生する利用料が高くなるため

基本料金が安いプランに入ればいいのね?

・・・というわけではないので誤解のないように。

また基本料金が高くなると無料利用分が増えたり無料で利用できるオプションが増えたりします。ただし、いくら無料利用分が多くても使いきれなかったら高い通信費を払い続けないといけないので自身の利用頻度に合わせた基本料金のプランに加入しましょう。

利用料

利用料とは主に利用した時間や容量に応じて発生する料金を指します。具体的には

  • 携帯電話の通話料
  • スマートフォンでのインターネット利用料(パケット通信など)

などが該当します。

先ほどの基本料金でもお話ししたように、プランによって無料で利用できる範囲が限られます。当然無料分が多ければ多いほど基本料金が高くなりますので

普段私はどのくらい使うんだろう?

と、自身の使い方を振り返ってから契約プランを見直すと失敗しないと思います。

オプション料金

オプション料金とは基本料金や利用料以外でかかってくる料金で、プラスアルファのサービスをつけたい時に発生する料金です。例えば

  • スマートフォンのサポート保険
  • LINEのスタンプ購入費
  • 動画アプリの有料会員

などなど。個人的に契約プランを見直すにあたって一番チェックすべきが

オプション料金でいくら支払っているのか?

です。特に携帯電話やスマートフォンの場合、機種変更や新規申し込みの時にショップ店員に勧められたオプションに加入したままでいまだに解約せず支払っているオプション料金があったりします。

僕もガラケーからスマートフォンに換える際に「いい機会だから・・・」と契約プランを見直したところ、全く使っていないオプションが5個くらいありました。当然使わないので解約したところ基本料金が2,000円くらい安くなったのを覚えています。

もちろん必要なオプションはそのまま残しておくべきですが

もうこのサービス使わないよね?

というオプションはガンガン解約して通信費をスッキリさせましょう。スマホ代やインターネット代を2年以上見直していない人はもしかすると余計なオプション料金が隠れている可能性があるので早めの見直しをお勧めします。

利用頻度に見合った節約法を実践する

通信費の見直しで最も大事なのは“自分の使い方に合った契約プランで利用する”ことです。極端な言い方をすれば自分に合った契約プランに乗り換えるだけで通信費の節約は9割成功と言っていいでしょう。

節約系のサイトやブログを見てみると、当然のように通信費について言及している記事があります。

「スマホ代を節約するなら〇〇しましょう!」
「ネット代を抑えるなら×××から!」

・・・みたいなタイトルで紹介されています。

もちろん言っている内容は決して間違いではありません。しかし一概にその通りにすれば必ず通信費が節約できるか?と言われると僕は「NO」だと思います。

スマホにせよパソコンにせよ人によって利用頻度が異なります。通信費は利用した時間やデータ量に応じて料金が変わる支出でもあるため、同じ節約術でも成功する人と失敗する人が必ず出ます。

さらに言えばよく利用する端末によっても通信費の節約方法は異なります。

同じ通信費の節約でも“パソコン”と“スマートフォン”とでは具体的な節約方法が違います。両タイプの節約のポイントは以下の通りです。

主にパソコンを使う人の節約法

どちらかというと僕はパソコンをよく使う人間です。動画を見たりするのもスマートフォンよりもパソコンの方が多いです。

検索も当然パソコンで行うため、光回線を家に引き込んでインターネットを利用しています。インターネットが安定するから・・・というのもありますが価格面で

光回線を引いた方が安い

と感じたからです。

基本的にパソコンは自宅でしか使用しません。外出先でも利用する機会が多ければモバイル回線にしていたと思いますが、あまり出先でパソコンを開いてインターネットを・・・といった使い方をしないので光回線を引き込んで使っています。

最近だと「光コラボレーション」などで意外と安く引けますからね。

基本的に光回線は基本料金のみで使い放題なので、自宅にあるパソコンメインでインターネットを利用している人は従量制の通信費よりも定額制のプランで契約した利用した方が通信費の節約につながりやすいと思います。(もちろん使う頻度にもよりますが)

主にスマホを使う人の節約法

パソコンは使わないけどスマホは結構使うかな?

・・・という人は、自宅に光回線を引き込んでもほとんど使う機会が少ないと思います。逆にスマホの契約プラン等を優先的に見直すと通信費の節約ができるでしょう。

例えば格安スマホに乗り換えると、スマホ代の基本料金は大きく下げられます。

格安スマホの特徴については下記ページで詳しく解説しています。注意すべき点はありますが割と簡単に乗り換えられるので格安スマホを検討している人はぜひチェックしてください。

またスマホで動画を見たりしてパケットの通信制限に引っかかりやすい人は思い切ってモバイル回線の契約も検討してみてもいいかもしれません。

例えばWi-Fiが飛んでいない地域(電車の中など)で動画を見ている人はパケット通信量が多いためスマホ代もかさみがちになります。ならばポケットWi-Fiを別で契約してインターネットを利用する時はポケットWi-Fiを使った方が結果的に通信費が安くなる場合があります。

支払先が2つになるデメリットはあるものの、使い方や月間使用量によってはそちらの方が安くなる人もいるはず。スマホを頻繁に利用する人はスマホ代の内訳を一度確認して

具体的に何にお金を使っているの?

