投資・資産運用

賢い資産運用でお金を増やすためにやっておくべき6つの準備

お金を増やす方法として近年取り組んでいる人が増えているのが「資産運用」です。以前は金銭的にもハードルが高い印象でしたが、現在は少ない資産からでも始められるようになっています。

とはいっても資産運用でお金を増やすことは決して簡単ではありません。特に少額で始めようと思ったらより“賢い”資産運用の方法を徹底する必要があります。

賢い資産運用をしたいのであればきちんとした準備が必要。この資産運用に対する準備がきちんとできているか?によって資産運用でお金が増やせるかどうかが変わってきます。

特に次の6つは資産運用で成功するためには欠かせないポイントです。

「資産運用」が何か?を理解する

資産運用についてあいまいな知識のまま取り組むと大きな痛手を被ることになります。資産運用を始める前にまず資産運用が何か?をきちんと理解しておきましょう。

資産運用とは「資産」を「運用」して増やす行為のこと。

資産とは分かりやすく置き換えると“お金に換算できるもの”を指し、現金はもちろん不動産や株式、さらには債券(国債、社債など)などが含まれます。もちろん金なども資産に含まれます。

これらの資産は時々によって価値が変動します。この価値の変動を利用して資産を大きくしていく行為が資産運用なのです。

ちなみに資産運用と似たような言葉で「投資」がありますが、ニュアンス的には大きな違いはありません。ただ、人によって言葉の受け取り方や印象が若干変わるため

ハイリスク・ハイリターンな印象を与えるのが投資
ローリスク・ローリターンな印象を与えるのが資産運用

くらいの分け方で問題ないと思います。

資産運用の種類と特徴を知っておく

資産運用といっても実は様々な種類があり、それぞれに特徴が異なります。それぞれの運用法に関する特徴を理解し「どんな運用が自分に合っているか?」を発見することが賢い資産運用の基本といえるでしょう。

資産運用法については主に次の7つが挙げられます。どれがベストか?についてはその人が現在保有している資産額や資産運用に対する考え方によって変わってきますので「これがよさそうだな」というものから詳しく調べてみてください。

預金

銀行などの金融機関にお金を預けておくこと。金融機関に預けることで金利が発生するため、預金も立派な資産運用の1つといえるでしょう。

預金には「普通預金」と「定期預金」の2種類があり、それぞれ金利や預金の引き出し条件が違ってきます。また、預けてさえおけば金利が発生して自然とお金が増えていくので最も安全な資産運用といえるでしょう。

ただし肝心の金利はかなり低いため“お金を増やす”という面は全く期待できません。「資産を守る」という点では有効ですが「資産を増やす」という点ではお勧めできない資産運用といえるでしょう。

国債

国債とは国が発行している債券で、国債を購入することで年に2回の利息を手にできます。ざっくり言ってしまえば『国にお金を貸す』資産運用・・・ということ。

債券は発行した組織が解体されれば紙切れとなります。しかし国債は国が発行している債券のためよほどのことがない限りつぶれませんから預金と同様に安心・安全な資産運用の1つです。

国債の利息も銀行の金利に比べれば高いです。例えば個人向け国債10年債(変動金利型)の場合、最低金利保証(0.05%)に定期的に変動する「基準金利」と10年債に付属している金利(基準金利×0.66)が上乗せされます。

国債の金利グラフ

とはいっても、ほかの資産運用に比べれば利回りは低いため、資産運用で大きくお金を増やしたい・・・という人には不向きな運用法でしょう。逆に「資産を失いたくない」点を重視する人は国債あたりから始めるといいと思います。

投資信託

投資信託とは、運用の専門家(ファンド)が投資家から集めたお金を代わりに運用する金融商品です。運用は全て専門家がやってくれますから昼間に株価を見たり経済情報を逐一チェックする必要はありません。

また投資信託の場合は3万円や5万円からでも始められます。つまり資産運用を始められるハードルが低いのも投資信託の特徴といえるでしょう。

ただし、いくら運用の専門家と言っても失敗しない可能性はゼロではありません。

万が一運用に失敗しても預けた資産を保証してくれるわけではないため、資産が減るリスクがあるのは覚悟しておいてください。対策としてはしっかり実績があるファンドを見つけられるか?がポイントになってきます。

また、投資信託は投資家に代わって資産を運用するため運用に伴う“手数料”がかかるのもデメリットの1つと言えるでしょう。手数料はファンドによって異なりますのでなるべく手数料が少なく、実績もあるファンドが見つかるまで妥協せず探しましょう。

