クレジットカード活用法

クレジットカードの選び方~比較サイトはこうやって見よう~

今持っているクレジットカードに年会費が発生したりポイントが使いづらかったりした場合、新しいクレジットカードに乗り換えるのもアリだと思います。ただ「じゃあどのクレジットカードがいいの?」と悩みますよね?

クレジットカードを選ぶには比較サイトを参考にするのが一番。でもかなり細かい部分まで比較されているので途中で「で、どれが一番いいの?」ってなりませんか?

実際に僕がそのタイプです。(笑)そこで比較がめんどくさがりの僕がおすすめするクレジットカードの選び方を紹介しようと思います。

情報量が膨大な比較サイトのうち次の部分だけをチェックすれば失敗はないと思いますので、クレジットカードの選び方の参考にしてください。

年会費がないクレジットカードを選ぶ

基本的にクレジットカードを選ぶ際には“年間費”がかからないものを選ぶのが基本。年間費がなければ余計な支出が1つ減るわけですから家計の節約にもつながりますからね。

実は何気なく作ったクレジットカードって意外と年間費が発生するものが多い印象があります。特にデパートや百貨店などでポイント欲しさに作ったクレジットカードは、しれっと年会費について書いてあったりするので今持っているクレジットカードを調べて年会費が発生するかどうかをチェックした方がいいでしょう。

ビジネスカードを選ぶ時は年会費があっても問題なし

ただし自営業や会社を経営している人が経費を分けるためにクレジットカードを選ぶ場合は年会費の有無はあまり気にする必要はないと思います。

ビジネスカードの場合、色々な保障やサービスがついていたり利用上限額がかなり高かったりと年間費を払う以上のメリットがあるケースもあります。単純な買い物目的で使うのであれば年会費無料のものから選んだ方がいいですがビジネスカードを選ぶ時はサービス内容を重視して選びましょう。

国際ブランドは「VISA」か「MasterCard」

新しいクレジットカードを選ぶ時に必ず国際ブランドを選択する必要があります。

国際ブランドとはクレジットカードのカテゴリで「VISA」や「JCB」を指します。このカテゴリによってクレジットカードが利用できるお店が変わってきます。

国際ブランドでおすすめなのは「VISA」か「MasterCard」のどちらかです。

上記2つのブランドは世界中のどこでもクレジットカードが使えます。海外は基本的にカード払いが多いため、どちらかのブランドでカードを作っておけば海外旅行に行った時でも利用できます。

逆に「VISA」か「MasterCard」以外の国際ブランドでカードを作るのはあまりおすすめしません。例えばJCBは日本のブランドで国内ではたいてい使えますが海外に出ると使えない国も少なくありません。

「絶対に日本から出ない!」

という人はJCBでもいいかもしれませんがVISAもMasterCardも日本で使えるのでよほど国際ブランドにこだわりがある人以外はどちらかで作った方が使いやすいと思います。

付与されるポイントの種類で選ぶ

たいていのクレジットカードは利用金額に応じてポイントがもらえます。ポイントを貯めればギフト券や商品と引き換えできるようになっています。

そのためクレジットカードで貯まったポイントが何に使えるのか?もきちんと調べておくといいでしょう。

例えばANAやJALなどの航空会社と提携しているクレジットカードは利用金額に応じてマイルが貯まるようになっています。マイルが貯まれば飛行機代がマイルで支払えるようになります・・・が、そもそも飛行機に乗る機会がほとんどない人がマイルを貯めてもあまり使いませんよね?

ならばギフト券などに交換できるクレジットカードを使った方がポイントの利用頻度は高くなります。またクレジットカードによって還元率も違いますので

  • 貯めたポイントが使いやすい
  • 還元率が高い

を基準に選ぶといいでしょう。使えるポイントが貯まるクレジットカードを上手に活用すればポイントが貯まりやすいですし、貯まったポイントを使えば家計の節約にもつながりますからね。

“職業”にあったクレジットカードを選ぶ

クレジットカードの使い方は淑行によっても変わってきます。そのため、自分の生活やお金の使い方にあったカードを選ぶことが大切。

例えば

学生
主婦
自営業者(会社経営)

ではベストなクレジットカードの選びの基準が多く違います。特に新しいクレジットカードを作る際には自分の立場や使い方を考慮して選ぶようにしましょう。

学生は“作りやすさ”を優先する

学生の場合、大学によっては生協がクレジットカードを発行していたりするので、それを利用するのもいいでしょう。大学の生協以外でクレジットカードを作りたいのであればとにかく『審査が緩いところ』から選んでください。

学生の場合、自分で稼げるお金(収入)が少ないため学生へのカード発行を受け付けていない会社もいくつかあります。そのため学生でも作れるクレジットカード会社を何社か探し、その中から選びましょう。

また学生だと初めてクレジットカードを持つ人が多いため『使い方』はしっかり理解するように。

クレジットカードは使い方を間違えると大きな金銭トラブルになりかねません。下記ページでクレジットカードの基本的な使い方を紹介しているので、そちらを参考にクレジットカードを正しく使いましょう。

主婦は「お得さ」を優先する

主婦の方で新しいクレジットカードを作るのであれば『普段利用するスーパーで使えるクレジットカード』もアリだと思います。特に食費をクレジットカードで管理している人はおすすめです。

