一人暮らしで生活費を節約・・・と考えた時、多くの人は「食費」を削る方法を模索すると思います。食費は生活費の中でも自由に使いやすいためどうしても無駄遣いや衝動買いが増えてしまいがちですからね。
食費を節約するうえで基本となるのはやっぱり自炊です。毎日自炊すれば一人暮らしであれば月2万円台の食費で過ごすのも不可能ではないはず。
・・・という人もいると思います。そこでここでは“自炊苦手”の僕が実践している独身&一人暮らし&自炊苦手でもできる食費節約のコツを紹介します。
目次
食費の平均から予算の目安を立てる

・・・といって予算も考えずに節約に取り組んだらものの見事に失敗してかえって食費がかさんでしまった苦い経験を僕はしています。あらかじめ食費に使える金額を決めておくと
という考えが生まれるので、食費を節約するならきちんと予算を立てるように。
とはいえ、いざ食費の予算を考えてみると
・・・という疑問が浮かんでくるかもしれません。そこで現在一人暮らしをしている人達が実際に食費にいくら使っているか?の平均を調べてみました。
お部屋探しのコツを紹介しているサイト『Rooch』では一人暮らしの食費の平均に関する独自のアンケートを実施したところ、全体平均は2.7万円だったみたいです。具体的な食費の平均は以下のような結果になったと掲載しています。
年代 | 男性 | 女性 |
10代 | 約26,000円 | 約23,000円 |
20代 | 約32,000円 | 約26,000円 |
30代 | 約32,000円 | 約26,000円 |
引用:Rooch『一人暮らしの食費|平均額や節約方法を大公開!【1ヶ月の食費はいくら?】』
もちろん手取りや生活習慣によって若干の違いは出ると思いますが、みんなの平均を目安に食費の予算を考えてみてください。
ただ一人暮らしが使っている食費の平均を調べるにあたって大事なのは
という点。一人ぐらいの食費の平均はタイプによって変わってきます。特に大きな違いがあるのは
- 社会人or学生
- 男性or女性
で食費の平均に大きな違いがありました。
社会人か?学生か?で平均が変わる
社会人と学生の大きな違いは“収入面”と“時間”です。
社会人の場合、主に仕事をしている時間が長いためあまり家にいません。また帰ってくる時間も遅いですし仕事で疲れているので帰ってから
と思ってもなかなか気分が乗らない時もあるでしょう。(実際に僕がこのタイプです)
対して学生はアルバイトなどをしていたとしても社会人に比べると家にいる時間は長めです。講義やアルバイトで疲れている時はあっても毎日ではないため自宅で自炊する時間や体力は社会人の比べると多いはず。
また大学生の場合、親からの仕送りがなかったりアルバイトと奨学金だけで生活していたりなど、社会人に比べると収入面に不安を感じます。そのため
という意識が社会人より強く自炊する機会が多いため、食費の平均を見ると社会人よりも学生の方が低いそうです。また社会人の方が外食をする機会が多いのも食費の平均が高い原因と言われています。
男性か?女性か?でも平均は変わる
上記表を見ても分かるように、男性の方が女性よりも食費の平均が高いのが分かります。原因については諸説ありますが
- 食べる量が男性の方が多い
- 節約意識が女性の方が高い
- 外食をする機会が男性の方が多い
- 1人当たりの収入が男性の方が多い
などが挙げられます。どれも決め手となる理由ではないものの、女性は男性に比べて節約が上手・・・と言えるのではないでしょうか。
食費の理想額は手取りの15%以下
先ほど一人暮らしの人達が書けている食費の平均金額を紹介しましたが、あくまでも平均なのでどうしても平均に合わせる必要はありません。例えば収入が多ければ多少食費が多くても生活に大きな影響は与えません。
