一人暮らしをすると仲奈々貯金ができません。まあ生活費を支払い遊んだり人付き合いなどに使うお金もすべて自分の収入でやりくりしないといけないですからね。
僕も大学を卒業してからすぐに一人暮らしを始めましたが、最初はなかなか思うように貯金は貯まってきませんでした。
しかし一人暮らしをしている人でもコツコツ貯金したり節約を心がけて毎月ちゃんと貯金に回すお金を作っている人はたくさんいます。収入にもよりますが毎月10万円ずつためている人も数は少ないと思いますがいるはず。
そこで一人暮らしでも貯金を貯める際に心がけるポイントを5つまとめました。基本的に貯金が苦手な僕が心がけているポイントなので難易度はそこまで高くないと思います。
目次
貯金をする「目的」をハッキリさせる

僕が今まで貯金に失敗してきた理由は貯金の“目的”がなかったからだと思います。
今では仕事上収入が不安定なのもあって無駄遣いをしないよう心がけていますが、サラリーマン時代はとにかくあったお金はパッパと使っていました。
と思っても2ヶ月も経てば貯金の事なんて完全に忘れていましたね。(苦笑)その理由は僕にとって貯金する“目的”が明確でなかったから・・・だと考えています。
人は目的や目標がハッキリしていると達成までの努力やモチベーションが下がりにくいです。例えば
という人と
という人とでは、貯金の成功確率は明らかに後者の人の方が高いです。だからこそ貯金をする時はまず
なぜ貯金をするのか?
をキチンと自問自答してハッキリとした答えを見つけてから具体的な行動を始めてみてください。その方が結果的に貯金に成功すると思います。
特に一人暮らしの場合はお金の使い道を自由に決められます。つまり貯めたお金をちょっとした出来心で使ってしまいやすい環境でもあるため
というハッキリとした目的が必要なのです。
貯金をする“ベスト”な目的とは?
先ほど一人暮らしで貯金を始めるならまず「目的」をハッキリさせましょう・・・という話をしました。
と考えすぎてしまう人もいるかもしれませんが、僕は自分が納得できるものであればなんでも良いと思っています。
例えば僕の場合、フリーランスになってから年に2回くらい自分のご褒美として国内旅行をするようになったため
と、毎月決まった額を“旅行貯金”として貯めています。
もちろん旅行以外の目的でお金を貯めるのも全然問題ありません。例えば
- 結婚資金
- マイホーム購入
- 車を買いたい
- アイドルをおっかける遠征費
- ハイスペックなパソコンを買うため
などなど。僕の友人は
といって100万円くらい貯めていましたね。(全額負けて帰ってきたみたいですが)
貯めたお金の使い道なんて自分が納得できれば何でもいいと思っています。別に人に自慢するものでもないし自分が頑張って稼いだお金を何に使おうがその人の自由ですからね。
自分が貯金に対するモチベ―ションが高まる理由であればなんでもOK。しっかり目的を決めてから貯金を始めると一人暮らしでもちゃんと目標金額まで到達できます。
「手取り」に合った額を貯金に回す

タイトルに「毎月10万円目指そう!」みたいな書き方をしましたが、現実的に一人暮らしで毎月10万円ずつ貯金できる人は多くありません。そもそも
とこれからお金を貯め始める人がいきなり毎月10万円ずつ貯金する必要すらないと個人的には思っています。
僕も社会人1年目の時は毎月1万円、多い時でも2万円が精いっぱいでした。そもそも親友社員の給料で一人暮らしをするとそのくらいの金額しか貯金に回せません。
つまり貯金を始めるのであれば“手取り”に見合った額から始めればいい・・・ということ。
一般的に貯金に回すお金の上限は手取りの2割と言われています。つまり手取り20万円の人であればどんなに多くても4万円しか貯金に回せないし、それ以上貯金に回すと生活が成り立たなくなります。
さらに一人暮らしになると生活費などの支出も考えないといけません。貯金が大切だからといっても日々の生活より大切なわけではないので、一人暮らしの場合は手取りの1割~1.5割くらいのお金を貯金に回す気持ちで取り組んだ方が成功しやすいと思います。
下記ページでは手取り20万円で3万円貯金するための生活費の内訳をしょうかいしています。こちらを参考に自分の収入と生活費を比較して『貯金に回す金額』を決めてみてください。
貯金は「先取り貯金」が基本
一人暮らしで貯金をする場合、一番怖いのが貯めたお金をつい使ってしまうことです。
結婚していたりすると家族の目があるため、貯金を自由に使うのは難しかったりします。しかし一人暮らしの場合は貯金の管理も自分でやる必要があるため、気が緩んでしまうと
と、ついつい使ってしまう危険性があります。僕も何度かとてもしょうもないものに貯金を使ってしまって後悔した経験が何度もあります。
そうならないように、貯金は給料日になったら貯金する分だけ“貯金用”の口座に素早く移動させましょう。
貯めておくお金さえ別口座に移しておけば残りのお金を1ヶ月で全部使い切っても貯金は残ります。これを繰り返していけば毎月確実に増えていきます。
貯金を貯めておく口座としてお勧めなのが『定額預金口座』です。
特にゆうちょ銀行の定額貯金口座は、同名義の普通口座から毎月自動的に定額貯金口座に移動させられるサービス『自動積立定額貯金』があります。
ゆうちょ銀行の定額貯金の詳細は下記ページで紹介しています。特に貯金を始めたばかりの人や何度も挫折した人は“壁”の役割を果たしてくれるのでおすすめです。
無駄遣いを徹底的になくす

