食費節約

意外と簡単?食費が節約できる献立を立てる際の5つのルール

食費の節約で大切なのは「自炊」することです。しかしいざ自炊しようと思っても「何を作ればいいんだ?」って献立に悩むことはありませんか?

食費の節約は「安いものを買えばいい」ではありません。生きていくうえで食事は大切ですし、バランスの良い食事を心がけないと健康な状態の維持が難しくなったりします。

そのため、食費の節約はあらゆる生活費の中で最も難しいと思います。

そんな難しい食費の節約ですが、実際に成功している人もたくさんいます。色々調べてみたところ食費の節約に成功している人達は「献立の立て方」を工夫していることが分かりました。

では具体的にどんな献立の立て方をすると食費の節約が可能になるのでしょうか?

献立を考える時は「ざっくり」でOK

献立の立て方は人によって違います。細かい性格の人であればメイン料理はこれで添え物はこれを作って・・・とこと細かいに計画されるでしょう。

献立を決めておいた方が食材で何がいるか?が明確になります。つまり「どの食材が必要か?」がハッキリするため食費の節約もしやすくなります。

しかし、全ての献立をキッチリ決める必要はありません。

献立を事細かに計画したほうが食費を節約しやすいかもしれませんが、考えるだけでも疲れてしまいますよね?また献立は必ずしも計画通りになるわけではないので多少アバウトに考えても問題ありません。

例えば「今日は肉料理」「明日は魚」くらいの献立で十分。また料理を作りながら品数が物足りないと感じたらサラダなどを急きょ加えてみたり、多いと思ったら就く予定のものをやめたりしても大丈夫。

もちろん今日作る予定のものを明日に持ち越したり、明日作るはずだったものを今日作ったりなどのスケジュール変更をしても問題ありません。ある程度臨機応変に献立を立てたほうがこうした変更がしやすいので献立はある程度ざっくり考えるようにしましょう。

どこまで細かく考えるか?についてはその人の性格にもよります。「献立考えるのが大変・・・」となると食費を節約するのに疲れてしまうので、あまり気負いせず考えてください。

献立は“5日分”ごとに考える

食費を節約したいのであればやはりほぼ毎日自炊することが大切です。つまり7日分の献立が必要になります。

しかし食費の節約が上手な人は献立を7日分も考えていません。

たいてい5日分の献立だけを考え、残り2日は冷蔵庫にある食材から「これでいいか」と流動的な献立にしています。つまり一週間のうち2日間だけは“手抜き”をするわけです。

手抜きというと聞こえが悪いですが要するに「手間のかからない料理」にするということ。例えば鍋であれば野菜を切るだけですし、焼き肉もホットプレートを出して焼くだけですから調理の手間はかかりませんよね?

よほど料理が好きな人でない限り、毎週7日間の献立を考えるのは大変です。しかし5日間だけでしたらレパートリーが少ない人でもある程度献立が立てられるのではないでしょうか。

特に自炊するクセがついていない人は、無理して7日分の献立を考えず5日分だけ考えてみましょう。

たまに外食しても食費は節約できる

先ほど「週5日分だけ献立を立て、残りの2日は臨機応変に作りましょう」と言いましたが、この2日間については自炊だけが選択肢ではありません。場合によっては外食するのもいいでしょう。

食費の節約において外食は控えた方が良いと言われています。しかし、絶対にダメか?といわれるとそんなことはありません。

事実、毎月外食をしながら食費をしっかり節約できている人もいます。食費の節約するうえで外食が多くなるのはよくありませんが“外食=食費節約の失敗”ではないので、外食で済ませる日があっても大丈夫です。

ただし、外食の機会が多くなればやはり食費は増えてしまいます。下記ページで食費の節約をするうえでの外食の仕方における注意事項をまとめていますので、そちらを参考にしてください。

使いまわせる食材中心に献立を考える

食費を節約するうえで大切なのが「どんな食材をどれだけ買うか?」です。上手に食費の節約ができている人がこの食材の買い方が上手だと言えるでしょう。

食材によっては特定の料理にしか使えないものもあれば、どんな料理にも入れられるものがあります。食材を買う時はなるべく「使い道が多い食材」を中心に買うようにしましょう。

例えば

野菜で言えばたまねぎ、にんじん、ねぎなど
肉で言えばひきにくや鶏肉など

基本的に食材を買っても全部を料理に使うわけではありません。作る量によっては多少なりとも残ってしまうことがあるでしょう。

そんな時でも使い道が多い食材であれば、別の料理に使ったりできます。例えば肉じゃがで使う食材の多くはカレーやシチューに代用できたりしますよね?

