在宅ワークや副業で検索すると必ず出てくるのが『ドロップシッピング』というワード。お恥ずかしい話、お金大好きな僕でも
という状態でした。
個人的に在宅ワークをはじめとした副業は、積極的にやるべきだと考えています。ただ一概に『副業』『在宅ワーク』といっても種類が沢山あるのが事実。
もしかしたら僕と同様にドロップシッピングについて知らない人も多いと思います。そこでここではドロップシッピングについて調べてみた結果をどこよりも分かりやすく解説していきます。
目次
ドロップシッピングとは?

まずドロップシッピングとはどういった副業なのか?
ドロップシッピングとは、インターネット上に自分のサイト(ネットショップ)を立ち上げ、そのサイトにアクセスを読んでユーザーに買い物をしてもらうビジネスのこと。分かりやすく言えば
インターネット上に自分のお店をかまえる
という解釈で良いと思います。
ネットショップとの違い
・・・と思われる人もいるでしょう。ネットショップとドロップシッピングの大きな違いはズバリ“手間の多さ”です。
ネットショップの場合、全ての作業を自分で行わないといけません。具体的には
- 商品の仕入れ
- サイトの運営
- 購入者への対応
- 入金確認
- 商品の発送手続き
- 在庫の管理
は少なくともネットショップを運営するには必要な作業になってきます。それに対してドロップシッピングは上記作業のほとんどを他者に任せられます。
まず『商品の仕入れ』についてはドロップシッピングサイトから選ぶだけなので、わざわざ自分で作ったり買い付けに行く必要はありません。入金確認もドロップシッピングサイトが代行してくれますので、いちいち銀行口座をチェックしたりクレジットカード決済システムを導入する必要もなし。
購入者への対応、商品発送、在庫管理はメーカーが行ってくれます。そのためドロップシッピングでやるべきことは『サイトの運営』のみ。
つまり、自分で一からショッピングサイトを立ち上げるよりやるべき作業が少なく済むのです。そのため副業や在宅ワークといった本業を持っている人でもドロップシッピングは取り組める・・・というわけ。
アフィリエイトとの違い
ドロップシッピングと混同しそうなビジネスの1つが『アフィリエイト』です。正直自分でも両者の明確な違いは完全に分かりません。
定義的な話をすれば
アフィリエイトは商品を“紹介”する
ドロップシッピングは商品を“販売”する
・・・という違いがあります。またアフィリエイトは現物商品以外にもセミナーや情報商材といった“情報”も取り合える一方、ドロップシッピングは現物商品オンリーを取り扱うといった違いもあります。
ドロップシッピングの方が報酬は高い
・・・みたいなことを書いてあったサイトもありましたが、口座開設やクレジットカード発行みたいな金融系のアフィリエイトは1件当たり1万円くらいもらえるので一概にドロップシッピングの方が高いわけでありません。
ただし、ドロップシッピングはどちらかというと日常必需品が多いため売りやすさはあると思います。
という疑問の回答は人それぞれだと思います。下記ページでアフィリエイトについても解説しているので、両者を比較して“できそう”な方を選択してもいいかもしれません。
ドロップシッピングを始めるには?

ドロップシッピングが副業や在宅ワークで推奨されるのは“始めるハードルが低さ”があるからだと思います。
・・・と不安に感じる人もいるでしょう。調べてみたところドロップシッピングを始めるにあたって必要な作業は大きく分けると3つです。
サイトに登録する
ドロップシッピングを始めるならまずドロップシッピングサイトに登録する必要があります。ドロップシッピングサイトに登録しないとサイトに商品を掲載できませんからね。
ドロップシッピングサイトは検索すればいくつかヒットすると思います。ただ
- 運営会社の信頼性
- 取り扱っている品数の多さ
- サポートの充実性
などを考慮すると、始めは下記2サイトのどちらかから始めるのがオススメです。
もしもドロップシッピング

ドロップシッピングサイトの中でも大手といえるサイト。40万点以上の商品が取り扱えますしジャンルも多数あるので、自分の好きな商品や興味のある商品が見つけやすいのが特徴です。
またショッピングサイトを簡単に作れる無料ツールも利用できます。サポートも充実しているのでパソコン操作に自信がない人やドロップシッピング初心者は“とりあえず”感覚で登録しておいてもいいかもしれません。
通販素材.com

