貯金の基礎知識

お金が貯まる人は考え方から違う?貯金成功者の共通点

お金が貯まる人」と「お金が貯まらない人」とには様々な違いがあります。収入はお金の使い方はもちろん性格や生活習慣にも違いがいくつか見えます。

ではお金が貯まる人にはどんな特徴があるのか?ここではお金が貯まる人の特徴として

考え方
性格
貯金の仕方
生活習慣

別にまとめてみました。もしお金がうまく貯まらないのであればこれらからお金が貯まる人のマネをしてみてはいがでしょう。

お金が貯まる人が持っている「考え方」

お金が貯まる人が持っている考え方とは「お金」に対する考え方です。

お金をどんなものと見ているのか?
お金をどう扱っているのか?

は考え方1つで変わってきます。具体的にお金が貯まる人というのはお金について次のように考えています。

「お金がない」とは思わない

お金が貯まる人はお金を自分の身の丈にあった使い方をしています。そのため「お金がない」と感じること自体が少ないのです。

身の丈に合った使い方とは、自分の収入に見合った支出しかしない・・・ということ。今あるお金をどう使えば有意義に過ごせるか?を考えて使っているため「お金がない」という発想が生まれてこないのです。

逆にお金が貯まらない人ほど「お金がない」と考えています。もちろん収入が少なくてお金がないと思っている人もいるでしょうが中にはそれなりに収入があるにも関わらず「お金がない」「貯金ができない」という人も少なくありません。

収入がある程度ありながら「お金がない」という人の多くは、収入と支出のバランスが悪いのが最大の原因です。

例えば趣味や遊びにお金を惜しみなく使ってしまったり、つい衝動買いや無駄遣いが多くなってしまったり。収入が多くても支出も多かったら結局お金は貯まりませんからね。

「お金がない」と思わないようにするには

・自身のお金の出入りをきちんと把握する
・今の収入にあったお金の使い方をする

の2点が大切。特に衝動買いや無駄遣いを減らすだけでも自由になるお金は増えますので、一度家計簿をつけるなどして収支のチェックをしてみてください。

お金が無くなることを怖がらない

お金が貯まる人は“使う”ためにお金を貯めています。そのため、お金を使うことはもちろんなくなることにあまり抵抗を感じませんし怖がってもいません。

お金を貯めるために「なるべく使わないように・・・」と考える人が多いですが実は逆。お金は使わないと貯まりません。

もちろん無駄遣いなどをしていてはダメですが、正しく使えばきちんと使った以上のお金が自分の手元に戻ってくることをお金が貯まる人達はちゃんと理解しています。正しい使い方については後述しますがお金が無くなることを怖がらず、ここぞという時はしっかり使うようにしましょう。

「もったいない」と感じない人ほどお金は貯まる

明石家さんまさんが司会を務める「ホンマでっか!TV」という番組で、2016年8月24日に「お金」をテーマに各専門家の先生達が様々な意見を述べていました。その中で脳神経評論家の菅原道仁先生が次のような見解を述べていました。

『途中でやめたらもったいない』と考える人が一番お金が貯まりません。

たとえば『毎号買えば最後に模型が完成するという雑誌』を例に挙げると、

途中で雑誌の必要性を感じなくなったから買うのをやめた:お金が貯まる人

雑誌の必要性は感じなくなったが途中まで出来た模型がもったいなくて最後まで買った:お金が貯まらない人

といった感じです。

引用:Momo-topi

ここで紹介されたお金が貯まらない人の特徴はそのまま「お金が無くなるのを怖がる人」に当てはまります。今やめたらせっかく使ったお金が無意味になる=お金が無くなる・・・だからやめれない。

確かに途中でやめてしまってはお金を捨てたのと同じと感じるでしょう。しかし必要ないものを買い続ければ無駄遣いが増えるだけ・・・という解釈もできますよね?