とはいえ、生活費の割合で食費が大きくなると他の支出が使いにくくなります。どんなに食費が多くなっても手取り収入の15%以下に抑える努力はしましょう。
例えば手取りが20万円の人なら食費は3万円以下。18万円なら2万7千円以内が食費にかけられるボーダーラインになります。
実際に手取り20万円の一人暮らしの人の生活費の内訳を下記ページで紹介しています。こちらを参考にして食費をはじめ各支出の予算や割合を考えてみてはいかがでしょう。
いくら料理が苦手でも食費が手取りの15%を越えるようなら積極的に自炊するなどして食費を抑えましょう。ただし食費説やのために『食べない』という選択肢はしないように。
食費節約のためコンビニ弁当は買わない

ハッキリ言って料理が苦手な僕は
という節約法はできません。実は「毎日自炊」も当初実践したのですが週の中日になると仕事の疲れのせいで料理をする気が起きず、ついついさぼってしまうのです。
といってコンビニで食料を買って帰る時もしばしばありました。しかしコンビニに行っても絶対に買わないものがあります。
それが「弁当」です。
個人的にコンビニ弁当ほど高い惣菜はないと考えています。どこのコンビニでも弁当だけはあまりおいしく感じないし、お弁当屋さんの弁当の方が作りたてで価格も安いですからね。
またコンビニ弁当はどうも栄養が偏っていたり添加物が多く使用されているイメージがあるため
というネガティブな印象を持っています。
一人暮らしで体調を崩すと治すのも大変ですし、医療費や薬代など余計な支出が増えてしまいます。あくまで個人的なイメージではありますが
- 弁当屋さんの弁当に比べて割高
- 栄養が偏って体調不良を起こすリスクがある
という2つの理由からコンビニ弁当は絶対に買わないようにしています。コンビニで買うのであれば「おにぎりだけ」とかPB惣菜を中心に買って家で食べるようにしています。
弁当を買うなら閉店前のスーパーで
コンビニで弁当は絶対に買わないものの、仕事で疲れていると
といってすぐに食べられるものを買って帰る時があります。
ではどこで何を買って帰るか?というとよく利用するのは閉店前のスーパーです。
閉店前のスーパーに行くと惣菜が半額とか200円引きとかで買えます。だいたい見切れ品は賞味期限が今日までになっていますが“帰ってすぐ食べる”ので賞味期限の短さは全く問題ありません。
またカップラーメンなどインスタント食品であればスーパーではなくドラッグストアでも安く買えます。
スーパーもドラッグストアも24時間営業ではないため、時間によっては買いに行けないデメリットもあります。ただ地域によってはスーパーは夜遅くまで営業しているお店もあるので、近所にスーパーやドラッグストアがあるのなら帰りによって食材を安く買うのも良いと思います。
友人との外食は“食費”ではなく“交際費”

一人暮らしで料理が苦手な人の中には外食で食事を済まして自宅に帰ったりする人もいるでしょう。しかし外食は自炊や中食(惣菜などを買って自宅で食べる)に比べて支出が大きいため食費がかさむ原因になります。
そのため
・・・という人も中にはいます。特に節約意識が高い人ほど外食する機会を徹底的になくし、常に自宅で自炊をしていると思います。
確かに外食は食費が膨らむ原因になるため僕もあまりお勧めしません。ただ外食の“内容”によっては食費ではなく“交際費”として考えて外食するのもアリでは?とも思います。
例えば
- 友達とおしゃべりしながらランチをする
- 会社の上司に居酒屋で仕事の相談に乗ってもらう
- 家族の誕生日にレストランで過ごす
などなど。上記はどれも外食ですが「ご飯を食べる」ことよりも「誰かと同じ時間を共有する」ことに重きを置いていますよね?