主に家具の取り扱いが多いドロップシッピングサイトが『通販素材.com』です。商品の写真画像なども無料で提供してくれたりバナーを用意してくれたりなど、ショッピングサイトを運営するにあたって役に立つものを揃えてくれています。
また商品を売るためのノウハウについてもきちんとアドバイスしてくれます。商品のジャンルは多少偏っている感はありますが
という人は、登録しておいて損はないのではないでしょうか。
ショッピングサイトを作成する
ドロップシッピングサイトに登録したら、サイト内にある商品を選んでショッピングサイトを作成します。
という点で悩むと思いますが、ドロップシッピングで稼ぎたいのであれば特定のジャンルに特化した「専門店」的なサイトを意識して作るといいと思います。
特にインターネットで買い物をする場合“衝動買い”や“ついで買い”をする可能性は極めて低いです。
例えばシャンプーが欲しい人は
シャンプー おすすめ
とか
シャンプー 格安
といったキーワードで検索し、検索に引っかかったサイトで購入しますからね。欲しい商品だけをピンポイントで購入できるのがネットショッピングの特徴でもあるので“売る側”としては専門店的なサイトを作った方が収益は出しやすいと思います。
ショッピングサイトに集客する
自分のショッピングサイトが完成したら、あとはそのサイトにアクセスを呼び込みます。例えばSNSでサイトURLを貼って拡散したり、SEO対策の施したり・・・などです。
またドロップシッピングをしている人の多くは『リスティング広告』を使ってアクセスを呼び込んでいます。最初はうまくいかないことも多々あると思いますが、色々勉強したり経験していきながら少しずつ自分のホームページにアクセスを呼び込んでいきましょう。
リスティング広告とは?
リスティング広告とは検索結果の上位や下位に意図的に掲載できる広告枠のこと。有名なものとしては「Google広告」や「Yahooリスティング」などがあります。
検索キーワードごとに広告を表示させることができ、広告をクリックされると広告費が発生します。広告費はキーワードごとで異なるため、いかに安くて検索されやすいキーワードを見つけられるか?がポイントになってきます。
ドロップシッピングのメリット

という主張する人がいるくらい手間も初期費用もかけることなく始められます。では具体的にドロップシッピングが副業や在宅ワークでお勧めの理由は何なのか?
その根拠はドロップシッピングの2つのメリットが大きく関係してきます。
在庫を抱えるリスクがない
自分でお店をやる場合、ネットショップにせよ実店舗にせよ“在庫管理”が重要になってきます。在庫がなければ商品を販売できませんが、ありすぎても問題になりますよね?
ドロップシッピングはこの“在庫管理”を一切考えず店舗経営できるのが最大のメリットです。商品の発送も在庫管理もメーカーがやってくれるため
とか
といった悩みとは無縁でショップサイトを運営できるのです。もちろん商品を買うための“お金”も必要もないため、失敗しても損失額はほとんどないのもドロップシッピングのメリットといえるでしょう。
商品発送の手続きが不要
在庫管理と同じくらい重要なのが購入者とのやり取りです。特に買ってもらった商品を発送する手続きや作業はかなり大変です。
しかしドロップシッピングでは商品の発送はメーカーがやってくれますし、入金確認もドロップシッピングサイトが代行してくれるため、自分のサイトから商品が売れれば、あとは自分の取り分(利益)が振り込まれるのを待つだけでOK。
『ドロップシッピングが副業に適している』と言われるのは、こうした面倒な作業を全て代行してくれる環境が作れるから。
という点だけ集中すればいいだけですからね。やるべきことが明確なのもドロップシッピングのメリットだと思います。
ドロップシッピングのデメリット

先ほどドロップシッピングのメリットについてお話しましたが、残念ながらデメリットもきちんとあります。
ドロップシッピングのデメリットは主に2つ。人によってはこの2つのデメリットがドロップシッピングを始めても稼げない原因になっているかもしれません。
ホームページが作れないとダメ
ドロップシッピングは自分でショッピングサイトを運営して収益を上げるビジネスです。つまりホームページが作れないとスタートラインにも立てない・・・ということになります。
ただし、ここ最近ホームページを作るソフトやツールが色々出てきているので『ホームページを作る』事自体はそこまで難しくはありません。
例えばワードプレスといったホームページ作成ツールを使えば、誰でもきれいなホームページが作れます。またドロップシッピングサイトの中にはショッピングサイト作成ツールが利用できるものもあったりします。
もちろんゼロから作るのは慣れが必要だったりするので大変かもしれません。しかし慣れてしまえばプラモデルを組み立てる感覚でサクサク作れてしまうので
くらいの感覚で始めても大丈夫だと僕は思います。
集客できないと売り上げゼロ
ドロップシッピングで稼げない最大の原因は『サイトにお客さんが来ない』です。どれだけきれいなサイトを作ってもユーザーがゼロであればそのサイトから商品が売れることはありませんからね。
という問題の解決法は色々あります。ただ、どの方法でも経験や勉強、さらにはお金(広告費)が必要になってくるので、ドロップシッピングで短期間のうちにまとまった稼ぎを期待するのはやめた方が良いと思います。
ドロップシッピングは儲からないのか?

