保険料節約

その保険大丈夫?今すぐ見直しが必要なタイプの保険

家計の節約や必要な保障の確認などのために保険の見直しは定期的に行うのがおすすめです。もちろん見直し=新しい保険に乗り換えというわけではないので、無理に新しい保険に加入する必要はありません。

ただし、反対に「今すぐ見直しが必要」な保険もあります。

特に保険の販売員から「オトクですよ~」と言われて加入した人は、本当にオトクかどうかを確認する意味でも見直しは必要。なぜならそういった保険の多くは損をしているケースがあるからです。

特にこれからお話しするタイプの保険に加入した(もしくはそんな記憶がある)人はすぐに保険の見直しをおすすめします。

 

「セット売り」の保険は今すぐ見直し

保険と言っても様々なタイプがあります。例えば

定期保険:保険期間が一定で満期金もない最も基本的な保険(いわゆる「掛け捨て」)
終身保険:一生涯の死亡保障を確保でき、同時に貯蓄性がある保険。
養老保険:保険期間中に死亡した場合は死亡保険金を、満期まで生存していた場合は満期金を受け取れる保険

など。またタイプが一緒でも保険会社によって保障内容や保障期間、さらには月々の保険料も変わってきます。

どのタイプの保険をどこの保険会社で加入するのがいいか?については千差万別ですが、共通して加入してはいけない保険もあります。その1つが『セット売り』されている保険です。

セット売りとは様々な保障が1つにまとまったタイプの保険こと。例えば

死亡時には1000万円給付
入院1日5000円給付
手術1回10万円給付

といった感じ。基本的に上記の保障内容は「死亡保険」と「医療保険」の両方の加入が必要となりますがセット売りであれば1つの保険で賄われます。

「1つの保険で複数の保障が手に入るのだからオトクなのでは?」と思われがちですが、実はかえって損をしている可能性があります。なぜならセット売りの場合、保障内容と月々の保険料のバランスが適切なのかが分からないからです。

つまり保険料が高い割に保障内容が足りていない可能性がセット売りの保険にはあります。保険は複雑な商品ですから「適切な保険料なのか?」を調べる意味でも一度見直しをしたほうが良いでしょう。

特に以下の2つの保険はセット売り保険の典型なので、もし下記保険に加入しているのであれば早い段階で見直しをおすすめします。

定期付終身保険

定期付終身保険とは終身保険をベースに定期保険の特約が付いた保険のこと。あくまでも終身保険ですから払込期間が過ぎれば保険料は支払わなくてもよくなります。

引用:保険見直しで失敗しない方法教えます

ただし定期付終身保険の場合、特約部分が定期保険のため一定期間ごとに保険料が上がっていく『更新型』と一律で同じ保険料の『全期型』があります。

もし更新型で契約してしまった場合、徐々に保険料が上がっていきます。ということは保険に長く加入すればするほど家計の支出を圧迫するわけです。

じゃあ全期型なら安心か?というとそんなことはありません。全期型の場合、保険料の払い込みが終了すると同時に保障内容が少なくなってしまうものもあり、結局は別の保険に加入する必要が出てきます。

どちらにしても家計と保障内容を考えたら賢い買い物ではないので、定期付終身保険はおすすめしません。だったら定期保険と終身保険を別々に加入した方が必要な保障カバーしつつ保険料を抑えられるでしょう。

定期保険、終身保険で失敗しないコツについてはそれぞれ下記ページで紹介していますのでよかったら参考にしてください。

定期保険の選び方のコツ
終身保険の選び方のコツ

アカウント型保険

アカウント型保険とは別名自由設計型保険ともいわれ、定期付終身保険に積立金ガプラスされて掛け捨てにかかる保険料を積立金から引き落としたり、まとまったお金を積立金に追加したりできる保険を指します。

引用;保険ブリッジ

・・・ここまで説明して『?』と思う人もいるかと思いますが、このアカウント型保険というのはとても複雑です。なんせただでさえ複雑な定期付終身保険に“積立金”という要素を加えたため、おそらく保険の知識が豊富にある人でない限り何を言っているか分からないでしょう。

『保険料がオトクかどうか?』は月々の保険料が保障内容に見合っているか?によります。

見合っていればそのまま継続すればいいし、見合っていないのであれば別の保険に乗り換える必要があります。しかしアカウント型保険はその見極めすらできないため、身動きができずただただ高い保険料を支払い続けるしかありません。