NISA

NISAとは一定以上の運用益に対する税金がかからない制度のこと。

運用法は投資信託が一般的なため、運用法は投資信託と同じと考えてもらってもいいです。しかしNISAの場合、運用益に対する税金がかからないため、手元に入る収入が投資信託よりも多いのが特徴です。

ただし、NISAはあくまでも“制度”ですから確実にお金が増える資産運用ではありません。そのあたりのデメリットも投資信託と同じです。

また、NISAを利用するには専用の口座開設が必要なうえに、複数のNISA口座が開設できません。『どの金融機関でNISA口座を作るか?』が大きなポイントとなるでしょう。

NISAに関する具体的な特徴や始め方については下記ページで詳しく紹介しています。特に資産運用初心者の人にはおすすめの選択肢だと思うので、これを機にNISAについての知識を深めてください。

不動産投資

不動産投資とは不動産を使って資産を増やしていく運用法のこと。例えば駐車場にして利用料をもらったり、マンションやアパートを立てて家賃をもらったりするのも不動産投資です。

運用による利益も多く、軌道に乗りさえすればほとんど放置状態でも収入が入ってきます。他の運用法や投資と比べて手堅くできるのが不動産投資のメリットといえるでしょう。

デメリットは不動産投資を始めるまでのハードルが高いという点。なにせ不動産を取得していないと始められないうえに不動産を取得するまでの資産(主にお金)が必要となるため、気軽にできないのが難点です。

株式投資

株式投資とは上場した会社が発行している株券の売買によって利益を出す運用法です。現在はインターネットで手軽に取引ができるため参入者も増えてきました。

以前は株式の購入に数十万円以上必要だったため、大きな資産を持っている人や組織しかできませんでしたが、近年少額でも買える株式(ミニ株)などが増えたため、始める人が多くなりました。またパソコン以外にもスマートフォンでできる株式口座もあります。

株式投資は損をするリスクは高いもののきちんとリスクコントロールができれば大きな収入がえられる資産運用です。

FX

株式投資と同様にインターネット普及によって参入者が増えたのがFXです。FXは為替通貨を使った資産運用で24時間取引ができます。

FXでは「レバレッジ」を利用して取引するため、株式投資以上の利益を生み出せます。半面、失敗した時の損失も大きくなるうえに取引時間も株式投資よりも長いため、もっともハイリスク・ハイリターンな資産運用法の1つといえるでしょう。

資産運用を行う「期間」を決める

資産運用にはそれぞれ期間が設けられています。期間とは資産を運用する時間のことで、運用法によって期間が異なりますし、当然収支にも大きく影響します。

例えば株式投資やFXなどでは1日1回の取引で利益を狙う「デイトレード」という方法があります。反対に不動産投資であれば1日で運用による利益は見込めないため、どうしても数年スパンで運用を考える必要があります。

資産運用の期間については

・取り組む資産運用法
・目標としている運用利益

などによってある程度自由に設定できます。金融商品によってはあらかじめ運用期間が定められているものもあるため、「どのくらい資産運用をしたいのか?」を自分で決めてから運用法を探すと選択肢に迷うことはなくなると思います。

資産運用で増やす利益の目標を決める

資産運用で得られる利益は誰しもが多ければ多いほどいい・・・と考えると思います。しかしそれではついつい欲に目がくらんで失敗する可能性が高くなります。

賢く資産運用をするのであれば「運用益がこのくらいまで触れたらいったん撤退する」という目標金額を定めておくのが大切。一度資産を引き上げれば次のチャンスにすぐ参入できますからね

資産運用を賢く行って増やしている人は、この繰り返しをしているにすぎません。資産運用を一度もしたことがない初心者の人はまず“10万円”を目標に取り組んでみるといいと思います。

資産運用で10万円作る具体的な行動

資産運用で10万円の利益を生み出すことは決して難しいことではありません。とはいえ、テキトーにやっても絶対に利益は出ないので次の3点は絶対に守って資産運用をしましょう。

1)リスクが低い資産運用で取り組む

すぐに資産を増やしたい!からといってハイリターンな運用をすると、失敗した時に再起不能になる危険性があります。資産運用に慣れていないのであればリスクが低い運用から始めるようにしましょう。

おすすめは国債、投資信託、NISAなど。株式投資やFXでもいいですがリスクコントロールの勉強をしてから実際に資産を使って運用するように。

2)レバレッジは最小限にとどめる

資産運用の中にはレバレッジをきかせて行うものもあります。レバレッジとは口座に入金した金額以上の額で取引ができるシステムのことで、主にFXなどで使われています。

レバレッジは上限こそあれど自由に設定できます。高くすれば成功した時のリターンが大きくなる半面、失敗すれば損失額も大きくなるため、レバレッジは極力かけないほうがいいでしょう。