これまでドロップシッピングの特徴について色々な角度から紹介してきました。
と思うのであれば、個人的には積極的に挑戦してみても良いと思います。しかしインターネット上では
ドロップシッピングは儲からない
と主張している人も決して少なくありません。彼がそう主張する最大の理由が、先ほどのデメリットの部分でお話しした
サイトへの集客が難しい
からです。
サイトの集客とはいわゆる『サイト訪問者』を増やすことです。現在インターネット上には星の数ほどのホームページが存在しており、その中から自分のサイトを見つけてもらって覗いてもらう必要があるわけです。
ドロップシッピングをやっている人達は
を常に考え、あれこれ手段や戦略を立てて取り組んでいます。例えば
- リスティング広告を利用する(広告費がかかる)
- SNSを使って意図的にバズらせる(拡散したくなる内容が重要)
- SEO対策を施して上位検索させる(勉強必須)
などなど。
ハッキリ言ってどの方法も決して一朝一夕ではできません。だからこそ『ドロップシッピングは儲からない』といっているのだと思います。
ただし、絶対に儲からないか?といわれるとそんなことはありません。
インターネットでドロップシッピングについて調べてみた時、ドロップシッピングで月に何十万円も稼いでいる人達のサイトをたくさんみかけました。中には100万円以上稼いでる人もいたので“絶対に稼げないビジネス”というわけではないと思います。
とはいえ
といわれると『ノー』だと思います。ある程度時間がかかりますし勉強も必要なので、長期戦を覚悟して挑めばドロップシッピングで副収入を得るのは可能だと僕は思います。
ドロップシッピング×メルカリの禁止行為
ドロップシッピングについて調べてみると、どうやらドロップシッピングにも“禁止行為”があることが分かりました。
その方法がメルカリを利用した“転売行為”です。
まずドロップシッピングできる商品を自分で購入します。もちろん購入するわけですから代金を支払うわけですが、自社サイトから購入すれば後日ドロップシッピングサイトから利益だけ振り込まれます。
購入した商品が届いたら、その商品をメルカリに出品します。
開封しなければ新品なので(正確に言えば“新古品”ですが)定価より少し安めに設定すれば売れるはず。これを繰り返せば別にサイト集客に力を入れなくても一定の利益が出せますよね?
ただし、メルカリを使ったこの方法は禁止行為です。もちろんメルカリに限らずヤフオクやamazonでの転売行為も禁止となっています。
もしもドロップシッピングでは転売行為についてはガイドラインで禁止と明確に謳っています。他のサイトでも同様に謳っているのでドロップシッピングをするのであれば転売行為は絶対にやめましょう。
ドロップシッピングで稼ぐには?

・・・と言われていますが、実際はドロップシッピングで稼いでいる人がいるのは事実です。もちろん人によって稼ぐ額は違いますが、月に5万円や10万円くらいならドロップシッピング未経験者でも十分狙える額だと思います。
とはいえ先ほど紹介した『ドロップシッピングの始め方』を実践しただけでは思うように稼げません。
ドロップシッピングで稼ぐのであれば最低でも次の3点は意識して取り組んだ方が良いでしょう。
「売れる商品」を探す
ドロップシッピングで扱える商品はサイトによって多少違いはありますが、色々な商品が販売できます。そして商品の中では『売りやすい商品』と『売りにくい商品』があります。
ドロップシッピングで稼ぎたいなら『売りやすい商品』や『売れる商品』を中心に選ぶのが重要。
売れる商品を扱うのは“商売”の基本ですからね。自分の好みや興味ではなく
という点で商品を選んでサイトを作るようにしましょう。
根気よくアクセスを集めていく
ドロップシッピングを始めるなら自分のショップサイトを作る必要があります。そしてサイトは作ってすぐ上位に上がるわけではなく、徐々にSEO対策などをしてあげていくのが普通です。
つまりドロップシッピングを始めてすぐに稼げるわけではない・・・ということ。
半年くらいは収入がゼロでも気にしない
という覚悟で取り組んだ方が変に焦ることなくじっくり取り組めると思います。時間をかけて根気よくサイトを育てていきましょう。
商品管理を怠らない
ドロップシッピングで取り扱える商品は日によって変わる場合があります。例えば商品が売切れたりすると取扱商品から除外されます。
ドロップシッピングを続けているとサイトに掲載していた商品が売切れたり販売停止になったりするケースが多々あります。定期的に掲載しているサイトの状況を把握して売り切れた商品があればサイトから削除してサイトに載っている商品管理を怠らないようにしましょう。
稼げない人が意外とやりがちなのが一度サイトを作ったら手直しなどをせずそのまま放置してしまうこと。
買えない商品があるサイトは
・・・とユーザーが思ってしまいます。そう思われると絶対に買ってもらえないのでサイトに掲載している商品管理や販売状況は定期的にチェックしましょう。
まとめ
ドロップシッピングは始めるハードルが低いため副業や在宅ワークとして始める人が多いビジネスです。ただ、まとまったお金を稼ぐまでに時間がかかったり工夫が必要なので
『手軽に稼げる方法』として取り組まない方がいいのでは?
・・・と言うのが個人的な意見です。
とはいえ、ドロップシッピングはまったく稼げない方法ではないので
という人は積極的に始めてみる価値はあると思います。始めるにあたってのリスクはほとんどないので興味があればぜひチャレンジしてみてください。