おそらく
と思った時多くの人は生活費の見直しから始めると思います。確かに生活費が一人暮らしでかかる支出の多くを占めていますし、生活費が抑えられれば貯金に回せるお金も増えるため間違った考えではありません。
しかし、生活費よりも先に見直すべきものがあります。それが『無駄遣い』です。
一人暮らしをすると何を買っても誰かに怒られるわけではありません。そのため衝動的に買ったものや大してほしくないものを買ってしまう『無駄遣い』が増えやすい傾向があります。
特に数百円や1000円くらいする小さな出費は
といってつい買ってしまいがちに。こうした無駄遣いを減らすだけでも十分毎月の支出を抑えられます。
無駄遣いをなくす方法については下記ページで紹介します。生活費の見直しも大切ですが、それ以上に無駄遣いをなくすことに力を注いでみてください。
無駄遣いを見つけるには「家計簿」が効果的
無駄遣いをなくしましょう・・・と言いましたが
というのが分からないと思います。僕の最初は自分の支出の中で無駄遣いを見つけるのが大変でした。
無駄遣いを見つけるにはまず“自分のお金の使い方”を振り返らないといけません。なにせ無駄遣いの中には無意識に買った“衝動買い”なども含まれていますからね。
自分のお金の使い道を振り返るには家計簿をつけるのがベストだと思います。
別に1円単位まで細かくつける必要はないし、毎日つけなくても週に1回とかまとめてつけても大丈夫。
家計簿のつけ方については下記ページで紹介してます。難しく考えなくてもつけられるので貯金を始めるなら家計簿はつけた方が良いと思います。
生活費の節約は簡単なものから

無駄遣いを見つけて無駄遣いを減らす行動ができれば、それだけでも貯金に回せるお金を作りやすくなります。とはいえ無駄遣いは生活費にも多分に含まれていますから、生活費の見直しもしっかりやるといいでしょう。
ただし生活費の節約は各項目によって難易度が変わってきます。
基本的に節約は簡単なものから取り組み、慣れてきたら徐々に難しいものの節約を・・・といった感じで取り組むと成功しやすいと思います。いきなり難しいものを節約しようとしても途中で挫折してしまっては意味がないですからね。
各生活費の節約についての難易度は僕の独断と偏見でつけています。簡単なものから紹介しているのでこれから貯金を始める人はぜひ、以下の順番で生活費を見直してみてください。
通信費(難易度:低)
主にスマホ代やインターネット代が充当します。スマホの使い方を改めるのも大切ですがそれ以上に大切なのは「契約プラン」の見直しです。
僕の場合、スマホの契約プランを見直したことで毎月2000円くらいの節約に成功しました。
やり方は携帯ショップに行ってプランの確認と安いプランを提案してもらうだけなので時間さえ作れば誰でもできます。しかもプランを乗り換えるだけで月々の通信費が節約できるので何年も契約プランを見直してみてください。
光熱費(難易度:中)
極端な言い方をすれば光熱費を節約したければなるべく自宅にいる時間を減らせばいいだけです。そうすれば自宅のインフラは使わないので余計な支出はかかりません。
例えば休日は図書館などに行って過ごす・・・などすれば光熱費は節約できます。近くに無料で利用できる公共施設などがあればそこでの過ごし方を考えてみてもいいでしょう。
もちろん電気のつけっぱなしや水の出しっぱなしなどの無駄遣いは厳禁。また最近では「電力自由化」によって契約プランを見直しても光熱費の節約につながります。
保険料(難易度:中)
通信費と同様にプランを見直すだけで月々支払い保険料は安くできます・・・が、通信費と違い保険はかなり複雑なため、保険の知識がないと欲しい保障がついていなかったり保険料が高くなる危険性があります。
保険の見直しをするのであれば“保険のプロ”に相談しながら決めるのが良いと思います。
例えばデパートなどでは保険相談を受け付けているお店があったりします。また自宅や職場の近くまで来てくれる保険相談サービスもあります。
若い一人暮らしの人だと保険すら加入していない可能性がありますが、必要と感じたら入っておいても良いと僕は思います。保険相談サービスについては下記ページで紹介していますのでよかったら参考にしてください。
食費(難易度:高)
生活費を節約するなら・・・と考えた時、真っ先に浮かぶのが食費だと思います。もちろん食費の節約はとても重要ではありますが一人暮らし(特に料理が苦手な人)の場合、食費の節約は難しいでしょう。
個人的に一人暮らしの食費節約はいきなりハードルを上げずに少しずつ食品使う額を減らしていく・・・といった感じが良いと思います。例えば
みたいな。食費は節約をきつくしすぎると生活バランスや栄養バランスが崩れてしまい、後々大きな出費が増える危険性があると考えています。下記ページで紹介している内容を参考に食費を削るなら慎重に取り組むように。
娯楽費(難易度:高)
一人暮らしの人で
といって極力使わないように心がけるのが娯楽費だと思います。人によっては
と考えるかもしれませんが、娯楽費ゼロはおすすめしません。理由はストレスが発散できずに精神的に苦しくなるから。
一人暮らしと言えども社会の中で生活しているわけですから、人付き合いや遊びも大切です。当然お金はかかってきますが“人生を楽しく過ごす”うえでは必要は支出なので娯楽費を完全になくすのはやめましょう。
ただし遊びにお金を使いすぎるのもダメなので、きちんと予算は組むように。だいたい手取りの1割くらい自由に使えるお金があれば問題ないと思います。
家賃(難易度:高)
家賃は生活費の中で最も大きな支出の1つです。家賃が高すぎると他の生活費をどれだけ節約しても貯金に回すお金は作りにくくなりますからね。
しかも家賃は一度契約すると価格の変更が非常に難しいです。
家賃を安くするには
- 大家さんと交渉する
- もっと安い家賃の部屋に引っ越す
の2択しかありません。しかもどちらもすぐに結果が出るわけではないですし『もっと安い家賃の部屋に引っ越す』に至っては引越し費用などもかかってきます。
家賃を節約は“住まい探し”の段階ですでに決着がついています。残念ながら賃貸は一度決めてしまうと少なくとも半年くらいはその価格になるため、家賃を節約したいなら“新居探し”から家賃について考えておく必要があります。
貯金に回せるお金を“稼ぐ”

