一人暮らしの貯金

一人暮らしでインターネットを“安く”利用するためのコツ

現在インターネットは生活になくてはならないインフラになっています。一人暮らしでもインターネットを確保している人も多いのではないでしょうか。

しかしインターネットを利用するにしてもお金が発生します。家族で住んでいるのならともかく一人暮らしの場合だとインターネット代が高くなると生活費を圧迫する可能性がありますよね?

できれば安くインターネットを使いたいな

・・・と思っている人も多いはず。

そこで一人暮らしの人が安くインターネットを利用できるコツを紹介しようと思います。

一人暮らしにインターネットは必要か?

そもそも

一人暮らしにインターネットっているの?

と思う人もいるかもしれません。結論から言いますと人それぞれだと思います。

例えば僕の場合だと、自宅で仕事をする機会が多いうえにインターネットがないと仕事が9割できないので自宅にインターネットを引き込んでいます。

確かに一人暮らしで“インターネット代”が増えるのは生活費を増やす要因になります。しかし“必要”と感じたのであれば支出が増えても引き込むべきだと僕は思います。

反対に

別にパソコンはあまり使わないかな?

という人は、無理にインターネットを引き込む必要はないでしょう。今のスマホは優秀なので動画を見たりゲームをするくらいであればパケットを利用すれば可能ですからね。

ただし、人によっては月間のパケット利用量が多すぎてスマホ代が高くなってしまいます。

いくらインターネット代がゼロだと言ってもスマホ代が高くなるのであれば、思い切ってインターネット契約をした方が結果的に支出を抑えられるケースも少なくありません。スマホのパケット利用料が1万円を超えているのであればポケットWi-Fiなどのモバイル回線を別に契約する選択肢も考えていいと個人的には思います。

インターネットの必要性や必要度合いは人によって異なります。一人暮らしだと“自分”を中心に生活費の項目や予算を立てられるので

インターネットは欲しいかな

と思うのであれば『インターネット代』をねん出したやりくりを考えましょう。

ゲームがやりたいなら「光回線」

インターネットを自宅で利用したいのであればインターネット代は必要な生活費となります。ただしインターネットの“使い方”によって契約するプランや最低料金が変わってきます。

例えば

オンラインゲームがやりたいんだよね

・・・という人は、光回線でインターネットを引き込むのがベストでしょう。もちろんモバイル回線やスマホのデザリングでもできなくはないですが、回線速度が遅いうえに安定しないためラグが生まれやすくストレスがかかってしまいます。

それ以上に問題なのはデータ容量が大きすぎて“使い放題”にしないとインターネット代が高くなりすぎてしまいます。

おそらくデザリングでオンラインゲームをするとパケット利用料だけで月10万円以上かかる可能性があります。ならば毎月5000円くらい払って光回線をつないだ方が速度は速いし安く済みますよね?

もちろん『どの端末でオンラインゲームをするか?』によっても違ってきます。パソコンやPS4などでオンラインゲームをするなら光回線がオススメですが

ゲームをするのってスマホだし

という人は光回線をつなぐ必要はありません。個人的にゲームにお金を使うのは生活費の予算内であれば全然OKだと思うので

ゲームが趣味だからオンラインゲームしたい

というのであれば一人暮らしであっても光回線を引いて楽しく遊んでください。

光コラボで契約すると節約できる

以前は光回線を引くにはNTTと契約するしか選択肢がありませんでしたが、最近は光コラボレーションが登場したためより安く光回線のインターネットを利用できます。

さらに利用しているスマホのキャリアが販売している光コラボで契約するとスマホ代も同時に安くなったりします。他にもプロバイダが販売している光コラボだとプロバイダ料金と合算したインターネット料金になっていたりと色々お得になっています。

光コラボって何?

