水光熱費節約

冬の電気代節約術~部屋も財布も温かくするためのポイント~

電気代は季節によっても変わってきます。特にエアコンを使う機会が多い夏と冬は電気代が高くなると言われています。

そのため各季節によって家電の使い方を改善することが電気代節約につながります。中でも冬の電気代は1年で最もかかると言われており、冬の家電をどう使うか?が電気代節約の成功のポイントを握っている・・・といってもいいでしょう。

では冬の電気代を抑えるには具体的にどのような方法があるのでしょうか?ここでは「冬」に限った節電方法について紹介します。

冬になると電気代が高くなるワケ

冒頭でも言いましたが1年を通して冬は電気代が高くなりがちです。総務省統計局によると2018年の家計における電気代の平均は以下の通りと言われています。

電気代
1月 ¥13,404
2月 ¥14,222
3月 ¥13,534
4月 ¥11,192
5月 ¥9,439
6月 ¥8,286
7月 ¥8,666
8月 ¥10,790
9月 ¥11,354
10月 ¥9,799
11月 ¥8,772
12月 ¥9,719

引用:総務省統計局

上記の表を見ればわかるように、1年を通して1月~3月の電気代はそれ以外の月と比べて1割以上高くなっていることが分かります。つまり冬の時期が最も電気を使っている・・・ということ。

ではなぜ冬は電気代が高くなるのか?その理由は大きく分けると3つあります。

理由1.温度調整の差が激しいから

家電でもっとも電気代がかかるのはエアコンです。主にエアコンを使う時期は夏と冬ですが実は冬の方がエアコンの消費電力は多いと言われています。

理由は設定温度と気温との差が大きいから。

例えば設定温度28度にして夏にエアコンを使う場合、部屋の気温が仮に35度だとすれば7度変えればいい計算になります。逆に冬だと設定温度20度にしても部屋の気温が13度なんてことは少なく、むしろ温度がひとケタ・・・なんて気時も珍しくありません。

つまり夏の冷房より冬の暖房の方が、エアコンがフル稼働している時間が長いのです。フル稼働すれば当然電気を多く消費するため電気代がかかってしまう・・・というわけ。

理由2.洗濯をする回数が増えるから

冬の電気代が高くなる理由の1つとして“洗濯機を回す回数が増える”からです。冬に着る服の方が夏に着る服に比べて厚いうえに重ね着をするため洗濯をする量が必然的に増えます。

しかも服の生地も厚いため乾きも悪くなります。そのため洗濯機を1日2回まわしたり乾き切らないため乾燥機を回す機会も増えたりします。

こうした洗濯や乾燥機の使用頻度が冬になると増えるのが電気代の増加につながります。

理由3.照明をつけている時間帯が長いから

冬は1年の中でもっとも日照時間が短いです。日照時間が短いということは暗くなる時間が早くなるため照明を早めにつけるようになります。

照明器具は家電の中でも電気代がかかるものの1つです。そのため照明をつける時間が長くなる冬の方が電気代は高くなりやすいと言えるでしょう。

冬の電気代を抑える具体的な方法

これまでお話しした通り、冬は電気代がかかりやすい季節であると言えます。では冬の電気代を節約する方法にはどんな方法があるのでしょうか?

基本的な節電方法については1年を通して大きな違いはありません。下記ページで紹介してある通り、家電の使い方を見直したり古くなった家電を買い替えるなどして電気の消費量を減らすようにしましょう。

ただ、冬にしかできない独自の節約法もいくつかあります。特に『部屋を暖める』ための電気消費は工夫次第で減らせるのでぜひ実践してみてください。

具体的な方法としては次の4つがおすすめです。

1.エアコンは自動運転で使う

エアコンが電気を最も消費するタイミングはエアコンを起動させた直後です。冬であれば外の空気を暖める時に電気を使うわけですが、もっとも省エネなのが「自動運転」での使用です。