を把握するところから見直しを始めてみてください。

生活環境に合わせた節約を心がける

通信費はパソコンやスマホの使い方によっても節約法が変わります。また“生活環境”によっても具体的な節約は変わってきます。

とはいっても食費のように「あれしましょう」「これしましょう」というものではありません。単純に

  • どんなサービスを利用するか?
  • どんな契約プランで加入するか?

が変わるだけです。例えば

  • 一人暮らしの人
  • 戸建てに住んでいる人
  • マンションに住んでいる人

とで通信費の節約術は以下のように変わります。

一人暮らしの場合

一人暮らしの人が通信費を抑えたいのであれば、まず光回線や光コラボレーションを利用する必要はありません。もちろん自宅でパソコンを長時間使う人の場合は例外ですが、スマホ代とモバイル回線を上手に利用すれば通信費は抑えられます。

また

パソコンって全然使わないんだよね?

という人であればモバイル回線もいらないかもしれません。もし自宅でパソコンを使う機会があってもデザリングだけで十分だったりしますからね。

一人暮らしの人の通信費は自然とスマホが中心になってくると思います。スマホの使い方や契約プランから見直していくと上手に節約できるでしょう。

戸建て住宅の場合

家族で戸建て住宅に住んでいれば工事をして光回線を引き込めば利用できるので節約法の選択肢の幅が広がります。具体的には

  • インターネットの利用頻度
  • 電話の利用頻度
  • インターネットを利用する家族の人数

によって選択肢が変わります。

例えば主にパソコンを利用する人が1人でもいれば光回線を引いておけば家族全員がインターネットを利用できます。さらにルータから飛んでいるWi-Fiを利用すれば自宅にいる時に限りますがスマホで動画などを視聴してもパケット代はかからないためスマホ代節約にもつながります。

また固定電話も普段の利用頻度から契約するかどうかを判断すればいいかと。

例えば家族への電話もスマホや携帯電話だったら固定電話はいりませんからね。また基本料金やかける相手が住んでいる場所によっては固定電話より光電話の方がやすいケースがあります。

家族がよく使う通信手段から見直す契約や使い方を考えましょう。

マンション住まいの場合

マンションに住んでいても通信費の節約に関する考え方の基本は戸建て住宅に住んでいる人と変わりません。ただ住んでいるマンションのインターネット回線状況は確認しておく必要があります。

マンションのインターネット回線は共同のところがあります。つまり築年数が古いマンションだと光回線が引かれていない可能性があり、光回線が利用できない可能性があるのです。

マンションで光回線が利用できないとインターネットの利用方法は限られます。まずは

うちのマンションは光回線が使えるの?

を調べるところから始めるのが良いでしょう。光回線が使えるマンションなのであれば光回線が良いと思いますが、使えないのであれば家族のデータ利用量に応じたモバイル回線を利用するのが良いと思います。

自分に合った通信費節約を知る方法

これまで通信費を節約するための方法をあらゆる状況ごとに紹介してきました。ただ個人的に通信費は

「〇〇すれば絶対に節約できる!」

といったものではなく、人によってベストな選択が変わる支出だと考えています。

通信費は利用方法や利用頻度に合った契約プランに加入すれば簡単に節約できます。しかし利用方法も利用頻度も人によって違いますよね?

『〇〇〇ひかりがお得です!』

と言ってもスマホの使い方によっては大してお得にならない場合もあります。つまり通信費を節約したいのであれば“自分の使い方”に合った契約をして利用するのが重要。

しかし

自分に合った契約ってどれよ?

と悩む人もいると思います。インターネットにせよスマホにせよ契約プランがたくさんあるうえにキャッシュバックやキャンペーンがプラスされて複雑になっているのもありますからね。

もし“自分に合った契約”が分からないのであれば、一度通信費について無料相談できるサービスを利用してみてはいかがでしょう。

実は保険相談サービスのように、インターネットやスマホの見直しや乗り換えの相談を無料で行ってくれるサービスがあります。実際に乗り換えにかかる費用等は発生しますが“相談料”はかかりませんので

どこに乗り換えると通信費が安くなるのかな?

が知りたい人は使ってみてください。通信費の無料相談サービスの詳細については下記ページで詳しく紹介しています。デメリットや利用する際の注意点も記載しているのでぜひ参考にしてください。

まとめ

極端な言い方をすれば通信費は現在加入しているプランを見直し、よりお得なプランに乗り換えるだけで節約できるため、家計を見直すのであれば真っ先に取り組むべき支出だと思います。

例えば月々の通信費を1,000円安くできれば年間で12,000円の節約に成功したのと同じ意味になります。

当ページで紹介したポイントを押さえれば少なくとも間違った見直しや自分の使い方に合わない契約プランに乗り換えて失敗する可能性は低くなります。自分の使い方に合った契約に上手に乗り換えて賢く通信費を節約してください。