お金が貯まる人は常に『価値』と『価格』を比較してお金を使っています。いわゆる投資の“損切”のように価値がないと感じたらスパッと見切りをつけられるのがお金が無くなるのを怖がらない人といえるのです。

だからお金の使い方も上手。貯金できている人がどんな風にお金を使っているか?については下記ページで具体的に紹介しています。

お金が貯まる人の性格は「ポジティブ」

お金が貯まる人でも無駄遣いや衝動買いが1回もなかったわけではありません。もしかすると過去に散財した経験がある人も少なくないでしょう。

しかし無駄遣いや衝動買いからお金の使い方を反省し、改善する方法を実践すれば少なくともこれ以上支出が増える心配はいりません。例えば

「どうしたら無駄遣いがなくなるのか?」
「今後衝動買いをしないようにするにはどうすればいいのか?」

などなど。使ってしまったお金は返ってきません。ならば間違って使ったお金を反省材料にして今後の使い方を改めるきっかけにすればただの『無駄遣い』にはなりませんよね?

お金が貯まる人はこのように、間違ったお金の使い方もポジティブに捉えて行動しています。だから徐々にムダな支出が少なくなり、貯金に回せるお金が作れるのです。

下記ページで紹介している1000万円の貯金を貯めた人も、具体的な方法の多くは間違ったお金の使い方から学んだものだと思います。

またポジティブな考えは、時に新しい選択肢を生み出してくれます。

例えば収入が少なく生活費だけでギリギリの人であれば「だったら収入を増やせばいいんじゃない?」という考えが浮かびます。こうした考えもポジティブな性格からくるもの。

もちろん考えるだけでなくきちんと行動もします。

収入を増やすためにはどうしたらいいのか?
どんな方法が自分には合っているのか?
他の人達はどうやって収入アップを実現しているのか?

など、前を向いて行動しています。こうしたポジティブな性格や思考はお金を貯めるうえでもとても重要。

「なんでこんなのに使ったんだろう?」

と後悔しても、そこからは何も発見はありません。過去に戻ってやり直せないのであれば、過去の過ちを反省して同じ失敗をしないよう気を付ける・・・お金が貯まる人は常にそれの繰り返しをしているだけなのです。

お金が貯まる人は「財布」の使い方がキレイ

風水については信じる人もいれば信じない人もいると思います。ですが風水とは関係なくお金が貯まる人は財布を大切に使っている傾向があります。

財布をきれいに使うと所持金の把握も簡単になりますし「お金を大事に使おう」という意識も高くなります。お金を大事に使おうとすれば、無駄遣いとかついで買いをする意欲も薄れるため、支出がいたずらに増える心配も少なくなります。

では具体的に財布をどのように使えばいいのか?ポイントとしては次の3点です。

お札の向きが一緒

お金が貯まる人はお札の向きをそろえるこだわりを持っている人が多いです。お札の向きがバラバラだとエネルギーの流れが乱れてしまい、お金が出ていきやすいと風水では言われているからです。

お札の向きを上向きにするか?下向きにするか?は人によって意見が変わります。自分がしっくりくる方で構わないのですが向きをそろえるよう意識して使うだけでもお金の使い方は大きく変わるでしょう。

ポイントカードは極力入れない

お金が貯まらない人は財布にたくさんのポイントカードを入れています。財布に入れておけばいつでもポイントカードが利用できる・・・ということですが、実は財布にポイントカードを入れれば入れるほどお金は出ていきやすくなります。

ポイントカードが多いということは『買い物するお店が多い』ということ。

お店が多くなれば買い物する機会そのものが増えるためお金が出ていく機会は多くなりますよね?特にポイントカードで利用するお店を決める人は良く使うお店以外のポイントカードを財布から抜き取ってしまえば自然とお金を使う機会が減って出費も抑えられます。

定期的に中身を整頓する

財布にレシートやメモなどお金以外のものを入れていると自然と財布は分厚くなりますよね?そのため「お金を持っている」と錯覚しやすくなるためついお金を使いやすくなります。

また財布にお金以外のものが入っていると「今いくら財布に入っているか?」が正確に把握できません。財布にいろんなものを入れている人ほどお金が貯まらないのはこうした背景があります。

