貯金の基礎知識

貯金下手でもできる!500円玉貯金を成功させる5つのコツ

貯金の方法の中でも入門編みたいな手段が500円玉貯金です。500円玉貯金のやり方はシンプルで「500円玉をひたすら貯めていく」というもの。

ただし500円玉貯金にも正しいやり方があります。例えば500円玉を入れる入れ物や500円玉を作り方などポイントはいくつかあります。

特に500円玉貯金を成功させるには次の5つのコツは押さえておきましょう。それだけでも成功率は大きく上がるはずですから。

500円玉を入れる貯金箱を用意する

500円玉貯金をするのであれば入れ物が必要です。具体的には500円玉を貯めておく貯金箱を用意するところから始めましょう。

貯金箱はインテリアショップや雑貨店はもちろん100円ショップでも売られています。500円玉を貯めておくための入れ物ですから高価なものである必要はありません。

貯金箱を選ぶうえで大切なのが「最初は小さい貯金箱」にすること。

貯金箱が小さければすぐにいっぱいになります。貯められる上限額は少ないですが「貯金箱がいっぱいになるまで貯められた」という達成感が得られるため貯金のモチベーションが高まります。

特に貯金癖がついていない人は無理して大きな貯金箱で始めるのではなく、小さい貯金箱から始めましょう。さらに500円玉貯金を長続きさせるために、次のような貯金箱にするのがおすすめです。

「フタ」がない貯金箱

貯金箱によってはすぐに中身が取り出せるタイプとあえてフタがないタイプがあります。貯金を本格的にしたいのであればフタのない貯金箱を選びましょう。

フタがない貯金箱でお金を貯めると、壊さないとお金が取り出せません。もちろん壊したらその貯金箱は使えませんから壊すのに躊躇するようになりますよね?

逆にフタがあるとそこから簡単にお金が取り出せるため一向にお金が貯まっていきません。特に初めて500円玉貯金を始める人はフタがない貯金箱を選びましょう。

キャラの形をした貯金箱

貯金箱の中にはキャラの形をした貯金箱もあります。かわいいブタの貯金箱・・・なんてのはイメージしやすいと思いますが、こうしたキャラの形をした貯金箱で始めるのもアリです。

キャラの形をしていると部屋のインテリアとして置けるため貯金箱を壊しにくい心理が発動しやすいからです。好きなキャラの貯金箱を見つけたら、それを買って500円玉貯金を始めると貯めやすくなるのではないでしょうか。

マグカップ

すぐに貯金箱が用意できない時の対処法としてお勧めなのがマグカップです。マグカップは容量もそこまで大きくないためすぐにいっぱいにできるため貯金箱の代用にしやすいです。

デメリットとしてはフタがないため貯めたお金をすぐに使えること。そのため手元にお金があると「すぐに使ってしまいそう・・・」という人はとりあえず小さな貯金箱を100円ショップで買ってきた方がいいかもしれません。

お金に「ゆとり」がある日に貯金を始める

500円玉貯金に限った話ではないですが、貯金を始めるのであればお金にゆとりがある日に始めるようにしましょう。具体的には給料やボーナスが入った日がベストです。

貯金にお金を回すということは普段使えるお金が減ることを意味します。そのためお金がない時に貯金を始めると家計のやりくりが大変になります。

500円玉貯金も同様です。500円玉貯金の場合だと買い物なので500円玉を作るところから始めるわけですが、お金がないと500円玉を作ることもできません。

貯金は“始め”が肝心です。

お金の余裕がある時に始めるとゆとりをもって貯金ができるようになります。500円玉貯金も給料日から始めた方が長続きしやすいので「始めるタイミング」は注意しましょう。

貯金箱を“重く”してから始める

500円玉貯金が長続きしない理由の1つが『貯まっている実感がない』です。500円玉貯金の場合、貯金箱の重さで貯まり具合が把握できるのですが、貯金箱が軽いと「まだこれだけか・・・」とモチベーションがどんどん下がっていき、最終的に諦めてしまいます。

そこで500円玉貯金を始める時に、ある程度貯金箱が重くなるくらいまで貯金箱に入れておきましょう。

貯金箱を最初から重くしておくだけで貯金に対するモチベーションが下がりにくくなります。またあらかじめ貯金箱にお金を入れておけばいっぱいになるまでの期間が短くなるため達成感も味わいやすいメリットもあります。

特に何度か貯金を挫折した人は始める前に貯金箱を持った時に重さを感じるくらいまで重くしてから始めてみてください。

3万円分くらい入れるとかなり重い

あらかじめ貯金箱を重くするためにお金(500円玉)を入れておく方法ですが、具体的にどのくらいの重さにすればいいのか?

