家計管理

あなたは大丈夫?家計がやりくりできない人の意外な共通点

節約において家計のやりくりを上手に行うのはとても重要です。家計のやりくりが上手ければそれだけお金が浮きますし、浮いたお金で貯金をしたり自分の好きなことに使えますからね。

しかし中には家計がうまくやりくりできない人もたくさんいます。いつもお金の使い方をあれこれ考えてみてもいつの間にか赤字になっている・・・なんて人もいるでしょう。

では家計がやりくりできない人はどこに問題があるのでしょうか?細かい原因を挙げるとキリがないのですが、少なくとも次のような共通単があると考えられます。

家計がやりくりできない人は「無駄」が分からない

家計のやりくりが下手な人ほど何にいくら使ったらいいのかわかっていない傾向があります。一言で言えば「無駄」が分からないのです。

家計のやりくりとは、限られたお金(収入)をどう使って生活するか?を考えることです。おそらく満足のいく収入を得ている人はそう多くない以上、いかに無駄な支出を作らずに必要なところに必要なお金を使えるか?が上手にやりくりするポイントと言えるでしょう。

家計がやりくりできない人は、何が必要で何が不要か?が正しく把握できません。もっと正確に言うと

「これにはこのくらいのお金がいるだろう」

という感覚がずれているのです。例えば収入に見合わない住まい(家賃)に住んでいるにもかかわらずお金がないからと言って食費を削ったり・・・とか。

本人は正しいと思っていても、実際に出費がかさんだり生活が苦しいようなら、それは間違いなく家計のバランスが悪い証拠。自分の収入に見合った生活費の使い方を改めないと家計はどんどん苦しくなっていくでしょう。

知恵袋にあった家計のやりくりに関する相談

家計のやりくりができない人の例として、Yahoo!知恵袋に投稿されていた人を紹介します。具体的にこの方の家計は以下の通りです。

手取り34万(共稼ぎで夫婦合わせて、ボーナスなし)

家賃7万
電気代8千円
ガス8千円
水道8千円
携帯1万4千円(二台で)
車のガソリン一万5千円(二台分)
車ローン2万
保育園3万
車の保険料1万1千円
生命保険料5千円
夫婦こづかい4万(2万ずつ)
食費5万
日用品代1万(私の基礎化粧水代含む)
レジャー代1万
子供服や子供のおもちゃ代5千円

投稿日:2008/10/23 14:06:16

共働きとはいえ、世帯収入が34万円ありながら貯金に回せるお金がないのは収支のバランスが悪いと言えます。つまり生活費のどこかに「無駄」があるわけです。

具体的にどこが無駄なのか?については人によって違うと思いますが、パッと見た感じ

・光熱費が高い(特に水道代)
・子供服や子供のおもちゃ代は毎月いらない
・携帯代はもっと安くできそう

などが改善点として挙げられます。家計のやりくりが上手な人だったらもっと指摘するのではないでしょうか。

無駄遣いの削減は家計のやりくりの基本です。どこに無駄があるか?をきちんと把握してそこから改善していくと家計のバランスは良くなっていくでしょう。

もし自分でどこに無駄があるか分からないようでしたら、専門的な人に相談するのもいいかもしれません。特に最近は家計の見直しサービスをしている保険会社などもありますので、一度申し込んで相談してみると色々な発見があると思います。

家計がやりくりできない人は「無計画」

家計のやりくりをするうえで1円単位まで細かくきっちりしている人は実はそんなの多くありません。たいていの人は

食費は○万円
光熱費はこのくらい
事由に使えるお金がいくらくらいで・・・

といったアバウトな感じで毎月の支出を計画しています。ただ、家計のやりくりが下手な人ほどこうした計画に反したお金の使い方をしてしまいます。

特に毎月給料日前になるとヒーヒー言っている人はこのタイプが多いかと。給料をもらってあれこれ家計のやりくりを計画しても、たいていあれもこれも使ってしまい苦しくなってしまう傾向があります。

特に以下のようなタイプの人は計画通りにいかず家計のやりくりができないでしょう。

衝動買いが多い

「使っちゃダメ!」を分かっていても財布にお金があったらついつい衝動買いで使ってしまうと家計のやりくりが厳しくなります。こうした衝動買いをしてしまうクセのある人は家計がやりくりできないタイプと言えるでしょう。

基本的に衝動買いしてしまう人の多くは自分が何にお金を使ったのかをしっかり把握していません。「あれ?お金がない!」という状態が頻繁に起こるので、まずは自分のお金の使い方を把握するところから改善していきましょう。