といって友人や会社の人の食事の誘いを断り続けるのは個人的にどうかと思います。節約よりも人間関係の方が大切なので友人や会社の人達と済ます外食は“娯楽費”とか“交際費”として考えてみてください。
もちろん友人と外食ばかりしていたら今度は交際費が増えてしまうため、1ヶ月に行く回数には注意する必要があります。
“食事をするための支出=食費”と考えると節約行動に疲れてしまう時もあります。たまには友人と楽しい食事の時間を過ごすのもいいのではないでしょうか。
“すぐできる食材”の買い溜め

一人暮らしだと帰宅しても当然家には誰もいませんから、食事も自分で用意しなければいけません。先ほど挙げたスーパーなどで見切れ品をお得に買うのも節約につながりますがやはり“お金を使わない”ほど節約に効果的な行動はありません。
つまり事前に“すぐに食べられる食材”を自宅にストックしておけばいいのです。
例えば次のようなものが自宅にあると、手間もかけずに食事ができます。スーパーに行って下記のものが安くなっていたらまとめ買いしておくと食費の節約につながるでしょう。
インスタント食品(レトルト食品)
個人的によくストックしておいたのはインスタント食品です。具体的にはインスタントラーメンやパスタなどですね。
やることはお湯を沸かして食材を入れて待つだけ。パスタも麺と一緒にレトルトスープを一緒に入れて温めていたので10分くらいで食べられます。
またレトルトカレーも安かったらいくつか買ってストックしておきました。
ご飯は炊飯器のタイマー機能を使ったり冷凍しておけばすぐに食べられます。スーパーでも割とセールで安く買える機会が多い印象なので休みの日などに買い出しに行って買い溜めしておくのをおすすめします。
PB惣菜
大手スーパーではPB(プライベートブランド)惣菜が売られています。PB惣菜とはスーパーとメーカーが共同で開発した商品で、スナック菓子や総菜などが売られています。
味についてもメーカーが協力しているので割とおいしい惣菜があります。また同系列のコンビニでもPB惣菜が販売されているのでコンビニでも購入できるのがメリットの1つと言えるでしょう。
コンビニでも同じ値段で販売されているため積極的に買い溜めする必要はありませんが、自宅にストックしておくと何かと便利なのでお勧めです。
冷凍食品
最近の冷凍食品はバリエーションも豊富ですし価格も安いので個人的には色々買って楽しんでいます。例えば
- お好み焼き
- グラタン、ドリア
- ピザ
- チャーハン
- 餃子
などなど。インスタント食品に比べて値段は高めなのでセールの時を狙って買うのがおすすめです。
一人暮らしにおすすめの“食材宅配”
手間も時間もかけずに食事をする方法として『食材宅配の利用』があります。しかし食材宅配の多くはファミリー向けのため食材の量が2~3人分になっているところも少なくありません。
しかし中には“一人暮らしの人”でも気軽に利用できる食材宅配があります。それが「ナッシュ(nosh)」です。
ナッシュとは1人前分の弁当が冷凍状態で配送してくれる食材宅配会社です。作り方はレンジで温めればいいだけなので自炊が苦手な一人暮らしの人でも簡単に調理できます。
価格は1つ当たりコンビニ弁当と同じくらいなので決して安いとはいえません。しかし栄養面が圧倒的によく料理のバリエーションも多いうえに冷凍保存できるため1~2ヶ月くらいは十分持ちます。

一人暮らしで栄養バランスを考えて食事を摂るのはかなり難しいと思っています。独身だと食べるものも自由に決められるためどうしても栄養が偏りがちになってしまいますからね。
体調を崩しして余計な医療費をかけないためにも栄養バランスのいい食事は大切。
「ナッシュ(nosh)」についての口コミや総評については下記ページで詳しくまとめています。独身だと意外と栄養バランスって軽視しがちなのでこの辺はお金を掛けてもいいのかな~と思います。