体感的に「お、ちょっと重いぞ」と感じるくらいであればいくらでも構いません。例えば1万円分入れた場合500円玉を20枚入れるわけですから、意外と重さを感じるでしょう。

お金に余裕があるのなら3万円分くらいいきなり入れてもかまいません。60枚分ともなるとかなりの重さになるので貯金のモチベーションもあまり下がらなくなるでしょう。

500円玉を入れる専用袋を用意する

500円玉貯金をするために重要なのが『500円玉をもらう』ことです。500円玉は買い物をした時のおつりでもらうのが主なもらい方になります。

つまりおつりで500円玉をもらったら使わずに貯金箱に入れないといけないので、使わないようにしないといけません。そこでお釣りでもらった500円玉を入れておくための専用袋を用意しましょう。

500円玉を財布に入れてしまうと「使えるお金」と混合してしまいつい使ってしまう恐れがあります。それを防ぐために500円玉専用の小銭入れをカバンにいれておき、おつりで500円玉をもらったら普段使っている財布ではなく専用の小銭入れにいれて持ち帰るように。

無理して500円玉を作らなくてもいい

500玉を買い物のおつりでつくるのが500円玉貯金の基本的な貯め方ですが、注意すべき点もあります。それが「無理して500円玉を作らなくてもいい」です。

500円玉をおつりでもらうためには500円未満の商品を1000円札で支払う必要があります。ということは、毎日1枚は貯金箱に入れようとすると毎日何かしらの買い物をしないといけない・・・ということになります。

必要な買い物(食料や日用品など)でも毎日は行きませんよね?しかし500円玉を作るために余計なものを買ってしまうと結局無駄遣いをしているのと同じことになります。

1日も早く貯金箱をいっぱいにしたい気持ちが出てくるかもしれません。しかし貯金はもともと“気長”にやるべきもののため、無理して500円玉を作らなくても大丈夫です。

どうしても早く貯金箱をいっぱいにしたいのであれば、お金に余裕がある時に数千円分を500円玉に両替して入れましょう。「500円玉貯金しているから・・・」といって余計なものを買わないよう“お金の使い方”だけは間違えないように。

貯まり終わったら換金して使う

500円玉貯金は貯金箱がいっぱいになったらひとまず終了になります。いっぱいになったら貯金箱からお金を取り出していくらあるか確認しましょう。

貯めたお金は自由に使ってかまいません。欲しいものがあれば思い切って買うのもアリです。

そもそも貯金とは未来に使いたいお金を貯めるための行為を指します。一生懸命貯めたお金を使ってもそれが本来正しい使い方でもあるので、好きなことに使ってかまいません。

また好きなことにお金を使うことで「また貯金しよう」という意欲がわきます。これが次の貯金のモチベーションにもなりますし、貯金する癖がつくきっかけにもなります。

1サイズ大きい貯金箱に移し替えるのもアリ

貯めきったお金は個人的に使った方がいいと思いますが「特に使うものがない」というのであれば新しい貯金箱に移し替えるのもアリです。とはいえ今までと同じサイズの貯金箱だとすぐにいっぱいになってしまいますから移し替えるならもう1サイズ大きい貯金箱にするのがポイント。

例えば10万円貯まる貯金箱から30万円貯まる貯金箱に全額移し替えると、10万円貯まった状態からスタートすることになります。500円玉貯金で50万円やⅠ00万円貯めている人は貯金箱を徐々に大きくして貯めているだけです。

もし貯金の目標額が高い人(数百万円単位)はこうして貯金を増やしていきましょう。その方が貯金する“クセ”もつきますので確実にお金を貯めやすくなります。

まとめ

500円玉貯金は気軽に始められるため貯金に苦手意識がある人や挫折した経験がある人におすすめの貯め方です。とはいてテキトーに取り組んでも一向に貯まらないので

500円玉貯金のポイント
  • 貯金箱の選び方
  • 貯金を始めるタイミング
  • 貯金箱を重くする
  • 500円玉を持ち帰る「袋」を用意する
  • 貯め切ったら貯金は使う

の5つを心がけて取り組んでみてください。

以下の記事も読まれています