さらに、風水の観点でいえば財布はお金の『住居』とみなしています。

汚い部屋に長くいると気分が悪くなったりストレスが溜まりますよね?つまり財布が汚いとお金も出ていきやすい・・・というわけ。

財布の中身は週に1回とか10日に1回くらいのペースで整頓するようにしましょう。そんな時間もかからないですし財布をきれいにすると気持ちもスッキリします。

お金が貯まる人の「生活習慣」に対する考え方

お金が貯まる人は実は自身の生活環境から考えています。生活習慣を改善すればお金を使う機会も必要な支出額も大きく変わってくることを知っているからです。

主に

生活環境
体調管理

の2点はきちんと見直し、改善できる点は改善している傾向があります。具体的な改善方法は以下の通りです。

お金がかからない生活環境に身を置く

生活環境とは別の言い方をすると「住まい」の選び方です。

例えば、スーパーが徒歩圏内にあればわざわざ車を使わなくてもいいですから車の維持費が抑えられますよね?また駅から少し離れたところに住まいを構えれば支払う家賃も安くなります。

住みやすい環境を作ることで引越しの回数も減ります。ということは転居に伴う費用(引越しや新居に伴う諸経費)も使わなくてもよくなります。

住まいは服を替えるようにコロコロ変えられません。つまり新居先をどれだけ慎重に選ぶか?によってお金の貯まり具合にも影響する・・・ということです。

体調管理に気を配る

お金が貯められる人の多くは体調管理に気を配っています。健康が何よりの財産・・・ということを理解しているからです。

病気やケガをすれば病院に行って診察してもらう必要がありますよね?診察してもらうのにもお金がかかりますし体調を崩すことで仕事などに影響が出ると給料や収入だって無関係ではなくなります。

特に以下の生活習慣に心当たりがある人はなるべく早めに改善した方がいいでしょう。

タバコをやめる

喫煙は体にも悪いしお金もかかるしで百害あって一利ありません。しかも禁煙に成功した人ほど収入が上がりやすい・・・という研究結果もあるくらいです。

やめるのは大変かと思いますが、今ではいろいろな禁煙方法があります。「やめようかな」と迷っている人はこれを機に禁煙を始めるのをお勧めします。

朝食は必ず摂る

人によって朝食を摂る・摂らないが分かれるかと思いますが、なるべく朝食は取った方がいいでしょう。なぜなら朝食を摂る人の方が仕事がはかどり、収入が上がりやすいといわれているからです。

食生活については人によって微妙に違うので『摂らない方がはかどる』という人もいると思いますが、朝ぼーっとして力が出ない人は朝食を摂ったほうがいいかもしれません。

できるだけ自炊を心がける

自炊は食費を節約するための基本でもあります。料理の腕や料理に対する興味も関係してくるので“必ずしましょう”とは言いませんが、できる時は自炊を心がけるとお金が貯まりやすいのは間違いないです。

自炊も含めて食費節約のポイントを下記ページでまとめています。特に一人暮らしの人はぜひ参考にしてください。

適度に運動する

運動することで健康な体を維持できます。健康が維持できれば医療費がかからないため余計な出費が生まれません。

お金が貯まる人は「健康でいること」がお金を貯めるうえで必要だというのを知っています。また病気以外にも虫歯などにもならないよう注意して生活しています。

十分に睡眠をとる

睡眠不足になると体の免疫が低下して病気になりやすくなります。また寝不足によって行動が鈍くなりますし仕事のパフォーマンスも低下して収入に響きます。

寝不足の時に無理やり体を起こすためにエナジードリンクや滋養強壮剤など買ったりする人もいます。こうした支出も睡眠をとることで減らせるので毎日きちんと寝る習慣をつけてください。

まとめ

これまでお金が貯まる人の考え方について紹介してきました。これまで貯金や節約に挑戦してきても全然結果が出なかった人はもしかするとお金に対する「考え方」が悪かったのかもしれません。

考え方は価値観や性格なども影響するので簡単にコロッと変えられない人もいるでしょう。ただ、考え方が変わればお金の使い方も変わり、その変化によって貯金ができるようになったりますので、少しずつお金に対する考え方を改めていってみてください。

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