という人は下記ページをご覧ください。インターネット選びの参考になると思いますので知っておいて損はないと思います。

たまに使うだけなら「デザリング」

自宅でオンラインゲームをしたり動画を長時間見たりするのであれば部屋に回線を引き込んだ方が利用量を気にせず定額で利用できるのでオススメだと思います。反対に

インターネットってそんな使わないんだよな

・・・と言う人はわざわざ回線を引き込む必要はないでしょう。工事費などの初期費用もかかりますし使わなくても毎月一定金額の利用料がかかりますからね。

特にパソコンを持っていてもほとんど開かない人はわざわざインターネット会社と契約する必要はありません。スマホに搭載されている「デザリング」だけで十分だと思います。

デザリングとはスマホのオプションの1つで、スマホをポケットWi-Fiのように使える機能を指します。通信キャリアによってはデザリングを使用するにはオプション料金が発生しますが光回線を契約するよりはるかに安いので

ちょっとパソコンで調べものしようかな? 

くらいの利用頻度であればデザリングで事足ります。

ただしデザリングの利用料はスマホのパケット代に紐づけされます。つまりデザリングを使えば使うほどスマホ代が高くなるので使いすぎには注意しましょう。

スマホで頻繁に使うなら「ポケットWi-Fi」

パソコンは使わないけどスマホでインターネットはすごい見る

・・・と言う人は、おそらくスマホ代が高くなっているでしょう。利用頻度にもよりますが2万円前後にまで膨れ上がっているのであれば“使いすぎ”だと思います。

特にスマホで動画を見る人はパケット代が高騰しやすいです。動画はデータ容量が大きいためパケットを消費しやすいですからね。

スマホ代には色々な料金項目があります。一度自身のスマホ代の内訳を見直してもらい「パケット利用料」が1万円以上なのであればポケットWi-Fiを別で契約した方がいいかもしれません。

使い放題が適用しているポケットWi-Fiの月額は業者によって異なりますが3,500円~4,500円の間が相場になっています。スマホのパケット代と比較して

ポケットWi-Fi使った方が安くならない?

と思ったらポケットWi-Fiを契約して常にスマホと一緒に持ち歩けば、実質スマホ代は節約できます。

いくらインターネット代を抑えようとスマホを多用してもスマホ代が高くなったらあまり意味はありませんよね?一人暮らしの人だと割とスマホの利用頻度の方が高いと思いますのでインターネット代を合わせてスマホ代の節約も心がけましょう。

無料でインターネットが利用できる場所を把握

最近は無料Wi-Fiスポットなどが増えており、インターネットを個別に契約しなくても気軽に利用できる環境が増えています。よくスタバとかで仕事をしている人を見かけますが、彼らの中には

ここならタダでインターネット出来るから

という理由で滞在している人も少なからずいると思います。

一人暮らしでもインターネットが必要であれば契約すべきですが、自宅の近くに無料でインターネットが利用できるところがあれば利用しない手はありません。近所でインターネットが無料で使えるところをいくつか把握しておくといいでしょう。

公共施設(図書館など)

駅の周辺や総合案内所だと無料のWi-Fiスポットがあったりします。元々外国人観光客向けに設置されたものですが、国籍関係なく利用できるので

スマホでちょっと調べたいな

というものがあれば利用すればいいと思います。

また図書館によっては無線のインターネットが無料で使えるところもあります。例えば東京との図書館だと無線LANを飛ばしているところがあったり、場所によっては有線も利用できるところがあります。都内で無料インターネットが利用できる図書館は下記ページでまとめられています。

もちろん各自治体によって無料インターネットが利用できる公共施設に違いがあります。お住まいの公共施設を調べてみて無料インターネットが利用できる場所があればそこを使うのもアリではないでしょうか。

カフェやファミレス

スタバやデニーズなどのカフェでも無料インターネットが利用できる店舗があります。

例えばスタバの場合、営業時間内であれば無線LANでインターネットに接続できます。接続方法はSSID(at_STARBUCKS_Wi2)に接続して利用規約に同意するだけ(具体的な接続方法は下記ページで紹介しています。

