食費節約

食品まとめ買いで食費を節約するための4つの注意点

食費の節約をするために食材の“まとめ買い”をしている人は多いと思います。特売やセールなど安くなっている時にほしいものをまとめて購入することで食費を抑える・・・といった方法ですね。

確かにまとめ買いは食費を節約するうえで有効な買い物の仕方だと思います。しかし、ただまとめ買いをすれば必ず食費が抑えられる・・・というわけではありません。

まとめ買いをして食費を節約するには次の4点に注意して買い物をすることが前提。でないとまとめ買いしても食費が節約できないどころかかえって食費がかさむ原因にもなりますので、次の注意点はきちんと守ってまとめ買いしましょう。

まとめ買いする「お店」と「日にち」が大事

とりあえずスーパーに行ってほしい食材をまとめ買いすればいい・・・というわけではありません。まとめ買いはあくまでも『安くなった時』にするもので、特に特売日やセール以外の日にまとめ買いしてもそこまで節約の恩恵があるわけではありません。

つまりまとめ買いをするのであれば買い物に行く“日”がとても重要。

普段行くスーパーがいつセールをやっているのか?を把握しておく必要がありますので、スーパーの情報は逐一とれるようにしておきましょう。またタイムセールなどを実施しているスーパーであれば『何時に行けば安くなるか?』も合わせて把握しておくといいでしょう。

まとめ買いするなら「1週間分」が目安

まとめ買いは数日分の食料をまとめて買うわけですが“買いすぎ”もよくありません。日用品ならまだしも食料品には賞味期限があり、賞味期限が切れてしまうとせっかくお金を払って買ったのに捨てざるを得ないため「ムダ遣い」になってしまうからです。

つまり「使い切れる量」だけをまとめ買いすることが食費を節約するうえで大切・・・というわけ。では具体的に何日分の食料がベストか?というと長くても1週間くらいだと思います。

一週間くらいであれば野菜も持ちますし肉類も冷凍保存すれば賞味期限が切れる心配はありません。もちろん一週間分でも食材を痛ませてしまうのであれば5日分とかでも大丈夫。

要するに“使い切れる分”だけ買うのがまとめ買いで節約する基本である・・・ということ。

購入する量は自分が自炊する機会などと相談しながら決めましょう。

1週間分の献立を考えておくと買い物がラク

まとめ買いをするうえで大切なのは「使う量を適切に見極めて買えるか?」という点。まとめ買いする量を正確に見極める方法の1つとしては事前に献立を考えておくといいでしょう。

献立が決まっていれば「どんな食材がどのくらい必要か?」が逆算できます。つまり買い物で何をどれだけ買えばいいか?がハッキリするため、足りなくなって買い足しに行くことも使わないまま食材を腐らせてしまうこともありません。

献立の立て方のコツについては下記ページで紹介しています。料理のレパートリーが少ない人でもそこまでハードルが高くないと思うので参考にしながら献立を考えてみてください。

万能な食品を中心にまとめ買いする

まとめ買いをする・・・といっても、すべての食品をまとめ買いする必要はありません。むしろ

まとめ買いに適している食材
まとめ買いに適していない食材

の2種類が食料品にはあります。具体的に次の食品はまとめ買いに適しているので、これらを中心に買い物をするとうまくいくと思います。

野菜

野菜は季節によって値段が変わります。旬な野菜ほど値段が安くなるので、季節に合わせてまとめ買いする野菜を変えていくと食費を抑えられるはず。

中でも玉ねぎ、じゃがいも、にんじんはどんな料理にも使えるのである程度食材としてストックしておくのがおすすめ。もやしも安いし使える料理も多いのでまとめ買いに適していますが「安いから」といって買いすぎないように注意しましょう。

たまご

たまごはどんな料理にも使えますしスーパーによっては特売の対象になりやすいのでまとめ買いしておく食材としておすすめです。ただし家族構成によって消費するたまごの量が変わりますので適量を買うようにしましょう。

魚介類

鮮魚は全く日持ちしないため、買ったその日かもしくは翌日に使う必要があるため、どうしてもまとめ買いには向きません。しかし冷凍されたものであればある程度日持ちするため、多少であればまとめ買いも大丈夫かと。