理想はレバレッジ2倍が限界。それ以上はリスクが高くなるので慣れるまでは控えるように。

資産運用で10万円作れれば100万円も作れる

これまで資産運用の経験がない人に「10万円」という目標をお勧めしました。なぜ10万円か?というと、資産運用で10万円作れる人は100万円も作れるからです。

資産運用は資産の多さによって成功したときの利益も大きくなります。つまり資産運用で10万円作れる実績があれば資産を増やすだけで利益は簡単に増やせる・・・というわけ。

特に投資や資産運用で賢く運用している人は「複利」で上手に増やしています。いきなり高い目標を掲げても失敗する危険性もあるので資産運用でお金が増える実感を10万円という目標を立てながら積んでいくとこの先長く取り組めるでしょう。

複利とは?

複利(複利運用)とは元手から発生した利益をそのまま次の運用の元手に加えることを言います。例えば元手10万円で10%(1万円)の利益が出る資産運用をした場合、次の元手は11万円で始める・・・というやり方です。

最初は微々たるものですが、運用年数がかさむとその利益幅はどんどん大きくなっていきます。図にすると以下の通りです。

複利による利益の動きを表したグラフ

初心者の中には「すぐにでも大金を・・・」と躍起になっている人もいますが、資産運用で欲を出すとたいてい失敗します。気持ちは分かりますがまずは小額から始めて複利で少しずつ利幅を増やしてくのが正しい資産運用なので、まずは小額から始めてみてください。

運用するための資産を作る

資産運用をするにあたって最も大事なのは運用する「資産」を作ることです。具体的には

お金
不動産(土地や建物)
株式、債券などの有価証券

のこと。この中でもっとも作りやすいのが「お金」なので、まずは資産運用に使うためのお金を貯めるのが資産運用を始める第一歩といえます。

資産運用は成功すれば資産が増えますが失敗すると資産が減ります。そのため、失敗してもいいようになるべく余剰な資産で取り組むようにすること。

仮に生活費を使って資産運用をした場合、失敗したら生活費に充てるお金がなくて生活ができない・・・なんて事態になりかねません。こうならないように「失っても生活に支障がない資産(お金)」を作ってから資産運用を始めましょう。

初めて資産運用するなら100万円が目安

資産運用を始めるにあたって「いくらあればいいか?」と悩む人がいると思いますが、個人的には100万円あれば大丈夫ではないかと。もちろん運用する資産は多いに越したことはないですが、100万円あれば多少失敗してもすぐに立て直すことができます。

逆に10万円くらいの資産で運用を始めようとすると、数回の失敗で資産がゼロになる危険性があります。そうなると運用そのものができなくなるので現在運用する資産がない・・・という人は100万円の貯金を作ってから始められるのがおすすめかと。

100万円の貯金を作る方法としては下記ページで紹介するポイントを押さえて取り組んでみてください。

「お金」について勉強する

資産運用は主にお金を使ってお金を増やす行為です。つまり「お金」についての知識がないと失敗する可能性も高くなります。

そもそも資産運用をはじめ、お金についての勉強はあまり学校でも教わらなかった人が多いのが現状。貯金や節約が苦手なのも「お金」について正しい知識がないのが原因・・・なんて人も少なくありません。

もし資産運用で収入を増やしたいのであれば、具体的な運用法と併せてお金についての知識も勉強しておくといいでしょう。

お金について勉強すれば、具体的な節約法や貯め方はもちろん、正しいお金との付き合い方を学べます。資産運用は「お金の付き合い方」の具体的な手段の1つでもあるので、資産運用を始めるきっかけとしてお金について改めて勉強してみてください。

お金についての勉強は本屋に行けば雑誌や書籍でいろいろ紹介されています。また無料でお金について勉強できるセミナーも開催されています。

例えば「お金の教養講座」はお金の知識から資産運用するにあたってのポイントやコツなどを無料で教えてくれます。月に何度か開催しておりこれまで多くの人が参加しているので、興味があればぜひ行ってみてください。

実際にお金の教養講座に参加した感じた印象などについては下記ページで紹介しています。

まとめ

資産運用は現在誰でもできるようになっていますが、いろいろな方法がありますし方法によってメリットやデメリットなどが異なります。これらをきちんと理解したうえで目的をもって取り組むことで継続的に資産が増やせるようになるでしょう。

もちろん知識だけでなく経験も資産運用には必要です。最初は失敗することもあるでしょうが「失敗も経験のうち」という認識をもって大事な資産を増やしていってください。