1回のログインで1時間インターネットに接続できます。接続が切れたら再度ログインしなおせば利用できるため実質時間無制限で利用できます。

またデニーズやセブンイレブンなどの『セブン&アイグループ』の店舗でもインターネットが無料で利用できます。1日当たり最大2時間までですがコーヒーを飲みながらインターネットが楽しめるので利用してみるのもいいでしょう。

ただし、店側はあくまでも“サービスの一環”として提供しているにすぎません。

インターネットが使いたいだけだから

と言って何も頼まずお店のインターネットを利用するのはルール違反なので、コーヒーか何かを注文して“お客さん”として堂々と使うようにしましょう。

無料のインターネットには危険性もある

無料でインターネットが利用できる場所を見つければ、わざわざ個別にインターネット契約をしなくても気軽にインターネットが使えるようになります。しかし無料インターネットの乱用は個人的にはお勧めしません。

なぜなら無料インターネットはセキリュティ面がぜい弱だからです。

無料インターネットは基本的に暗号化されていません。つまり無料インターネットを使えば第三者の情報を盗み見たり端末情報を抜き取られる危険性があるからです。

もちろん無料インターネットの中には暗号化されているところもあります。しかし全てが暗号化されているわけではないので、フリーWi-Fiスポットを利用する際は注意しましょう。

また無料インターネットを利用する際に『HTTPS化』されていないサイトの閲覧も控えましょう。

サイトURLの冒頭が『https://』で始まっているサイトは端末とサーバー間の通信が暗号化されます。言い換えれば『http://』のサイトは暗号化されずにデータ通信を行うため個人情報が見られやすくなっているのです。

個人的に無料インターネットは“たまに”使う程度ならいいですが頻繁に利用するのは避けた方が良いと思います。

インターネットが利用できる部屋に引っ越す

一人暮らし用のアパートやマンションの中にはインターネットが最初から利用できる物件があります。

例えば新築物件ですでに全部屋に光回線が開通していたりすると、プロバイダと契約するだけですぐにインターネットが利用できます。また前の入居者がインターネットを使う時に工事をしてくれていたりすると、工事不要で契約だけで利用できます。

物件によっては「インターネット無料」と謳っているところもあります。一人暮らしとしてはインターネット代がかからないのはありがたいですよね。

そろそろ引越しを考えようかな?

という人であれば次の物件でインターネット無料のところを中心に探すといいでしょう。運よく見つかればインターネット代は考えなくて済みますからね。

「利用できない」からと引っ越す必要はなし

インターネットが無料でできる物件に引っ越せばインターネット代をかけずにインターネットが使えるようになります。つまり生活費の支出が1つ減らせるわけなので一人暮らしからするとかなり魅力的です。

ただ

今からインターネット無料のところに引っ越したのが良い?

と思う人もいるかもしれませんが、実はそんなことはありません。もちろん次の物件を探している人であればインターネット無料の物件を候補に入れたほうがいいですが、今から無理して引っ越す必要はありません。

引越ししようと思ったら引越しや転居にかかる費用が発生します。引越しにかかる費用と新たにインターネットを契約する費用を比較すると絶対的に後者の費用の方が安く済みます。

インターネットの契約にかかる費用については下記ページで紹介しています。そちらを参考にしつつ引越し費用や引っ越し時期を総合的に考えてみてください。

まとめ

一人暮らしでインターネットを利用する場合、普段の使い方に応じて“安くする方法”が変わってきます。頻繁にインターネットを使うのであれば光回線を引くべきですし、あまり使わないのであれば無理してインターネットを契約する必要はありません。

自分の使い方に合ったインターネットの使い方をまずは振り返り、それに合ったプランや種類の契約をしましょう。

インターネット代は固定費ですから正し支出額に設定すれば生活費の負担はあまり大きくなりません。無理のないプランで利用して快適にインターネットを利用してください。