自動運転はエアコンがもっとも効率的に設定した温度になるよう動きを自動で調節してくれます。つまりもっとも電力消費を抑えた運転をしてくれる・・・ということ。

電気代を抑えるために最初から『弱』で動かしている人もいますが弱だと設定温度になるまでの時間がかかりすぎてしまうため、結果的に電気を多く消費しがちです。基本的にエアコンの運転の仕方については自動運転の状態にしてあまりいじらない方が良いでしょう。

節電につながるエアコンの使い方については下記ページで詳しく解説しています。

2.エアコン以外の暖房器具も使う

最近はエアコンが各家庭に1台は必ずあるため、エアコンメインで使っている人もいるでしょう。しかし場合によってはファンヒーターや石油ストーブの方がエアコンよりも暖房器具として適している点があります。

例えば部屋全体を暖かくしたいのであればエアコンがベストです。ただ局部的な個所だけ暖かくしたいのであればファンヒーターなどの方が優れています。

つまり部屋がそこまで広くないのであればエアコンを使うよりファンヒーターの方が暖かいし電気代もかかりません。暖房を使う部屋の広さなどから「どちらがいいか?」を考えて使い分けると電気代が抑えられるでしょう。

暖房器具は“窓の近く”がおすすめ

リビングとキッチンがつながっていたりなどスペースが広いところであればエアコンとファンヒーターの両方を使うとすぐに暖かくなります。この時ファンヒーターを窓の近くに置いておくとより部屋が暖かくなる時間が短くなります。

エアコンなどの暖房によって暖められた温度は窓を通して外に逃げていきます。しかし窓の近くにファンヒーターを置くことでファンヒーターの温風が部屋の温度を外に逃がさないよう遮断してくれます。

もちろんある程度暖かくなったらファンヒーターを消してエアコンだけにしましょう。

空気は暖かいところから冷たいところに流れていく
窓の近くでファンヒーターを使うと部屋の温度が窓から逃げにくくなる

3.部屋から熱が逃げないようにする

先ほども言いましたが、暖房によって暖められた熱は窓から逃げてしまいます。そのため、窓から熱が逃げないよう工夫するとエアコンがフルに稼働する時間が短くなって省エネにつながります。

具体的には断熱シートや遮断フィルムなどを冬の時期だけ窓に貼っておくだけでも部屋の温度はだいぶ変わります。またカーテンをするだけでも多少の効果がありますので、暖房をつけている時はなるべくカーテンを閉めておくといいでしょう。

4.加湿器を使う

冬に加湿器をつけている人がいると思いますが、実は電気代節約にも大きく貢献してくれます。湿度を高くすると人は暖かく感じるため、ちょっと肌寒いくらいであれば暖房をつけずに加湿器をつけるだけで十分な時もあります。

また湿度を高くするとインフルエンザ予防にもつながります。インフルエンザウイルスは主に湿度が低いと活動が活発になるため、加湿器によって部屋の湿度を高めるのは健康面で考えてもおすすめです。

「電気料金プラン」を見直すのも節約手段の1つ

冬の電気代を節約する方法については暖房面でいろいろポイントになる部分があるものの、基本的には今まで通りの節電方法を実践すればいいと思います。季節的に冬はどうしても電気を多く使ってしまいがちな時期ですから、冬の時期だけ多少多くなってしまうので仕方がないことですからね。

とはいえ、家計のためにどうしてもあと少し電気代を抑えたい・・・という人もいると思います。そんな人はぜひ『電気料金プラン』を見直してみてください。

近年電力の自由化によって電力会社以外の企業も電気の販売が可能になりました。つまり今よりも安いプランを販売している電気会社に乗り換えれば、冬だけと言わず1年を通して電気代が節約できるわけです。

電気料金プランを見直すポイントについては下記ページで紹介しています。電気代が高いのを何とかしたいな~と思うのであれば一度見直してみてはどうでしょう。

まとめ

季節がら冬は電気を多く使うためどうしても電気代がかかってしまいます。しかしだからといって何もしなければ電気代は高くなってしまいますので冬の家電の使い方を改めて少しでも電気代が抑えられるよう節約を心がけましょう。

特に暖房関係は工夫次第で電気の消費を抑えられます。エアコンに依存するのではなくいろんな暖房器具を上手に使って節電しながら快適な冬の生活を過ごしてください。