もしアカウント型保険に加入しているのなら、すぐに見直して別の保険に乗り換えたほうが良いでしょう。解約すればほぼ間違いなく損すると思いますが、これ以上高い保険料を支払うよりはスッパリ乗り換えたほうがまだ傷は浅く済みます。

 

保険で損しないためには見直しは必要

保険は種類もタイプも多いうえに保険会社によって保障内容も保険料も異なります。また年齢や環境の変化によっても保障内容が変わってきます。

つまり一度保険に加入したからと言ってそのまま何もせず放置しておくと、必ずと言っていいほど損をします。保険で損をしないためには定期的に見直しましょう。

特に保障内容については生活環境が変わるタイミングで見直すことをお勧めします。例えば

・社会人になった、一人暮らしをした
・結婚
・出産
・子供が独立
・マイホーム購入

など。

環境が変われば万が一の事態が起こった際の欲しい保障が変わってきます。保険はもしもに備えて入るべきものなのに「もしも」が起こった時に支援が少なかったりなかったりすると何のために保険をかけているか分かりませんよね?

また加入当時はなかった新しいお得な保険が販売されている可能性だってあります。保険はそう何度もコロコロ変える必要はありませんが、ことあるごとに見直して自分にとってベストな状態にしておくことが大切。

別に見直しをしたら絶対に乗り換えないといけないわけでもありません。今の自分が加入している保障内容が支払っている保険料に見合うか?のチェックの意味もあるので、数年に1回のペースでかまいませんので保険の見直しはやっておくといいでしょう。

 

上手に保険を見直すための豆知識

保険の見直しの重要性について先ほどお話ししましたが「じゃあどうやって見直せばいいの?」という疑問が新しく生まれると思います。

保険はかなり複雑な商品です。そのため、保険会社の人の言われたとおりに加入すると高い保険料を何年も払い続けないといけない可能性だって出てきます。

保険を見直すには、自分でもある程度「見直しのテクニック」を知っていることが大切。とはいっても別にそこまで難しいものではありません。

少なくとも次の2つのことを知って行動すれば、保険の見直しで大きな失敗をする可能性は低くなると思います。

外資の保険会社のほうが保険料は安め

保険会社といっても色々あります。昔からある会社もあれば最近名前を聞くようになった会社まで様々です。

実は会社名だけでも保険を見直すポイントはあります。その1つは「カタカナの会社名」の保険から先に検討する・・・というもの。

例えば「ソニー生命」や「プレデンシャル生命」などといった会社のこと。ほとんど外資系の保険会社ですが、見直すのであればこうした会社の保険から検討するのが良いでしょう。

もちろん日本にも有名な保険会社はたくさんあります。しかし外資の保険と比べても保険料が割高なうえに更新型の保険を販売しているため、年月が経つにつれて保険料が上がっていく傾向が強いのです。

それに比べて外資系の保険の多くは全期型、つまり保険料が上がらないタイプの保険を扱っています。そもそも外資の保険は定期保険が中心のため、保障が厚い割に保険料を安く済ませられます。

必ずしも日本の生命保険会社がダメ!というわけではありませんが、保険料の節約を目的とした見直しなのであれば、カタカナの名前の保険会社を中心に見積もりを取るといいでしょう。

無料の保険相談サービスを活用する

最近はテレビCMなども放送されているため存在を知っている人も多いと思いますが、保険について相談に乗ってくれるサービスを展開している会社があります。その会社(店舗)に赴いて保険についてアドバイスを求めるのもアリです。

保険相談サービス会社は基本的には無料で相談に乗ってくれます。ですから余計な出費もかかりませんので、積極的に利用しましょう。

また会社によっては店舗ではなく勤務先や自宅まで来てくれる派遣型のところもあります。忙しい人や子供などがいて家をあけにくい人は派遣型の保険相談サービスを利用するのもアリだと思います。

ただし、会社や店舗によって提案される内容は大なり小なり変わってきます。

保険の見直しで失敗しないためには何社かに相談して自分が一番しっくり来た提案をしてくれた会社を選ぶといいでしょう。

失敗しない保険相談サービスの選び方はこちら

 

まとめ

保険の見直しは定期的に行う必要があります。見直しをすれば保険料を抑えつつ必要な保障を維持できるため、保険は加入して放置せず何年に1回はチェックしてみてください。

特に定期付終身保険やアカウント型保険などの「セット売り」の保険に加入している人はすぐにでも無料相談サービスを活用して見直してみてください。

もしかすると今よりも保険料を安く抑えつつ、保障を厚くできるかもしれません。気になったのであればぜひ一度今加入している保険を見直してみましょう。

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