逆にバリエーションが少ない食材についてはその都度それだけを買いに行くのもアリです。普段の買い物ではなるべく使い道が多い食材から買うようにすると結果的に食費の節約につながるでしょう。

買い物しながら献立を考えるのもアリ

先ほど「週5日分の献立を考えましょう」と言いましたが、どう頑張っても2,3日分の献立しか思い浮かばない時もあると思います。そんな時は思い浮かんだ献立だけ立ててすぐに食材を買いに行きましょう。

当然ですがスーパーなどに行けばたくさんの食材を目にします。そこで目にした食材をきっかけに

「あ、これ作ろう」

といった感じで、献立が思い浮かぶこともあります。特にセールで安くなっている食材から逆算して献立を考えても食費を抑えられるのでおすすめです。

買い物しながら献立を考える際の注意点

買い物をしながら献立を立てることで安くなった食材を中心に考えられるため、食費の節約がしやすくなります。ただし買い物から献立を考えるさいにはいくつか注意点があります。

特に「食材選び」と「食材を買う量」には注意してください。

食材選びの基本は「安さ」

買い物をしながら献立を考える場合、スーパーで売られている食材をきっかけにアイデアが浮かんでくると思います。この時食材を選ぶ際には当然「安さ」を基準に選ぶようにしましょう。

例えば

「魚が安くなっていたので今日は焼き魚にしよう。あと豚肉もセールしていたから明日は豚肉を使った料理にして・・・」

といった感じですね。そうすれば普段買うよりも食費が安く済みます。

また献立を考えながら買い物をする場合、当日分だけでなく向こう3~5日分の献立を考えながら買い物をするように。そもそも食材は1食分単位で売られておらず、ある程度量がまとまっている状態で販売されているため、数日間分の献立を考えながら買い物をすることで食材の無駄が出にくくなります。

安い食材の具体的な選び方については下記ページで紹介しています。そちらを参考に「安い食材」を探してもらえばいたずらに食費がかさむ心配はないと思います。

冷蔵庫の中身の確認は忘れずに

どうしても献立が思いつかずとりあえず買い物に行って献立を考える場合、絶対にチェックすべき項目があります。それが「冷蔵庫の中身」です。

新しく冷蔵庫を買った人でない限り、何かしら冷蔵庫の中には食材が入っていると思います。特に自炊を長く続けていれば当然余っている食材もでてくるでしょう。

そういった“余っている食材”を知っておかないと無駄な食費が増えてしまいます。食節約のコツは「足りない食材をなるべく安く」ですから、あらかじめ冷蔵庫の中身を確認して買わなくてもいい食材を把握しておいてから買い物に行ってください。

献立に困ったら「クックパッド」

いろいろ考えたり買い物に行ったりして献立を立てようと思っても、思いつかない時は全く思いつきません。特にあまり料理する習慣がない人だと料理できるレパートリーも少ないですから、どうしても献立を立てる段階で苦労するでしょう。

そんな時は「クックパッド」で色々検索して献立を考えましょう。

クックパッドには200万以上のレシピが掲載されており、主婦をはじめ多くの人利用されているレシピサイトです。またクックパッドは食材からレシピを逆算できる機能もありますので、余っている食材から献立を立てられます。

またクックパッド以外にもインターネット上には食費が節約できるレシピが掲載されているホームページやブログがたくさんあります。これらの情報からアイデアをもらいながら献立を考えてください。

もちろん「これは面倒だな」と感じる料理を無理に作る必要はありません。自分の出来そうな献立を中心に考えましょう。

まとめ

具体的な食費節約につながる献立の立て方は人によって違います。しかしここで紹介した5つのポイント

アバウントに献立を立てる
週「5日」だけ考えればOK
使い道が多い食材中心に買う
買い物しながら献立を立てる
クックパッドを使って献立を立てる

は食費節約の基礎ともいえることなので、ぜひとも実践してください。もちろん全部やる必要はなくできるものから始めてもらっても食費の節約につながるのでできるところから始めてもらえればと思います。