デパートやスーパーと提携しているクレジットカードは、提携しているお店で利用するとポイントが多くもらえたりします。また毎月一定の日にちはカードでの支払いが割引になったりもするため家計の節約にもつながります。

もちろん『現金払いがいい』という人は無理にスーパーと提携しているクレジットカードを作る必要はありません。家計の管理の仕方や各生活費を支払う方法と相談してクレジットカード選びをするといいでしょう。

事業主は「法人カード」がおすすめ

自営業の人がクレジットカードを選ぶポイントは他の人と少しポイントが違います。正直年会費はあまり気にする必要はなくどちらかというとクレジットカードのサービスや特典内容を重視した方がいいでしょう。

例えば

  • 傷害保険や損害保険がついている
  • 複数カードを発行できる
  • キャッシングの利率が低い
  • 空港ラウンジが利用できる

などなど。もちろん事業に関係のないサービスを無理につける必要はありませんが、仕事でクレジットカードを作るのであれば「どんなサービスが利用できるか?」で選ぶのが最良かと。

ちなみに、特にビジネスカードのサービスがどれも必要ないと感じたら普通のクレジットカードでも大丈夫です。「仕事で使うクレジットカードはビジネスカードじゃないとダメ!」というわけではないのでその辺はお間違いのないように。

デザインでクレジットカードを選ぶのもアリ

これまで紹介したクレジットカードの選び方をすべて押さえているのであれば、それ以外の部分は自分の好みで選んでも大きな影響はありません。特にクレジットカードのデザインについてはお好きなものを選んでもOK。

例えば楽天カードの場合、通常デザイン以外にも

  • FCバルセロナ
  • ディズニー
  • 楽天ゴールデンイーグルス
  • YOSHIKI
  • ヴィッセル神戸(イニエスタ)
  • 買い物パンダ

から選べます。別にクレジットカードのデザインが何であっても利用内容は変わりませんのでデザインがいくつか用意されているクレジットカードの場合はお好きなデザインのものを選びましょう。

ただしカードによってはデザイン料が別途発生するものもあったりします。デザイン重視でクレジットカードを選ぶ時は別途かかってくる費用があるかどうかを調べてから申し込むように。

カード選びに迷ったら次のカードがおすすめ

これまでクレジットカードの選び方を4つ紹介してきました。クレジットカードの比較サイトを見れば上記項目別にランキングされているのでクレジットカード選びでどこに重点を置いているか?で選べばいいと思います。

・・・とはいっても「総合的にベストなクレジットカードはどれ?」という人もいると思います。僕も各項目のランキングを逐一チェックして判断するのが面倒なタイプです。あれこれ提案されても「で、結局どれが良いの?」ってなってしまいますからね。

そこで、そんな比較が面倒な性格の僕が一生懸命頑張って総合的に見たお勧めクレジットカードを3つ紹介します。

「どのクレジットカードを使うのがお得なの?」とあれこれ迷う人は、次の3つの中から選ぶと大きな失敗はないかと。たいていの比較サイトでも次のクレジットカードは紹介されているので目移りしてきたらこの中から選んでください。

楽天カード

申込も簡単で審査も比較的ゆるいため、作りやすいクレジットカードとして有名なのが楽天カードです。ポイントも貯まりやすく(利用額の1%)貯まったポイントは楽天ポイントとして楽天市場などで1ポイント=1円で利用できます。

年会費も無料でデザインも豊富にそろっていますから、誰にでも使いやすいクレジットカードの1つだと思います。どれにしようか迷ったら「とりあえず楽天カード」を選んでおいてもいいのではないでしょうか。

三井住友生命カード

多くの比較サイトで好評なのが三井住友カードです。年会費は発生しますが年に1回でもカード払いをすれば無料になるため実質年会費は発生しません。

三井住友カードには「旅行保険」と「ショッピング保険」が付帯しています。そのため旅行が趣味の人は旅行用に1枚持っておくのもいいかもしれません。

またiDやApplePayなどの電子マネーにも対応しているので、キャッシュレスな生活を考えている人は三井住友カードをメインカードとして使うのがいいでしょう。

イオンカード

普段「マックスバリュー」や「イオン」で食材や日用品を買っている人にはイオンカードがおすすめです。20日と30日はイオンカードで買い物をすると5%オフになるので家計の節約に大いに役立ちます。

またイオンカード会員になると誕生月に「バースデーパスポート」が送られてきます。このバースデーパスポートを利用すると最大10%オフの買い物ができるのも大きな魅力の1つ。

ただし上記割引はすべて『イオングループで買い物した時のみ』です。イオングループをほとんど利用しない人にはあまり恩恵は感じられませんが、頻繁に使う人はイオンカード一択になるでしょう。

まとめ

いかがでしたか?クレジットカードをもっと詳しく調べたいのであれば「クレジットカード 比較」で検索して出てきたサイトをくまなくチェックしてもらえば、多種多様なクレジットカードの中から選べるでしょう。しかし、個人的にはポイントをきちんと押さえておけばクレジットカードの違いはそこまでないと思います。

クレジットカードは「どう使うか?」も大事ですが「どれを選ぶか?」も重要です。ここで紹介した選び方のポイント

クレジットカードの選ぶポイント
  • 年会費の有無
  • 国際ブランドの選び方
  • 付与されるポイントの種類
  • 職業別の使い方

を参考に自分に合ったクレジットカードを探してください。