具体的には

買い物をした際にはレシートを必ずもらう
家計簿をつける(アプリでも可)

などなど。毎月衝動買いでいくら使っているかを把握すれば、そこから節約や衝動買い改善の意識が芽生えてくるはずです。

欲しいものへの執着が強い

趣味で欲しいものがあったり、服やアクセサリなどで気に入ったものを見つけたら真っ先に買ってしまう人も家計のやりくりはあまり上手ではないでしょう。衝動買いほど無計画に買い物はしないもののお金を使う“優先順位”のつけ方に問題があります。

こうしたタイプの人はとにかく情報収集が得意で、欲しいものが発売されると一気に支出の優先順位が変わります。「買えるか?」ではなく欲しいものを買ってから「さてどうしようか・・・」と悩む人がこのタイプと言えるでしょう。

またスマホゲームに課金する人のこのタイプが多いです。

スマホゲームの多くには「ガチャ」と呼ばれるゲームで使えるアイテム(もしくはキャラ)が手に入るシステムがあるのですが、お金を支払うことでガチャが引ける回数を増やすことができます。そのため、ゲームにのめり込んでしまうとついついガチャで排出されるものほしさに課金をしてしまい、家計を苦しくしてしまう人もいます。

しかもスマホゲームの課金は思った以上に簡単にできます。こうした課金へのハードルの低さも相まってついつい予算以上のお金を使ってしまう人もいるでしょう。

周りの雰囲気に流されやすい

主に交際費や遊ぶお金がかさみやすい人はこのタイプです。毎月「交際費はこれだけ」と決めていても食事や遊びに誘われたら行ってしまい、気がついたら予算オーバーしている・・・なんてことも珍しくないでしょう。

また1次会で帰るつもりが「一緒に行こうよ~」と言われて断り切れず2次会以降にもつい参加してしまう人も交際費がかさみ家計のやりくりを難しくしてしまう傾向があります。両者ともに共通するのは

「どうしても断りきれない」

というタイプではないでしょうか。

遊びにお金を使うのは悪いことではありません。むしろストレスを発散したり気持ちをリフレッシュさせるためにも遊ぶためのお金は家計に組み込んでおくべきだと思います。

しかしだからといって交際費が食費や光熱費よりも重要か?と言われると決してそんなことはありません。「お金がない」のは立派な断る理由になると思いますので、交際費を使い過ぎたと感じたらキッパリ断れる勇気を持ちましょう。

家計がやりくりできない人はカード使いが下手

クレジットカードは使い方によっては節約にもつながりますが浪費のリスクもあります。そして家計のやりくりが下手な人はクレジットカードの使い方があまり上手でない傾向があります。

クレジットカードの使いかたが上手でない人の特徴としては

今月クレジットカードでいくら使ったか分からない
クレジットカードの利用限度額を知らない
給料日になると半分近くカードの支払いでなくなる
複数のクレジットカードを同時に使用している

などなど。

クレジットカードは、お金がなくても買い物ができるため便利ではありますが、ただ支払いを先延ばしにしているだけのため、後日カードで買い物した分の支払いはまとめて請求されます。そのため、あれもこれもとカードで買い物をしていると翌月あたりに大きな金額を支払わないといけませんから、当然その月の家計は厳しくなりますよね?

お金がなければまたカードを使ってしまう。そしてまた翌月の家計のやりくりができなくなる・・・このサイクルにハマってしまうとそう簡単に抜け出せなくなります。

クレジットカードは使い方さえ間違えなければ生活費の節約や家計の明確化に大いに役に立ちします。ただ、クレジットカードが原因で家計がやりくりできないのであれば使うのは控えたほうが良いでしょう。

ただし生活費の中でも銀行引き落としで支払っている項目(家賃、光熱費、携帯電話代など)については例外です。

むしろ1枚のクレジットカードで支払うようにしておけば、毎月の固定費がいくらかかるのかが一目でわかるうえ、銀行からの引き落としも1回で済むため

「カードの支払いでいくら口座に残しておけばいいか?」

が簡単に把握できます。それ以外でクレジットカードは使わないよう利用限度額をギリギリまで低くしたり財布からクレジットカードを抜いて自宅に置いておくなどの工夫をするといいでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?他にも家計のやりくりができない人の特徴は色々あると思いますが、主な共通点として今回

家計の無駄が分からない
無計画
クレジットカードの使い方が下手

を挙げました。もし家計がやりくりできない人で上記3つのうちどれかに心当たりがあるのであれば、まずはそこから改善していってみてください。