食費の無駄遣いは徹底的になくす

食費を節約するうえでまずやるべきことは『無駄遣いをなくすこと』だと考えています。
独身の場合、お金の使い道は自分で何でも決められます。欲しいものがあってそれを買うお金があれば買っても誰にも文句は言われませんからね。
そのため、価格が安いものであれば
といってついつい衝動買いしてしまう人も少なくないと思います。僕も食材を買いに行く時についついお菓子やジュースなどを買ってしまう悪い癖があるため、食費節約を心がけてからは
と、必要なものをメモしてから買いに行くようにしています。
特に僕が“無駄遣い”と感じる食材は次の3つです。人によって必要性の度合いが異なるので、『絶対に買っちゃダメ!』というものではないですが
と思ったらなるべく買わない努力をしましょう。それだけで食費は結構抑えられるはずですから。
お菓子やスイーツ
と言って真っ先に買うのはあまりお勧めしません。お菓子やスイーツを優先的に買うと食費がかさむため徐々に食費のやりくりが苦しくなります。
どうしてもお菓子やスイーツを買いたくなったら、食費の予算で“甘いものを買う”お金をきちんと決めておきましょう。また日ごろから食費のやりくりをして
という理由でお菓子などを買うのはOKです。なおお菓子もコンビニよりはスーパーやドラッグストアで買った方が安いのでコンビニでの購入は控えましょう。
飲み物(ジュースやお酒など)
ついつい買ってしまいがちですが割とバカにならない出費が飲み物代です。例えば出勤前のコーヒーとか昼食の時に買うお茶などがこれに該当します。
コーヒーやお茶が欲しいなら自宅から持って行った方が食費の節約につながります。
毎日仕事前に100円コーヒーを買った場合20日間で2000円かかりますよね?しかしコーヒーを自宅から持っていけば2000円の出費はなくなるわけですからね。
水についてはキッチンの水道水をそのまま飲むのに抵抗を感じる人もいるのでなるべく安いところで買うようにしましょう。水は箱買いするのが一番お得に買えますが一人暮らしだと持ち帰るのが大変なのでインターネットで注文して届けてもらうのもアリだと思います。
積極的に自炊して食費を抑える

当ページでは毎日自炊をしないでも一人暮らしでも食費が節約できる方法をこれまで紹介してきました。しかし
というのであればやはり自炊は必要不可欠だと思います。
実際に一人暮らしの食費について掲載しているサイトを見てもほとんどが
『食費を月〇万円以内に抑える方法』
として自炊を推奨しています。中には食費を6000円まで抑えている人もいるほど。
ちなみに僕も週に3~4回は自炊をしています。それ以外の日は買い溜めしてあるインスタント食品や総菜の見切り品を買って食べるなどしていますが、1ヶ月の食費は3万円を少し下回るくらいに抑えられています。
さすがに6000円までキッチキチに抑える必要はないと僕は思いますが1ヶ月の食費を2万円台にしたいのであれば一週間における自炊の回数は増やしましょう。
自炊の回数を増やして食費を節約するポイントとしては次の3点を心がけてください。
安く食材が買えるスーパーを探す
食費節約のために自炊をするのであれば“いかに食材を安く買うか?”がポイントになってきます。食材購入費が安くなればなるほど食費にかける金額は抑えられますからね。
食材を安く買えるか?は
で決まります。自宅の近くにあるスーパーで最も安いところを見つけ、そのスーパーを中心に食材を買うようにしましょう。
また各スーパーによって高い食材と安い食材が違う場合も多々あります。徹底的に食費を節約するなら
でもお肉や魚はあっちのスーパーが安いから
と、食材によって買い物に行くスーパーを使い分けるのもアリです。
買ってきた食材は使い切る
自炊をして食材を節約するには『安い食材を買って調理して食べる』が基本です。しかし一人暮らしの場合だと買った食材を使いきれずに腐らせてしまう人が結構います。