もちろんいくら日持ちするからと言って買いすぎると賞味期限を切らしかねません。冷凍の魚介類は1つ使ったらまた買いに行く・・・というくらいのペースでいいと思います。

肉類

肉の場合、用途によって切り方や販売価格が違いますが、実際にどう使うか?は消費者の自由です。例えば「しゃぶしゃぶ用」と書いてある肉を野菜炒めに使っても問題ありません。

保存についても冷凍保存しておけば1週間くらいは持ちます。ある程度まとまった量がセールで安くなっているのであればそれを買って冷凍で保存しながら小分けで使うのもアリです。

まとめ買いするなら「自炊」は絶対

まとめ買いをする目的は安いタイミングで食材を確保すること。安い時に買っておけば当然食費は節約できますからね。

しかし、安い時に食材をまとめ買いしても買った食材を使い切らなかったら意味はありません。つまりまとめ買いというのは『自炊する』という大前提があるのです。

言い換えると、あまり自炊する習慣がない人が食材のまとめ買いをしても節約につながらない・・・ということ。

例えば一人暮らしで仕事が忙しく、平日は帰宅してから自分でご飯を作る気力がない人が、食品をまとめ買いしてもおそらく買った食材の半分近くは腐らせてしまうでしょう。買った食材を使わずに捨てるのはお金を捨てるのと一緒だと個人的には思うため、自炊できる環境でないのなら無理にまとめ買いをする必要はないと思います。

たしかにまとめ買いは食費を節約するうえで効果的な買い物の仕方の1つといえるでしょう。しかしまとめ買い“だけ”が食費を節約する唯一無二の方法というわけではありません。

大事なのは自分のライフスタイル(特に食生活)にあった方法で節約に取り組むこと。

まとめ買いで節約をしたいのであれば自炊する習慣をつけるべきですし、自炊が難しい環境にいるのであればまとめ買い以外の方法で食費を節約する方法を模索しましょう。

まとめ買いしなくても食費は節約できる?

食品をまとめ買いしても節約できない場合、別の方法で食費を抑える必要があります。実際にチョコチョコ食材に買いに行っている人でも、きちんと食費の節約に成功している人はいます。

もちろん頻繁に買い物に行きながら食費を抑えるには次の3点を心がける必要があります。この3点を押さえておけば食費がいたずらに増えたりすることはないでしょう。

1回の買い物にかける予算は必ず守る

頻繁に買い物に行けば当然ムダ遣いをする可能性も高くなります。買い物に行く回数を減らしてムダ遣いをするリスクを減らすのがまとめ買いのメリットですが、頻繁に買い物に行くとなるとどうしてもムダ遣いをしないようにする対策を考えないといけません。

その対策の1つが1回あたりの買い物における予算を決めること。

例えば「1回の買い物で賭ける額は500円」と決めたらそれ以上の買い物は絶対にしないようにしましょう。もしどうしても余計なものを買ってしまいがちならば、買い物に行く時に持参するお金を必要最低限にして「買い物できない」状態にするとムダ遣いできなくなります。

衝動買いの対策については下記ページで紹介していますので参考までにどうぞ。

1円でも安いものを買う

食品を頻繁に買う場合、基本的に買った当日もしくは次の日に使うことが多いと思います。つまり賞味期限を気にする必要がないため、価格で買うものを選ぶと節約につながりやすくなります。

例えば惣菜でも、あえて見切れ品を買ってその日のうちに食べてしまえば食費は節約できますよね?食材を買う時に賞味期限も合わせて確認すべきですが頻繁に食品を買う時は1円でも安いものを選ぶようにしましょう。

安いお店で買う

買い物に頻繁に行くのであれば「その日最も安いお店」で買う習慣をつける必要があります。例えば弁当でもコンビニで買うより弁当屋さんの方が安いですしスーパーによっては300円とかで弁当を売っているお店があればそこで買うようにしましょう。

どこのお店が安いか?についてはある程度情報収集が必要になります。「弁当買うならここ」「惣菜はここ」というように、それぞれ最安値のお店をピックアップして、そこでしか買わないようにすると食費も抑えられます。

まとめ

食費を節約するうえで「食材の買い方」は最も大事なポイントだと思います。そして安い時にまとめ買いするのは食費節約の基本ともいえるでしょう。

しかし『まとめ買い=食費の節約』といわけではありません。

買った食材をきちんと使い切れて“食費の節約”ができたといえます。買った食材を捨てないためにも「買う量」や「買い物に行くタイミング」などを自分のライフスタイルに合わせて行ってください。