先ほども言いましたが毎月の貯金額は“手取り”で決まります。月20万円もらっている人が毎月10万円ずつ貯金するのはどう計算しても無理ですよね?
だからこそ手取りにあった貯金を毎月コツコツ積み立てるのが一人暮らしの貯金術の基本だと僕は思っています。
という人は、少しずつ節約を頑張って貯金に回せるお金を増やしていくしかありません。
貯金額を増やすもっとも現実的な方法はやはり節約です。しかし生活費をどれだけ節約しても絶対に必要な支出なため、どうしても貯金に回せるお金を作るのには限界があります。
そこで僕が実践したのが“収入アップ”です。
収入がアップすればそれだけ貯金に回せるお金が増えますよね?例えば手取り20万円の人が25万円にアップすれば生活費を無理やり削らなくても毎月の貯金額を5万円上乗せできます。
収入アップの方法は色々あります。“仕事を頑張って昇給・昇格する”のが確実でしょうが、最近は副業で収入を増やしている人もいます。
副業も昔と違って自宅でできる仕事が増えてきました。収入の期待値が大きければ大きいほど難易度も高くなりますがやらない事には収入増えていかないので
という人は自宅でできる副業を始めてみるのもいいかと思います。
副業が軌道になれば月に5万円や10万円ずつ貯金をするのも決して夢ではありません。
副業するなら「税金」にはご注意
収入を増やすために副業をするのは個人的にアリだと思います。本業(給料)以外にも収入源を持っていた方が生活も安定しやすいですからね。
ただし収入が増えれば当然「税金」も増えます。
副業で成功して月に何十万円も稼げるようになった後、税務署に指摘されて多額の追徴課税を請求された人も何人かいます。副業を始める前に税金だけはあらかじめ注意しておいた方が良いと思います。
また勤めている会社によっては副業禁止のところもあります。
例えば役所勤めや先生など公務員は基本的に副業が禁止です。自分の勤め先が副業禁止かどうか?は事前に調べておくと後々トラブルになりません。
まとめ
いかがでしたか?個人的な感想としては一人暮らしで貯金をするのであれば“決して無理をしないこと”が大事だと思います。
そもそも貯金は生活を削ってまでするべきものではありません。あくまでもお金の使い方の1つなので、無理のない程度に取り組むようにしましょう。
とはいえ、早めに貯金する習慣をつけておけば将来お金で困る事態は少なくなると思います。
一人暮らしはお金の使い方が自由に決められるので、今のうちに“貯金くせ”をつけておきましょう。