僕も何度か買ってきた食材を腐らせてしまい、使わずに捨ててしまった経験があります。いくら安く食材が買えても使わずに捨てるのは無駄遣いを変わらないので食材の“買いすぎ”には注意しましょう。
特に日持ちがあまりしないもの(魚や肉など)は大量に買いすぎないように。買ったその日か次の日くらいに使うようにしましょう。野菜を買う時もなるべくバラ(1個単位)で買えるスーパーで買うと必要な分だけ買えるので腐らせずに済みます。
使い切れないなら冷凍保存もアリ
食材によってはスーパーでパッケージされていたりします。つまり
という量を買わないといけない時も多々あります。スーパーで販売されている量の多くは“一人暮らし用”で売られていないのでどうしても多めに買ってしまう時があります。
もしどうしても食材が残りそうだったら“冷凍保存”しておきましょう。
例えば肉であれば冷凍保存すれば賞味期限は1ヶ月くらい(ひき肉の場合は2週間)まで延びます。この時お肉をラップで包んでから冷凍保存用の袋にいれて冷凍庫にしまっておくと臭いがうつったり霜がついたりせずに保存できます。
また野菜も下茹ですれば冷凍保存が可能です。お肉、魚、野菜の冷凍保存方法については下記参考サイトを見て正しく保管しましょう。
“作り置き”できる料理を作る
例えば僕の場合カレーやシチューなどをよく作ります。理由はある程度多めに作っても明日も食べられるからです。
一人暮らしの自炊で難しいのは料理を作る“量”です。作る料理によっては一人分だけ作るのはかえってコスパが悪くなったりします。
それを防ぐために少し多めに作っても明日も食べられる料理をよく作ります。明日も食べられる料理を作っておけば1回の自炊で2日分の料理ができるので実質2日間自炊したことになりますからね。
また人によっては残ったおかずを弁当に詰めて翌日持っていく・・・なんて人もいます。クックパッドでも『2日』というキーワードで検索すると作り置きOKの料理のレシピが出てくるので、作れそうなレシピを参考につくってみてはいかがでしょう。
電子レンジを有効活用
料理が苦手な人の中には“下ごしらえが面倒”とか“火加減が難しい”といった手間やスキル面に不安を感じている人もいると思います。僕もどちらかというと簡単にパパっと作れる料理の方がいいですからね。
そんな時友人に教えてもらったのが『電子レンジの活用法』です。
例えば卵焼きも電子レンジを使えば1~2分くらいでできます。作り方は簡単で、卵を少しそこの深い容器に入れてかき混ぜ、少し醤油をいれて電子レンジで温めるだけ。
他にも野菜の下茹も電子レンジと専用の容器があれば簡単にできます。レシピサイトの中には電子レンジを活用した料理もたくさん紹介されており、中には“揚げ物”の作り方までありました。
電子レンジを使えば料理の手間がはぶけたり時間が短縮できたりと色々便利になります。レシピサイトを参考に作れそうな料理があればぜひチャレンジしてみてください。
AJINOMOTOPark『電子レンジ活用レシピ・メニュー特集』
冷蔵庫を定期的に掃除する
自炊で上手に食費を節約している人は週に1回くらいのペースで冷蔵庫の中を掃除します。冷蔵庫の中身を掃除すれば
というのが把握しやすいからです。つまり食材を買いに行った時に余計なものを買ったり、反対に買い忘れが少なくなります。
また冷蔵庫の中にある食材の賞味期限も分かるため、食材を腐らせたりする失敗も減ります。それ以外にも冷蔵庫の消費電力が抑えられる効果もあるので、冷蔵庫の中は定期的に掃除しましょう。
節約食材を使ったオススメレシピ

毎日はできなくても週の半分くらいは自炊をしたほうが食費の節約効果は高いと思います。少なくとも休日は積極的に自炊を心がけましょう。
・・・と言う人もいると思います。
実際に僕もレシピを見ずに自信をもって作れる料理はカレーと野菜炒めくらいです。ですので、僕は自炊をする時は良くレシピを見ながら作っています。
クックパッドなどのレシピサイトや一人暮らしの人向けのサイトを見ると“節約食材を使ったカンタン料理”のレシピが公開されています。ある程度料理に自信がある人ならともかく、僕のように料理に対して苦手意識がついてしまった人は、最初はレシピを見ながら作って料理の経験値を積みましょう。
安く手に入る食材(節約食材)は意外と固定化されています。まずは下記6つの食材を使った料理から始めてみてください。
オススメ食材1:ツナ缶
ツナ缶は単価も安いうえに日持ちするため一人暮らしの強い味方でもあります。3つまとめて300~400円くらいで買えるので実質1つあたり100円くらいです。
ツナ缶をお肉代わりに使ったりパスタの具材として追加したりとバリエーションが豊富。先日クックパッドを見て作ったツナのそぼろ丼は簡単だったし味も美味しかったのでお勧めです。
オススメ食材2:もやし
野菜の中でもバリエーションも多いうえに格段に安いのがもやしです。余って塩・胡椒で炒めるだけでも美味しいのでよく買っています。
ヘルシーなどで食べ過ぎても問題ありません。クックパッドで調べてみると意外と料理のバリエーションが多いので食費を節約するならもやしは必須食材と言えるでしょう。
オススメ食材3:玉ねぎ
僕の数少ないレパートリーであるカレーやシチューに使えるため、玉ねぎを買う頻度は高いです。安いし使える料理も多いので自炊をサボらなければ腐らせる心配はありません。
最近は親の影響もあって玉ねぎをスライスしたものにポン酢をかけてそのまま食べたりもします。親が『血液をサラサラにするから』といって食べているのを見てマネをしたのですが意外と悪くありません。
野菜炒めやシチューはもちろん、鶏肉と卵と一緒に煮込んでご飯の上に乗せれば親子丼にもなります。使える料理はもやし以上なので買っておいて損はないでしょう。
オススメ食材4:鶏ムネ肉
一人暮らしにとって重要なたんぱく源が鶏ムネ肉です。単純に塩・胡椒で味付けして焼くだけでもいいですし、シチューなどにいれたり揚げたりもできます。
価格も他の部位に比べて安いので一人暮らしでも手が出やすいのがいいですね。さすがに牛肉は高いのでお肉が食べたくなったら鶏ムネ肉か豚肉を買って料理しています。
オススメ食材5:卵
ご飯の上に乗せれば卵かけごはんになるし、茹でれば茹で卵としてすぐに食べられる便利な食材。常に切らさずに冷蔵庫に常備している人もいるでしょう。
よく野菜炒めに飽きたら卵と豆腐をいれて“チャンプルー”を作ったりもしています。調理せずそのまま出の食べられるため自炊する元気がない時にも役立ちます。
オススメ食材6:豆腐
スープなどにも使えるしそのままでも食べられる豆腐も一人暮らしで自炊する際に積極的な購入をオススメする食材の1つです。2パックで150円くらいが相場でもっと安いスーパーだと3パック100円で売っていたりもします。
豆腐に関しては色々な種類があるが、特にこだわりがないのであれば木綿豆腐がオススメです。木綿豆腐や絹ごし豆腐に比べて水分量が少ない分中身が詰まっていて食べ応えがあるからです。
栄養も豊富なので定期的に食べると栄養の偏りも抑えられるでしょう。
まとめ
一人暮らしの人が食費を節約しようと思ったら色々な手段があります。もちろん自炊が最も効果的なので時間と体力が許す限り自炊を心がけた方が良いですが自炊“だけ”が節約術ではありません。
極端な言い方をすれば1ヶ月の食費の予算にしっかり抑えられればどんな節約でも構いません。僕のように自炊が苦手なのであれば“自炊ができる日”だけ自炊に取り組み、自炊ができない日は
- スーパーで見切れ品の総菜を買う
- 買い溜めしたインスタント食品を食べる
などで食費がかさまないようにしましょう。自分の生活や性格、さらには料理の腕にあった節約法で上手く食費をやりくりしてください。